LINE配信のROASを劇的に改善する方法|2000%超の実践事例

LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、
「LINE配信のROASをもっと高めたい」
「施策を打っても成果が出ない」とお悩みのEC・マーケティング担当者に向けて、ROAS2,000%超えを実現した実践的な改善方法をわかりやすく解説します。

この記事を読むことでROASの基礎計算式から、セグメント配信・カゴ落ちリマインド・ID連携活用までを理解することができ、すぐにアクションへ移せる内容となっています。

LINE配信のROASとは?基本の計算式から理解する

ROASの定義と計算式

ROASとは「Return On Advertising Spend(広告費用対効果)」の略称で、広告・配信にかけたコストに対してどれだけの売上を得られたかを数値化する指標です。LINE配信の文脈では、メッセージ配信にかかったコスト(LINE公式アカウントの料金+MAツール費用など)と、配信経由で発生した売上の比率で算出します。

ROAS 計算式

ROAS(%)= LINE配信経由の売上 ÷ 配信にかかったコスト × 100
例:配信コスト10万円 / LINE経由売上200万円 → ROAS=2,000%

ROASが高いほど「少ないコストで大きな売上を生み出せている」状態を意味します。一方でROASが低い場合は、配信コストに見合った売上が得られておらず、施策の見直しが必要なサインです。マーケティング部門がLINE配信の価値を経営層や上司に説明する際も、ROASは最もわかりやすいKPIのひとつです。

なぜLINEのROAS改善が急務なのか

LINEは月間利用者数1億人超(2025年12月末時点、LINEヤフー株式会社調べ)を誇り、日本のコミュニケーションインフラとして定着しています。LINEメッセージの開封率は約55%(LINEヤフー社調べ)と、メールマガジンの開封率(約20%)を大きく上回ります。それほどリーチしやすいチャネルでありながら、「友だちを集めたのにROASが伸びない」という企業は少なくありません。

その主な原因は、「誰に・何を・いつ送るか」の配信設計が最適化されていないことにあります。全員に同じメッセージを送る「一斉配信」を続けているだけでは、配信コストに対する売上貢献度は頭打ちになります。逆に言えば、配信設計を適切に改善するだけでROASは劇的に変わります。

LINE配信のROASを劇的に改善する5つの方法

① 一斉配信からセグメント配信へ切り替える

ROASを引き下げる最大の要因が「全員に同じメッセージを送る一斉配信」です。ユーザーの購入履歴・閲覧行動・メッセージへの反応をもとにグループ分けし、それぞれに最適化されたメッセージを届けることで、同じ配信コストでも売上貢献度は大きく高まります。

セグメントの軸 具体例 推奨アプローチ
購入回数 初回購入者 / リピーター / 休眠顧客 ステップ配信・復帰促進クーポン
購入カテゴリ コスメ購入者 / 食品購入者 関連商品・クロスセル配信
行動履歴 カート追加未購入 / 商品詳細閲覧者 リマインド・背中押し配信
メッセージ反応 5回連続未開封ユーザー 配信を自動停止してコスト削減

特に重要なのが「5回連続未開封ユーザーへの配信停止」です。反応しないユーザーへの配信を続けるとブロック率が上昇し、ROASをさらに悪化させます。セグメント配信は売上最大化と配信コスト最適化を同時に実現できる、ROAS改善の最重要施策です。

② カゴ落ちリマインド配信を自動化する

「カゴ落ち(カート放棄)」はEC事業における売上機会損失の最大要因のひとつです。商品をカートに入れたまま離脱したユーザーに対し、行動から60分以内にリマインドメッセージを自動送信することで、購買意欲が残っているタイミングで再アプローチできます。

MAツールを活用すれば、商品フィードから自動でカルーセルメッセージが生成されるため、バナー制作・商品マスタの手動登録は不要です。導入後すぐにROASへの直接効果が期待できる、費用対効果の高い施策といえます。カゴ落ちリマインド以外にも、商品詳細ページを閲覧したが購入に至らなかったユーザーへの「閲覧リマインド」、購入商品に関連する商品を提案する「クロスセル配信」も動的に自動化できます。

③ ID連携を強化してLTV差を最大活用する

LINE友だちと自社会員IDを紐づける「LINE ID連携」は、ROAS改善の土台となる施策です。ID連携が完了すると、購入履歴・会員ランク・ポイント残高などCRMデータをもとにしたパーソナライズ配信が可能になります。

ID連携の効果

Ligla導入企業全体(業種横断)のデータによると、ID連携者と非連携者のLTV(顧客生涯価値)には1.8倍の差が生じます(出典:Ligla公式)。ID連携率の業界一般的な目安は20〜40%程度とされていますが、適切な施策設計で業界トップクラスの連携率を達成した事例もあります。

ID連携の促進には、友だち追加時の特典クーポンや、マイページログイン誘導のリッチメニュー設置が有効です。連携率を1%改善するだけでも、長期的なLTV・ROASへの影響は大きくなります。

④ ID未連携の友だちにもパーソナライズ配信を届ける

多くの企業が見落としがちなのが、LINE友だちの多数派はID未連携のライトユーザーという事実です。一般的なMAツールはID連携者のみにパーソナライズ配信を届けます。しかし、Web閲覧履歴(どの商品を見たか・カートに入れたかなど)をもとにID未連携の友だちにもパーソナライズ配信ができるツールを活用すれば、配信対象の母数が大幅に拡大します。

