LINE公式アカウントのクーポン機能は、簡単な操作でデジタルクーポンを作成し、友だちに配信できる機能です。
「500円OFF」「ドリンク1杯無料」「10%OFF」など内容を自由に設定でき、来店促進や購買意欲の喚起、リピーター育成まで幅広く活用できます。
本記事では、LINE公式アカウントでのクーポン発行方法と作り方を、初心者にもわかりやすく解説します。
クーポンの種類、作成手順、配信方法、効果的な作り方のコツ、運用時の注意点まで網羅していくので、これからLINE公式アカウントでクーポン施策を始めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
クーポン機能はすべての料金プラン・アカウントタイプで無料利用できるのが特徴。
「条件なし」「抽選」「友だち紹介」の3つの獲得条件と、メッセージ・リッチメニュー・あいさつメッセージなど多彩な配信方法を組み合わせることで、ブロック率の低下と来店促進を同時に実現できます。
LINE公式アカウントのクーポン機能とは
LINE公式アカウントのクーポン機能は、LINE公式アカウント内でデジタルクーポンを作成し、友だちに配信できる機能です。
店頭での割引はもちろん、ECサイトやオンラインサービスでも活用できる柔軟性が特徴。クーポンの内容は「500円OFF」「ドリンク1杯無料」「10%OFF」など、自由に設定できます。
クーポンは、LINE公式アカウントの友だちに配信するだけでなく、ホームページやSNSなどで拡散することもできます。
ユーザーはLINE公式アカウントを友だち追加することで、クーポンを利用できるようになります。
LINE公式アカウントのすべての料金プラン(コミュニケーション・ライト・スタンダード)とアカウントタイプ(未認証・認証済)で無料利用できる点もメリットになります。
LINE公式アカウントでクーポンを発行する3つのメリット
クーポン機能を活用することで、さまざまな効果が期待できます。代表的な3つのメリットを整理しました。
来店促進・購買意欲の喚起につながる
クーポンは、来店や商品購入といったユーザーの具体的なアクションを促すきっかけになります。
「3,000円以上の購入で500円OFF」のような利用条件で客単価向上を狙ったり、「本日限定」のような期限設定で「今すぐ利用しないと損」という心理を働かせたりできるところがポイントです。
ブロック率の低下が期待できる
定期的にお得なクーポンを配信することで、ユーザーに「このアカウントと友だちでいれば、お得な情報がもらえる」と認識してもらえるようになります。
その結果、「ブロックするのはもったいない」という心理が働き、ブロック率の低下につながるところが大きな利点です。
LINE上での新規友だち獲得にもつながる
「友だち追加で〇〇プレゼント」のような友だち追加特典としてクーポンを活用すれば、新規友だちの獲得を効率的に進められます。
さらに「友だち紹介クーポン」を使えば、既存友だちが新規ユーザーを連れてくる仕組みも構築可能です。
LINE公式アカウントで作れるクーポンの種類
LINE公式アカウントのクーポンには、獲得条件によって3種類が用意されています。目的に応じて使い分けるのがポイントです。
| 種類 | 特徴 | おすすめの活用シーン |
|---|---|---|
| 条件なし(通常クーポン) | 配布したすべてのユーザーが獲得できる汎用クーポン | 来店促進、定期配信、友だち追加特典など |
| 抽選付きクーポン | 当選確率1〜99%、当選者数上限も設定可能 | キャンペーン、ゲーム感覚で楽しんでもらいたい場面 |
| 友だち紹介クーポン | 紹介した人・された人の両方がクーポンを獲得できる | 新規友だち獲得、口コミ拡散の促進 |
友だち紹介クーポンは2024年8月に実装された比較的新しい獲得条件で、新規ユーザー獲得施策との相性が抜群です。
抽選付きクーポンはイベント時の演出として活用すると、ユーザーに楽しんでもらいながら配信できます。
LINE公式アカウントでクーポンを発行する手順
クーポンの作成は、LINE Official Account Managerの管理画面から簡単に行えます。基本的な作成手順を順番に見ていきましょう。
- LINE Official Account Managerにログイン
- ホームタブの左メニューから「クーポン」を選択
- 画面右上の「作成」をクリック
- 獲得条件を選択(条件なし/抽選/友だち紹介)
- クーポン名・有効期限・写真・利用ガイドなどを入力
- クーポンコード・使用回数・公開範囲・LINEヤフーサービスへの掲載などの詳細を設定
- プレビューで表示を確認して保存
クーポン作成で設定する主な項目
クーポン作成画面では、以下の9項目を設定します。これらを丁寧に設定することで、ユーザーにとってわかりやすいクーポンになります。
| 項目 | 設定内容のポイント |
|---|---|
| クーポン名 | 「友だち追加で500円OFF」のように特典内容が一目でわかる名前にする |
| 有効期限 | 開始日時と終了日時を必ず設定(過ぎると自動停止) |
