LINE公式アカウント事例6選|売上2倍・CVR改善の実績を紹介

LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウントを活用して具体的な成果を上げている企業の事例を詳しく解説します。成果を出している企業に共通しているのは、配信の量ではなく、顧客一人ひとりのデータにもとづいて届け分けている点です。

LINEの月間利用者数は1億人以上にのぼり、多くの企業がマーケティングチャネルとして注目しています。この記事では、食品・EC・アパレル・人材・旅行・化粧品の6業種について、実際の数値とともに成功事例を紹介し、成果を出すための共通点まで整理します。

出典:LINEヤフー株式会社(2025年12月末時点)

LINE公式アカウントとは?ビジネス活用のメリット

LINE公式アカウントは、企業や店舗が顧客と直接コミュニケーションを取るためのビジネス向けサービスです。国内で1億人以上が利用するLINE上で接点を持てるため、メールマガジンよりも高い開封率と即時性を実現できます。LINE公式アカウントの平均開封率は約55%とされています。

出典:LINEヤフー株式会社(2022年6月調べ)

主な活用目的

  • 新規顧客の獲得・集客
  • 既存顧客のリピート促進
  • 顧客対応の効率化
  • ブランド認知度の向上
  • 顧客体験(CX)の改善
ここがポイント

LINE公式アカウントは月200通までなら無料で始められます。メッセージ配信、クーポン配布、アンケートなどの基本機能は無料プランでも利用でき、配信量が増えた段階で有料プランへ切り替える形が一般的です。

LINE公式アカウント活用で売上向上した事例6選

実際にLINE公式アカウントを活用し、顧客との接点強化や売上向上を実現した事例を、具体的な数値とともに紹介します。いずれもLINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)を導入した企業の実績です。

事例1:森永製菓(飲料・食品/定期通販)

森永製菓様のLINE公式アカウント活用事例

大手食品メーカーの森永製菓は、定期通販モデルを軸としたダイレクトマーケティング事業を展開しています。年々低下するメールの反応率に危機感を持ち、顧客一人ひとりに寄り添うLINE活用へ舵を切りました。

施策内容 通知メッセージによる新規友だち獲得、通販基幹システムとの顧客情報連携によるセグメント配信、Web行動履歴に基づくトリガー配信、アンケートを活用したシナリオの出し分け
成果 ・LINE経由の売上:導入約1年で2倍
・友だち数・ターゲットリーチ:約10ヶ月でともに約2倍
・ID連携者の6ヶ月継続率:通常顧客比2倍

導入わずか1年でLINE経由の売上を2倍に伸ばし、ID連携者の継続率も通常顧客の2倍を達成しました。リッチメニューの月間クリック数は4万回を超え、そこからのコンバージョンは導入前比3倍に成長しています。定期通販におけるLTV最大化の好事例です。(Ligla公式|森永製菓 導入事例

事例2:カタログハウス(小売り・EC)

カタログハウス様のLINE公式アカウント活用事例

カタログ雑誌『通販生活』を中心にEC事業を展開するカタログハウスは、電話受付コストの高騰と配信準備の運用負荷を課題として抱えていました。

施策内容 かご落ち配信、リコメンド配信、友だち追加直後のあいさつメッセージによる自動配信、離脱ポップアップの実装
成果 ・LINE経由の売上:15%増加
・コンバージョン率:1%未満→5%に改善
・かご落ち配信CVR:15%超

自動配信施策だけでLINE経由の売上が15%増加し、コンバージョン率も1%未満から5%へ大幅に改善しました。特にかご落ち配信はCVR 15%超と、安定的に売上を支える施策として機能しています。配信準備に丸1日かかっていた作業もほぼゼロになりました。(Ligla公式|カタログハウス 導入事例

事例3:バロックジャパンリミテッド(アパレル)

バロックジャパンリミテッド様のLINE公式アカウント活用事例

MOUSSY、SLYなど20〜30代女性向けのブランドを展開するバロックジャパンリミテッドは、購買につながる友だち集客とECサイトへの再訪促進を課題としていました。

