LINEマーケティング自動化サービスLigla（リグラ）のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウントをブロックできない原因について詳しく解説いたします。
LINE公式アカウントのブロック機能は通常簡単に操作できますが、時として「ブロックできない」という問題が発生することがあります。
本記事では、その主要な原因と具体的な解決策を、マーケティング初心者にも分かりやすくご説明いたします。
- 1 LINE公式アカウントをブロックできない主要原因と解決策を詳しく解説
LINE公式アカウントのブロック機能の基本仕組み
LINE公式アカウントのブロック機能は、不要なメッセージや通知を停止するための重要な機能です。通常、この機能は簡単に使用できるよう設計されていますが、特定の条件下では正常に動作しない場合があります。
ブロック機能を使用すると、そのアカウントからのメッセージ配信や通知が届かなくなります。ブロック後も友だちリストには残り続けます。
ブロックボタンが表示されないケース
LINE公式アカウントをブロックしようとしても、ブロックボタンが見当たらない場合があります。このような状況では、以下の原因が考えられます。
LINEグループ（複数人トーク）の場合
LINEグループは、システム上ブロック機能が提供されていません。グループでの通信を停止したい場合は、「退会」を選択する必要があります。
アカウントを非表示・削除済みの場合
ブロックしたい相手を「友だち」リストと「トーク」の両方から非表示または削除すると、「非表示リスト」に追加されてしまいます。この場合、以下の手順で対処できます。
- 設定ボタンから「友だち」→「非表示リスト」と進む
- ブロックしたい相手のアカウントを確認
- 「編集」→「再表示」を選択
- 友だちリストに追加後、通常のブロック操作を実行
エラーメッセージが表示されるケース
ブロック操作中に「ブロックできません」や「既に退会したユーザーです」といったエラー表示が出る場合、LINEの仕様上ブロックができないよう設定されている可能性があります。
特定のLINE公式アカウント
LINEが運営する特別なアカウント（PC版LINEやLINEストアログイン通知を送る「LINE」アカウントなど）は、元々ブロックできないように設定されています。これらは一般的な企業アカウントとは異なる特殊なアカウントです。
迷惑アカウントの場合
スパムメッセージを送ってくる迷惑アカウントの中には、ブロックできないケースがまれにあります。これは以下の理由が考えられます。
- アカウントが既に削除されている
- 運営により凍結されている
- システム上の制限がかかっている
このような場合は、LINEの運営に通報することで対処可能です。
退会済みアカウントの場合
何らかの事情でLINEを既に退会しているアカウントは、システム上ブロックができません。ブロックボタンをタップしても反応しないか、「すでに退会したか、存在しないユーザーです」とポップアップが表示されます。
通常のブロック操作では対処できないケース
通常のブロック機能だけでは、制限しきれない機能もあります。LINE VOOMやオープンチャットは、メッセージのやりとりとは別軸で存在しているためです。
LINE VOOMでの問題
LINEのブロックは、トーク・友だち機能におけるブロックを意味します。LINE VOOMでブロックをしたいなら、LINE VOOM上でブロック操作をおこなう必要があります。
| ブロック種類 | 影響範囲 | 操作場所 |
|---|---|---|
| 通常のブロック | トーク・友だち機能のみ | 友だちリストから操作 |
| LINE VOOMブロック | LINE VOOM機能のみ | LINE VOOM上で操作 |
オープンチャットでの制限
オープンチャットには友だちというカテゴリがないため、ブロック機能もありません。特定のユーザーを制限したい場合は、チャットルームから退出するか、管理者に相談する必要があります。
技術的な問題による原因
相手が退会していない、ブロックボタンも表示されているにも関わらずブロックできない場合は、技術的な問題が考えられます。
LINEアプリの不具合
LINEアプリに不具合や障害が発生している場合、ブロック機能が正常に動作しないことがあります。この場合は以下を確認してください。
- LINEの公式Xアカウント（@LINEjp_official）をチェック
- LINEヘルプセンターの「お知らせ」を確認
- 不具合解消後にブロック操作を再試行
通信環境の影響
LINEでブロック操作をするには、ネットワークへの接続が必須です。以下の状況ではブロックができません。
- モバイルデータが圏外
- 機内モード設定中
- Wi-Fi接続が不安定
正常なブロック方法の確認
