LINE公式アカウントの配信効果を高めるうえで、リッチメッセージのサイズを何pxにすべきか迷う担当者は少なくありません。サイズを間違えると、入稿時にエラーになったり、画像が見づらくなったりして、せっかくの配信が成果につながりにくくなります。
この記事では、LINEリッチメッセージの最適サイズと、リッチメニュー用サイズとの違いを整理したうえで、使える画像サイズの一覧、作成時の注意点、クリックにつなげるコツまで解説します。これから作る方も、作り直しを防ぎたい方も、順に読み進めれば必要な情報が見つかるはずです。
LINEリッチメッセージは、まず正方形 1040×1040pxを基準に考えるのが基本です。一方で、2500×1686pxや2500×843pxはリッチメニューのサイズであり、リッチメッセージと混同しないことが重要です。サイズの正解だけでなく、文字量、ボタンの置き方、余白の取り方まで含めて設計すると、見やすさとクリック率を両立しやすくなります。
LINEリッチメッセージの最適サイズは1040×1040px
まず押さえたいのは「リッチメッセージ」と「リッチメニュー」の違い
結論からいうと、LINEリッチメッセージを作成する際にまず基準にしたいのは1040×1040pxの正方形サイズです。実務では、リッチメッセージとリッチメニューを混同してしまい、別のサイズで制作してしまうケースがあります。しかし、1040×1040pxはリッチメッセージ、2500×1686px・2500×843pxはリッチメニュー用のサイズです。ここを誤ると、入稿前の差し戻しや作り直しにつながります。
出典:LINE公式アカウントマネージャー マニュアル
リッチメッセージで使える画像サイズの一覧
リッチメッセージの画像は横幅1040pxで固定されており、高さはテンプレートによって選べます。正方形以外にも横長・縦長・カスタムが用意されているため、伝えたい情報量に合わせて使い分けましょう。
| テンプレート | サイズ | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 正方形 | 1040×1040px | 迷ったらまずこれ。キャンペーン告知やクーポンなど幅広い訴求に対応しやすい |
| 横長 | 1040×350px/1040×585px/1040×700px | 画面の占有を抑えたお知らせや、バナーのような軽い訴求 |
| 縦長 | 1040×1300px/1040×1850px | 情報量の多い告知や、縦に大きく見せたい商品訴求 |
| カスタム | 幅1040px×高さ520〜2080px | 独自のレイアウトで作りたい場合(タップ領域は1箇所のみ) |
出典:LINE公式アカウントマネージャー マニュアル
なお、画像内を分割して複数のタップ領域を設定できるのは正方形テンプレートが中心です。複数の遷移先を持たせたい場合は、1040×1040pxで作成したほうが設計の自由度が高くなります。
なぜ1040×1040pxを基準にすると作りやすいのか
1040×1040pxは正方形なので、情報の整理がしやすいのが特長です。商品の訴求、キャンペーン告知、クーポン配布、記事誘導など、1つのテーマを1枚で伝えやすく、スマホ画面でも視認性を保ちやすくなります。特にLINEでは流し見されることも多いため、最初の数秒で内容が伝わる構成が欠かせません。
また、画像内に情報を詰め込みすぎると、文字が小さくなり、かえって読まれにくくなります。サイズの正解を知るだけでなく、「何を残して何を削るか」を決めることが、成果の出るリッチメッセージ作成では重要です。
LINEリッチメッセージをサイズどおり作成する際の注意点
1. 1枚の中に情報を詰め込みすぎない
リッチメッセージで成果を出したいなら、1配信1目的を意識しましょう。セール告知なのか、クーポン訴求なのか、商品詳細への導線なのかを明確にしないまま情報を盛り込むと、ユーザーはどこを見ればよいか迷ってしまいます。見出し、メインビジュアル、行動喚起の順に視線が流れる構成にすると、クリックされやすくなります。
2. 文字は大きく、短く、要点を絞る
スマホで表示される前提のため、長文は不向きです。特に画像の四隅や下部に細かな説明を詰め込むと、読み飛ばされやすくなります。おすすめは、ベネフィットがひと目で伝わる短い見出しと、行動を後押しする一言だけに絞る構成です。たとえば「新作発売中」「今だけクーポン配布」「詳しくはこちら」など、読み手が次の行動を取りやすい表現が向いています。
3. タップしてほしい場所を視覚的に明確にする