未連携のライトユーザーにも「あなたが見ていた商品」「今あなたにおすすめの商品」をリアルタイムで届けることで、ROASの損失を取り戻すと同時に、ID連携促進のきっかけにもなります。

⑤ PDCAを回してブロック率を管理する

ROASを継続的に高めるには、配信後のデータを定期的に確認し改善サイクルを回すことが不可欠です。確認すべき主要KPIは以下の通りです。

  • 開封率:メッセージが実際に読まれているか
  • CTR(クリック率):コンテンツや訴求が興味を引いているか
  • CVR(コンバージョン率):クリック後に購買行動につながっているか
  • ROAS:配信コストに対する売上効率の総合指標
  • ブロック率:配信頻度・内容がユーザーに受け入れられているか

特にブロック率の上昇は、友だちを失うだけでなくROASを直撃します。反応のないユーザーへの配信を自動停止する仕組みを持つことが、コスト削減と健全な友だちリストの維持につながります。

ROAS2,000%超えを実現した企業の実践事例

バロックジャパンリミテッド|ROAS2,000% ・ ID連携率42.3%を達成

MOUSSY・SLYなど人気アパレルブランドを展開するバロックジャパンリミテッドは、LINE特化型MAツール「Ligla」を導入し、ROAS2,000%を達成しました(出典:Ligla公式)。

バロックジャパンリミテッドの課題と施策・成果

【課題】LINE友だちの多くが会員ID未連携のライトユーザー。一斉配信中心の運用でブロック率が上昇し、施策効果が頭打ちになっていた。
【施策】Ligla導入によりID未連携の友だちにもWeb閲覧履歴をもとにしたリマインド・レコメンドを自動配信。ID連携促進施策も並行して実施。
【成果】ROAS2,000%を達成。ID連携率42.3%(業界でもトップクラスの水準)を実現。LINE経由のEC売上が大幅に伸長。

ID連携者と非連携者のLTVに1.8倍の差があるなか、ライト層へのパーソナライズアプローチを整備したことが、高いID連携率とROASの両立につながりました。「一斉配信からの脱却」と「ID未連携者を含む全友だちへの最適化」が、ROAS2,000%超えの核心です。

じげん|1日30分の運用でCVR 139%向上を実現

「リジョブ」「アルバイトEX」などの求人サービスを運営する株式会社じげんは、Liglaの導入により配信業務を自動化し、運用担当者1名でも高い成果を出す体制を構築しました(出典:Ligla公式)。

指標 成果
CVR 139%向上(基準比39%改善)
アンケート回答率 約60%(新規友だちへの自動配信)
1日の運用工数 30分

新規友だち(1日約150人)に自動でアンケートを配信し、約60%が全問回答。回答データをもとに求人フィードから最適な求人情報をリアルタイム配信することで、CVR改善と工数削減を同時に実現しています。「CVR 139%向上」は「基準比39%の改善」(基準を100%としたとき139%になった)を意味し、元の値から139%増えた(2.39倍)とは異なる点にご注意ください。

LINE公式アカウントのプランとROAS試算への活用

ROASを正確に計算するためには、配信コストの根拠となるLINE公式アカウントの料金プランを把握しておくことが欠かせません。現行3プランの概要は以下の通りです。最新情報は必ずLINEヤフー for Business 公式サイト(lycbiz.com)でご確認ください。

プラン名 月額(税別) 無料通数 追加配信
コミュニケーションプラン 0円 200通/月 不可
ライトプラン 5,000円 5,000通/月 不可
スタンダードプラン 15,000円 30,000通/月 可(従量課金)
注意:ライトプランの追加配信は「不可」

ライトプランは月5,000通を超える配信ができません(追加配信不可)。友だち数が増えて本格的なROAS改善施策を実施するには、追加配信が可能なスタンダードプラン以上への移行を検討してください。

LiglaならLINE配信の効率化実績多数

ここまで紹介してきたROAS改善施策——セグメント配信、カゴ落ちリマインド、ID連携強化、ID未連携者へのパーソナライズ配信、PDCAの継続——を開発不要・少人数で・自動化して実現できるのが、LINE特化型マーケティングオートメーションツール「Ligla(リグラ)」です。

Liglaは東証プライム上場のブレインパッドグループが提供するLINE特化MAツールで、LINEヤフー認定 Technology Partnerとして、EC・小売・アパレル・人材など幅広い業種の企業を支援しています。

  • ID未連携の友だちにもWeb閲覧履歴を活用したパーソナライズ配信が可能(一般的MAツールは連携者のみ)
  • 当日のWeb行動データをリアルタイムに配信へ反映(一般的なMAツールは翌日以降が多い)
  • 商品フィードから配信コンテンツを自動生成(バナー制作・商品マスタ登録不要)
  • 開発不要・ノーコードで導入可能。導入から配信開始まで約8週間
  • Liglaのメッセージ配信費用は月間50万通まで無料

バロックジャパンリミテッド(ROAS2,000%・ID連携率42.3%)、じげん(CVR 139%向上・1日30分運用)をはじめとする多数の実績を積み重ねています。LINE配信のROAS改善・効率化にお悩みの際は、ぜひ一度Ligla公式サイトをご覧ください。

▶ Ligla(リグラ)公式サイトはこちら