問題の原因を特定した後、正常なブロック方法を確認しておきましょう。LINE公式アカウントをブロックする基本的な手順をご紹介します。
トーク画面からのブロック方法
- 該当のLINE公式アカウントのトーク画面を開く
- 画面右上の三本線（メニュー）をタップ
- 表示されるメニューから「ブロック」を選択
- 確認画面で「ブロック」をタップして完了
友だちリストからのブロック方法
- ホーム画面から「友だち」を選択
- 「すべて見る」をタップ
- 「公式アカウント」タブを開く
- ブロックしたいアカウントを長押しまたはスライド
- 「ブロック」を選択して完了
ブロックと関連機能の使い分け
LINE公式アカウントに対する対処法は、ブロック以外にも複数の選択肢があります。状況に応じて最適な方法を選びましょう。
通知オフ設定
メッセージは受け取りたいが、通知は不要という場合は「通知オフ」が効果的です。
| 設定方法 | メッセージ受信 | 通知 | 解除可能 |
|---|---|---|---|
| 通知オフ | ○ | × | ○ |
| ブロック | × | × | ○ |
| 削除 | × | × | 再度友だち追加が必要 |
完全削除の方法
ブロックだけでは友だちリストに残り続けるため、完全に削除したい場合は以下の手順をおこないます。
- まずブロック操作をおこなう
- ホーム画面から「設定」（歯車アイコン）をタップ
- 「友だち」を選択
- 「ブロックリスト」をタップ
- 削除したいアカウントの「削除」ボタンをタップ
問題解決のための診断フローチャート
LINE公式アカウントをブロックできない問題を解決するための、段階的な診断方法をご提案します。
第1段階：基本確認
- ブロックボタンの存在確認
- ネットワーク接続状況の確認
- アプリのバージョン確認
第2段階：アカウント種別の確認
- 通常の企業アカウントか
- LINE運営の特別アカウントか
- 退会済みアカウントか
第3段階：技術的対処
- アプリの再起動
- Wi-Fi環境での再試行
- 時間をおいての再実行
トラブル別の具体的対処法
よくあるトラブルパターンごとに、具体的な解決策をまとめました。
「ブロックできません」エラーが表示される場合
- アカウントが特別な設定になっていないか確認
- 通信環境を安定した場所で再試行
- アプリの再起動後に操作
- 時間をおいてから再度実行
ブロックボタンが見つからない場合
- 非表示リストに移動していないか確認
- グループトークでないか確認
- 友だちリストとトーク画面の両方から確認
- 検索機能で該当アカウントを探す
よくある質問と回答
Q: LINE公式アカウントを一括でブロックすることは可能ですか？
A: 友だちリストから「編集」ボタンをタップすることで、複数のアカウントを選択してブロックすることが可能です。ただし、一つずつ選択する必要があり、完全な一括操作ではありません。
Q: ブロックした後に相手に分かってしまいますか？
A: ブロックしても相手側に通知されることはありません。ただし、メッセージが届かないことで間接的に気づかれる可能性があります。
Q: ブロック後に再度友だちになることは可能ですか？
A: ブロック解除をおこなえば、再度メッセージの受信が可能になります。また、完全に削除した場合でも、再度友だち追加することで関係を復活させることができます。
Q: 特定の時間帯だけメッセージを受信しないようにできますか？
A: LINE公式アカウント単体では時間指定の通知制限はできませんが、LINEアプリ全体の通知設定で「夜間モード」を利用することで、深夜の通知を制限できます。
予防策とメンテナンス方法
LINE公式アカウントのブロック機能を正常に使用するために、日頃からできる予防策をご紹介します。
アプリの定期更新
LINEアプリは定期的にアップデートされています。最新版を使用することで、ブロック機能の不具合を防ぐことができます。
友だちリストの整理
定期的に友だちリストを整理し、不要なアカウントは早めにブロックまたは削除することで、管理が簡単になります。
通信環境の確保
ブロック操作は安定した通信環境でおこなうことで、エラーを防ぐことができます。
まとめ
LINE公式アカウントをブロックできない原因は多岐にわたりますが、多くの場合は適切な手順と対処法により解決可能です。特定のLINE公式アカウントや退会済みアカウントなど、システム上の制限がある場合を除き、基本的にはブロック機能を利用できます。
本記事でご紹介した診断フローチャートや対処法を参考に、段階的に問題を解決していきましょう。通知オフ、ブロック、削除の各機能を適切に使い分けることで、快適なLINE環境を維持できます。
問題が解決しない場合は、LINEの公式サポートに問い合わせることも検討してください。技術的な不具合については、公式からの情報提供を待つことも必要です。定期的なアプリ更新と適切な友だちリスト管理により、今後同様の問題を予防することも可能です。