施策内容 ECサイト訪問ユーザーへの友だち追加促進、ID連携を軸としたパーソナライズ配信、未購入・未会員の顧客へのナーチャリング
成果 ROAS:2,000%

ROAS 2,000%という高い広告費用対効果を実現しました。質の高い友だち集客とメッセージの自動化を組み合わせたことで、未購入層のナーチャリングにも成功しています。(Ligla公式|バロックジャパンリミテッド 導入事例

事例4:株式会社じげん(人材)

株式会社じげん様のLINE公式アカウント活用事例

生活機会の最大化を企業理念に掲げる株式会社じげんは、LINEマーケティングの効率化と成果向上を両立させるためにLiglaを導入しました。

施策内容 配信の自動化による運用工数削減、アンケートを活用した潜在顧客のセグメント配信
成果 ・LINE経由のCVR:139%
・運用工数:1日わずか30分に短縮

1日30分の運用でLINE経由のCVR 139%を実現しました。配信設定に何時間もかかっていた作業を大幅に効率化し、自社マーケターだけで運用を内製化できた点が大きな成果です。(Ligla公式|じげん 導入事例

事例5:トラベル・スタンダード・ジャパン(旅行)

トラベル・スタンダード・ジャパン様のLINE公式アカウント活用事例

海外旅行を専門とするトラベル・スタンダード・ジャパンは、担当者不在の時期にブロック率が50%まで上昇するなどの課題を抱えていました。

施策内容 「旅前・旅中・旅後」のフェーズ別施策、アンケートとリターゲティング配信の活用、フェーズに応じたリッチメニューの切り替え
成果 ・リピート率:2.2倍(12%→26%)
・サイトのアクティブユーザー:約3,500人→31,000人
・LINE獲得チャネル:全10種中2位

リピート率が12%から26%へと2.2倍に向上し、サイトのアクティブユーザーも約3,500人から31,000人へ大幅に増加しました。全10種類ある集客施策のなかでLINEが2番目に多い流入チャネルとなり、集客面でも大きな存在感を示しています。(Ligla公式|トラベル・スタンダード・ジャパン 導入事例

事例6:資生堂(化粧品)

資生堂様のLINE公式アカウント活用事例

グローバルフラッグシップブランド「SHISEIDO」を展開する資生堂は、新規顧客との接点が拡大するなかで、初回購入者にもう一度選ばれることを重要テーマとしていました。一律配信では顧客ごとの悩みに寄り添いきれず、ブロックによって接点自体を失うリスクを課題としていました。

施策内容 顧客に負荷をかけないシームレスなID連携、購入商品の容量に応じた配信内容の出し分け、店頭カウンセリングで得た定性データを活用したCRM配信、ベースメイク購入者へのスキンケアのクロスセル
成果 ・ID連携率:友だちの約7割
・肌悩みに応じた出し分けによるクリック率:約20%向上

友だちの約7割という高いID連携率を実現し、店頭で入力した定性データをもとに出し分けたメッセージは、出し分けなしと比較してクリック率が約20%向上しました。店舗での購買実績をLINEに反映し、配信効果を再来店として店舗へ還元する好循環を生み出しています。(Ligla公式|資生堂 導入事例

LINE公式アカウント活用で成果を出す3つのポイント

ここまでの6つの事例から見えてくる、LINE公式アカウント活用で成果を出すためのポイントを整理します。

1. ID連携によるパーソナライズ配信

6つの事例に共通するのは、顧客の興味関心に合わせたパーソナライズ配信を実践している点です。会員IDを連携した顧客のLTVは、非ID連携者と比較して平均1.8倍になるというデータもあり、ID連携の推進は成果を出すうえで欠かせない施策です。

出典:Ligla調査(業種横断の平均値)

森永製菓ではID連携者の6ヶ月継続率が通常顧客の2倍、資生堂では友だちの約7割がID連携という水準に達しています。まずは連携率を高めることが、その後の施策の精度を決めます

  • 購買履歴や閲覧データに基づく商品レコメンド
  • 顧客属性や購入商品に応じたメッセージの出し分け
  • 店頭で得た情報もあわせたオンラインとオフラインの連動

2. 自動配信で運用工数を削減しながら売上を底上げ

カタログハウスの事例では、かご落ち配信やあいさつメッセージなどの自動配信だけでLINE経由の売上が15%増加しました。じげんの事例でも、配信の自動化により運用工数を1日30分に短縮しながらCVRを改善しています。手動配信に時間をかけすぎず、自動化で安定的な成果を確保することが重要です。

