LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウントで配信する画像や動画の最適なサイズについて詳しく解説いたします。
LINE公式アカウントでは、機能ごとに推奨される画像・動画サイズが細かく設定されており、適切なサイズで制作することでユーザーエンゲージメントを向上させ、メッセージの効果を大幅に向上させることができます。
本記事では、2025年最新の情報をもとに、各機能の推奨サイズから実際の設定方法まで、マーケティング初心者の方でも理解しやすいよう丁寧にご紹介いたします。
LINE公式アカウント機能別画像・動画サイズ一覧表
まず、LINE公式アカウントで使用できる主要機能の推奨サイズを一覧でご確認ください。
| 機能名 | 推奨画像サイズ(幅×高さ) | ファイル形式 | ファイル容量 |
|---|---|---|---|
| プロフィール画像 | 640px × 640px | JPG、JPEG、PNG | 3MB以下 |
| プロフィール背景画像 | 1000px × 635px | JPG、JPEG、PNG | 10MB以下 |
| リッチメニュー(大) | 1200px × 810px | JPG、JPEG、PNG | 1MB以下 |
| リッチメニュー(小) | 1200px × 405px | JPG、JPEG、PNG | 1MB以下 |
| リッチメッセージ(正方形) | 1040px × 1040px | JPG、JPEG、PNG | 10MB以下 |
| リッチメッセージ(横長) | 1040px × 350px〜700px | JPG、JPEG、PNG | 10MB以下 |
| メッセージ配信(動画) | 推奨サイズなし | MP4、M4V、MOV、AVI、WMV | 200MB以下 |
LINE公式アカウントでは機能ごとに厳格なサイズ制限が設定されています。推奨サイズから大きく外れると、画像が切れたり表示が崩れたりする可能性があるため、事前の確認が必要です。
リッチメニューの画像サイズ設定
リッチメニューは、トーク画面下部に固定表示される重要なナビゲーション機能です。ユーザーを特定のページや機能に誘導するために活用されます。
リッチメニューのサイズバリエーション
リッチメニューには大きく分けて2つのサイズがあります。
- 大サイズ:1200px × 810px(推奨)
- 小サイズ:1200px × 405px(推奨)
なお、高解像度対応として以下のサイズも利用可能です。
- 大サイズ(高解像度):2500px × 1686px
- 小サイズ(高解像度):2500px × 843px
リッチメニュー作成時の注意点
リッチメニューを作成する際は、以下の点にご注意ください:
- ファイル容量は1MB以下に抑える必要があります
- 推奨サイズで作成すると、アップロード後の調整が不要になります
- テキストや重要な要素は中央に配置することを推奨します
リッチメッセージの最適なサイズ設定
リッチメッセージは、画像全体をタップ領域として設定できる視覚的インパクトの高い配信形式です。
リッチメッセージのサイズパターン
| 形状 | 推奨サイズ | 主な用途 |
|---|---|---|
| 正方形 | 1040px × 1040px | 商品画像、ロゴ表示 |
| 横長 | 1040px × 350px、700px、585px | バナー、キャンペーン告知 |
| 縦長 | 1040px × 1300px、1850px | 詳細情報、ストーリー性のあるコンテンツ |
| カスタム | 1040px × 520px〜2080px | 自由なレイアウト設計 |
リッチメッセージは利用範囲の切り取りができないため、事前に正確なサイズで画像を作成する必要があります。LINE Creative Labなどのテンプレートツールの活用をおすすめします。
動画配信の技術的制限と推奨設定
LINE公式アカウントでは、複数の方法で動画を配信することができます。2025年現在、動画マーケティングは必須の施策となっており、適切な設定で配信することが重要です。
動画配信方法別の制限事項
| 配信方法 | ファイルサイズ制限 | 対応フォーマット | 時間制限 |
|---|---|---|---|
| リッチビデオメッセージ | 200MB以下 | MP4、MOV、WMV | 制限なし |
| メッセージ添付動画 | 200MB以下 | MP4、M4V、MOV、AVI、WMV | 5分以内推奨 |
| LINE VOOM投稿 | 500MB以下 | MP4、M4V、MOV、AVI、WMV | 最大20分 |
動画制作時の最適化ポイント
効果的な動画配信を実現するため、以下の点を意識して制作しましょう:
- スマートフォン最適化:縦長動画(9:16比率)での制作を推奨
- ファイルサイズ:200MB以下という制限があるため、適切な圧縮が必要
- 音声配慮:音声なしでも内容が理解できる字幕の設置
- 冒頭のインパクト:最初の3秒で興味を引くフック要素の配置
カードタイプメッセージの画像サイズ
カードタイプメッセージは、複数の画像とテキスト、ボタンを組み合わせたカルーセル形式で、商品やサービスの紹介に適しています。
テンプレート別推奨比率
- プロダクトタイプ:1.54:1(例:770px × 500px)
- ロケーションタイプ:1.54:1(例:770px × 500px)
- パーソンタイプ:1:1(例:500px × 500px)
- イメージタイプ:1.11:1(例:555px × 500px)
その他の重要機能のサイズ設定
プロフィール設定
アカウントの「顔」となる重要な画像です。
- プロフィール画像:640px × 640px(正方形、最終的に丸く切り取られる)
- プロフィール背景画像:1000px × 635px(横長に切り取られる)
クーポン・ショップカード
特典配信に活用される機能です。
- クーポン:640px × 640px(正方形)または1000px × 665px(横長推奨)
- ショップカード:1920px × 960px
複数の機能で同時に使用できるよう、1040pxや1200px幅をベースとしたデザインシステムを構築することで、制作効率を大幅に向上させることができます。
サイズ最適化による効果向上のポイント
適切なサイズで画像・動画を配信することで、以下のような効果が期待できます。
ユーザーエンゲージメントの向上
- クリック率(CTR)の向上:適切なサイズにより視認性が向上
- メッセージ開封率の向上:魅力的な画像による興味喚起
- 滞在時間の延長:読み込み速度の改善による快適な閲覧体験
コンバージョン率の改善
適切なサイズで制作された画像や動画は、ユーザーの購買意欲を効果的に刺激し、最終的な成約率向上につながります。
2025年の最新トレンドと今後の展望
2025年現在、LINE公式アカウントの画像・動画機能はさらなる進化を遂げています。
- 高解像度対応:より鮮明な画像表示への対応強化
- AI機能との連携:自動画像最適化機能の導入
- インタラクティブ要素:画像内でのユーザーアクション拡充
- パーソナライゼーション:個別最適化された画像配信
まとめ:効果的なLINE配信のためのサイズ設定
LINE公式アカウントでの画像・動画配信において、適切なサイズ設定は成功の重要な要素です。機能ごとに設定された推奨サイズを守ることで、視覚的なインパクトを最大化し、ユーザーとの関係性を深めることができます。
本記事でご紹介したサイズ設定を参考に、あなたのビジネスでも効果的なLINE配信にチャレンジしてみてください。適切な戦略と継続的な改善により、必ずや大きな成果を得ることができるはずです。
画像・動画のサイズ設定で不明な点がございましたら、詳細は公式サイトをご確認ください。