リッチメッセージは、見てもらうだけでなく、タップしてもらって初めて成果につながります。そのため、ボタン風のデザイン、矢印、色のコントラストなどを使い、どこを押せばよいかをわかりやすく示すことが大切です。逆に、画像全体に情報が散らばっていると、タップポイントが曖昧になり、反応率が落ちやすくなります。
- 画像サイズは横幅1040px(正方形なら1040×1040px)になっているか
- リッチメニュー用サイズと混同していないか
- 訴求は1つに絞れているか
- 文字が小さすぎないか
- どこを押せばよいかひと目でわかるか
4. ファイル形式と容量の条件も確認する
リッチメッセージに使える画像は、JPG・JPEG・PNG形式で、容量は10MB以下と定められています。また、アップロード後に表示範囲の切り抜き調整はできないため、あらかじめ正確なサイズで書き出しておくことが大切です。制作時は書き出し形式や画質設定も見直し、視認性を落とさずに条件へ収めましょう。
出典:LINE公式アカウントマネージャー マニュアル
プロフィール画像やカードタイプメッセージなど、リッチメッセージ以外の画像サイズも確認しておきたい方は、LINE公式アカウントで画像を送る方法や最適サイズを解説した記事もあわせて参考にしてください。
LINEリッチメッセージのメリット・注意点
| 項目 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| サイズ設計 | 1040×1040pxを基準にすると制作判断がしやすい | リッチメニュー用サイズと混同すると作り直しになりやすい |
| 訴求力 | 画像で直感的に情報を伝えられる | 情報過多だと何を伝えたいのかぼやける |
| 導線設計 | タップ先を明確にするとクリックされやすい | 行動喚起が弱いと開封されても遷移につながりにくい |
| 運用面 | キャンペーンや新商品訴求に活用しやすい | 配信頻度や内容次第ではブロックにつながる可能性がある |
LINEリッチメッセージを成果につなげるサイズ活用のコツ
配信目的に合わせてデザインを変える
同じ1040×1040pxでも、目的によって最適な構成は変わります。たとえばクーポン配信なら特典の大きさを前面に出し、商品紹介なら商品画像と使用シーンを中心に見せるほうが反応を得やすくなります。サイズは共通でも、中身の優先順位は目的に合わせて変えるべきです。
配信後の導線まで含めて考える
リッチメッセージは単体で完結する施策ではありません。タップ後に遷移するページの内容まで含めて設計すると、成果に差が出やすくなります。誰に・いつ・どの画像を届けるかという配信設計まで見直すと、同じ画像でもクリック率は変わってきます。LINE運用全体の成果を高めたいなら、配信面のデザインだけでなく、配信ツールの活用や導線改善もあわせて検討するのがおすすめです。
よくある質問
LINEリッチメッセージのサイズは1種類だけですか?
いいえ、横幅1040pxを共通として、正方形(1040×1040px)のほかに横長・縦長・カスタムのテンプレートが選べます。ただし、迷ったらまず正方形を基準にすると設計しやすいでしょう。制作時には管理画面やテンプレートの仕様変更がないかも確認し、最新の公式情報に合わせて運用することが大切です。
2500×1686pxで作ってはいけませんか?
2500×1686pxはリッチメニューのサイズとして使われるものです。リッチメッセージとは用途が異なるため、同じ感覚で使わないように注意しましょう。
リッチメッセージに文字はどのくらい入れてよいですか?
明確な文字数の正解よりも、スマホでひと目で読めるかどうかが重要です。長文よりも、短い見出しと行動喚起に絞ったほうが反応を得やすくなります。
リッチメッセージだけで成果は出ますか?
一定の訴求力はありますが、成果を最大化するには配信内容、タイミング、セグメント、遷移先ページまで含めた設計が欠かせません。配信ツールや運用体制もあわせて見直すと、改善しやすくなります。
まとめ
LINEリッチメッセージの最適サイズで迷ったら、まずは1040×1040pxを基準に考えるのが基本です。あわせて、リッチメニュー用サイズと混同しないこと、情報を詰め込みすぎないこと、タップしたくなる導線を作ることが重要です。サイズだけを合わせても成果は出ません。見やすさ、わかりやすさ、押しやすさまで設計してこそ、ユーザーに必要な情報が届きやすくなります。
サイズの正解がわかったら、次に気になるのは、作った画像を誰にいつ届ければクリックや売上につながるのかではないでしょうか。配信ツールを活用すると、セグメント配信や効果測定まで含めて配信を最適化しやすくなります。以下の記事で具体的なメリットを解説しています。