  • かご落ち配信やリコメンド配信で購入のきっかけを自動で創出
  • ステップ配信による友だち追加後の自動フォローアップ
  • トリガー配信でユーザー行動に即応

3. ブロック率を下げる配信設計

LINE公式アカウントの平均ブロック率は約36%です。ブロックの理由として最も多く挙げられているのは配信頻度の多さで、配信対象の絞り込みと頻度のコントロールが重要になります。

出典:LINEヤフー for Business公式note

トラベル・スタンダード・ジャパンの事例でも、運用が滞った時期にブロック率が50%まで上昇し、それが改善の起点になりました。配信を止めるのではなく、届ける相手を絞ることがブロック対策の基本です。

  • セグメント配信で必要な人にだけ届ける
  • 配信理由が明確なタイミングに絞る
  • 顧客の反応を見ながら改善サイクルを回す
重要なポイント

成功事例に共通するのは、全員に同じメッセージを送るのではなく、顧客の状況や関心に合わせたパーソナライズ配信を実践している点です。ID連携の推進、配信自動化、ブロック対策の3つを軸に運用を設計しましょう。

LINE公式アカウント活用時に注意したいこと

成果を出し続けるために、以下の点にも注意して運用に取り組みましょう。

配信頻度とタイミング

過度な配信はブロック率の上昇に直結します。回数を決めるより、送る理由があるかどうかで判断することが、長期的な友だち維持につながります。

  • セール告知やリマインドなど、文脈のある配信を優先する
  • 顧客の生活パターンに合わせた配信時間の設定
  • 重要な情報は緊急性に応じて追加配信

コンテンツの質とバリエーション

顧客の関心を維持するには、商品情報だけでなく多様なコンテンツを提供することも大切です。

  • 役立つ情報や豆知識を交えた配信
  • 画像や動画を活用した視覚的な訴求
  • アンケートやリッチメニューを使った双方向のコミュニケーション

よくある質問

LINE公式アカウントの活用で成果が出るまでどのくらいかかりますか

施策の内容によって異なります。森永製菓の事例では導入約1年でLINE経由の売上が2倍、トラベル・スタンダード・ジャパンでは1年でリピート率が12%から26%へ改善しています。まずは半年から1年の単位で効果を測る設計にしておくと判断しやすくなります。

ID連携はどのくらいの割合を目指せばよいですか

業種や導線によって差がありますが、資生堂の事例では友だちの約7割という水準を実現しています。連携の手間を減らす導線設計と、連携によるメリットの提示が達成率を左右します。

標準機能だけでも同じような成果は出せますか

属性や友だち追加経路による絞り込みまでは標準機能でも可能です。ただし、購買履歴や会員IDを使った出し分けは標準機能では行えないため、外部ツールとの連携が前提になります。

まとめ

6社の事例に共通していたのは、配信の回数を増やすことではなく、顧客のデータをもとに届ける相手と内容を分けていた点です。ID連携の推進、配信の自動化、ブロックを招かない配信設計。この3つが、業種を問わず成果を左右していました。

自社と近い業種の事例を起点に、まずはどのデータを配信に活かせるかを整理するところから始めてみてください。

CRMとLINE配信最適化機能を持つLiglaを紹介

LINEを活用したマーケティングをより効果的かつ効率的に実践したいとお考えの企業に、LINEマーケティング自動化サービス「Ligla(リグラ)」を紹介します。

Liglaの主な特徴

  • 東証プライム上場のブレインパッドグループが提供する、Rtoasterのロジックを活用したレコメンドエンジンを搭載
  • ノーコードで操作可能。専任エンジニア不要で運用を内製化できる
  • 月間50万通まで無料で配信できる独自の無料配信枠
  • 導入から配信開始まで約8週間のスピード導入
  • 会員IDを連携した顧客のLTVが非ID連携者と比較して平均1.8倍に向上

出典:Ligla調査

この記事で紹介した6社の事例は、いずれもLiglaで実現したものです。自社に近い業種の事例から、どんな施策が成果につながるのかを確認してみてください。