| 写真 | 横800px×縦500pxの画像推奨(1MB以下推奨、10MB上限) |
| 利用ガイド | 「平日のみ利用可能」など条件があれば必ず明記する |
| クーポンコード | ECサイト用に最大16文字の英数字を設定可能 |
| 使用回数 | 「1回限り」or「何度でも使える」を選択 |
| 公開範囲 | 「友だちのみ」or「全体公開」(全体公開なら拡散可能) |
| LINEヤフーサービスへの掲載 | 掲載すると新規ユーザーへのリーチが広がる |
| 獲得条件 | 条件なし/抽選/友だち紹介から選択 |
クーポンの主な配信方法
作成したクーポンは、さまざまな方法で友だちに届けられます。それぞれメリット・適したシーンが異なるので、目的に合わせて使い分けるのがおすすめです。
- メッセージ配信:友だち全員または絞り込んだセグメントに一斉配信できます。タイムセール・期間限定キャンペーンに最適
- あいさつメッセージ:友だち追加直後の自動配信メッセージにクーポンを組み込めます。新規友だち獲得・初回利用促進に効果的
- リッチメニュー:トーク画面下部に常時表示されます。メッセージ通数を消費せず継続的にクーポンを訴求できる
- リッチメッセージ:画像とテキストを組み合わせた視覚的な配信ができます。クリック率が高くなりやすい
- 応答メッセージ:特定キーワードに反応して自動配信されます。シークレット特典演出にも使える
- LINE VOOM:ショート動画と一緒に投稿できます。友だち以外にもリーチ可能
- リサーチ(アンケート)機能:アンケート回答のお礼として配布します。回答率アップに効果的
- SNS・ホームページでのシェア:URLで拡散できるため、新規流入経路としても活用可能
効果的なクーポンの作り方のコツ
クーポンの効果を最大化するには、設計と運用にいくつかのコツがあります。具体的なポイントを押さえて運用してみましょう。
具体的な特典内容と緊急性を演出する
「お得なクーポン」だけでは響きにくいため、「500円OFF」「本日限定」のように具体的な特典内容と緊急性を組み合わせるのが効果的。
ユーザーの「今すぐ利用したい」という気持ちを刺激することで、即時の来店や購入につながります。
配信タイミングを最適化する
LINEメッセージの平均開封率は約55%(2022年6月 LINEヤフー株式会社調べ)と高水準ですが、配信時間帯で開封率は大きく上下します。
平日昼休み(12:00〜13:00)や週末前の金曜夕方、給料日後の25日前後など、ターゲットの行動パターンに合わせて配信タイミングを設計しましょう。
出典:LINEヤフー株式会社
状況に応じたクーポン配信を行う
「雨の日限定クーポン」「閉店間際の駆け込みクーポン」など、状況に応じたクーポン配信も効果的です。
タイミングを工夫することで、配信1通あたりの反応率を高められます。
画像とプレビューで仕上がりを確認する
クーポン画像はユーザーの目に触れる重要な要素。訴求効果を高めるためにも、必ず画像を設定し、管理画面右下のプレビューで仕上がりを確認しながら作成するのがおすすめです。
LINE公式アカウントでクーポンを運用するときの注意点
クーポン施策を効果的に進めるためには、いくつかの注意点も押さえておく必要があります。
- 配信頻度を抑えすぎず、出しすぎない:月2〜4回程度がブロックされにくい最適な目安
- 利用条件は必ず明記する:「平日のみ」「3,000円以上のお買い上げ時」など条件はトラブル回避のため明確に
- 割引率が低すぎないか確認する:5%以下のクーポンは魅力に乏しく利用率が下がりやすい
- 保存後の編集は不可:作成後の編集はできないため、保存前にプレビューで必ず確認
- 公開範囲の設定に注意:「プロフィール内クーポン」設定時は友だち以外もクーポンを入手できるので意図しない流出に注意
頻繁すぎる配信はブロック増加につながり、配信が少なすぎると存在感が薄れます。月2〜4回程度の配信頻度を基本にしつつ、季節キャンペーンや限定イベント時はスポット配信を組み合わせるのが定番の運用パターンです。
まとめ
LINE公式アカウントのクーポン機能は、来店促進・購買意欲の喚起・ブロック率低下・新規友だち獲得まで、幅広い効果が期待できる優秀な施策です。
重要なポイントは以下の通りです。
- クーポンには「条件なし」「抽選」「友だち紹介」の3種類があり、目的に応じて使い分ける
- 作成はLINE Official Account Managerの管理画面から9項目を設定するだけ
- 配信方法はメッセージ・リッチメニュー・あいさつメッセージなど多彩
- 具体的な特典内容と緊急性、配信タイミングの最適化が効果を左右する
- 配信頻度は月2〜4回程度が目安、利用条件は必ず明記する
クーポンは「お得な情報がもらえるアカウント」という認知を高め、長期的な顧客関係づくりにも貢献します。
本記事の手順を参考に、自社のビジネスに合わせたクーポン施策を始めてみてください。
ただし、せっかくのクーポンもブロックされていては届きません。クーポン施策と並行して、ブロック率改善も次のステップとして取り組むのが理想的。LINE公式アカウントの運用効果を最大化するために、ぜひあわせてご覧ください。