LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、2025年最新版のLINE公式アカウントの認証について詳しく解説いたします。
LINE公式アカウント認証は、ビジネスの信頼性向上と集客力強化において重要な要素です。
本記事では、認証によって得られるメリットから具体的な申請方法まで、マーケティング初心者の方にもわかりやすくご紹介します。
LINE公式アカウントの種類とバッジの違い
LINE公式アカウントには、3つの種類があり、それぞれ異なる色のバッジで区別されています。
| アカウント種別 | バッジの色 | 審査の有無 | 対象 |
|---|---|---|---|
| 未認証アカウント | 灰色(グレー) | 審査なし | 個人・法人問わず誰でも作成可能 |
| 認証済アカウント | 青色(紺色) | 審査あり(5-10営業日) | LINEヤフー社の審査を通過したアカウント |
| プレミアムアカウント | 緑色 | LINE側からの招待のみ | 大手企業や公共機関など限定的 |
プレミアムアカウントは一般企業からの申請はできません。LINE側が独自の基準で選定し、招待されたアカウントのみが取得できる特別なバッジです。
バッジがユーザーに与える印象
バッジの色は、ユーザーの心理的な印象に大きな影響を与えます。青色の認証バッジがあることで、ユーザーは「公式で安全なアカウント」として認識し、友だち追加や情報受信に対する不安が軽減されます。
認証済アカウントの7つのメリット
LINE公式アカウントの認証を受けることで、以下のような具体的なメリットを得ることができます。
- 青色の認証バッジが付与され、ユーザーからの信頼度が向上
- LINEアプリ内での検索対象になり、新規ユーザーに発見されやすくなる
- 友だち追加広告の利用が可能になる
- 請求書決済(後払い)が利用できる
- 店舗用ポスターなどのマーケティング素材の種類が増加
- キャンペーンや割引クーポンの配信機能が拡張
- 分析データの詳細度が向上し、より精密なマーケティングが可能
検索での露出効果
認証済アカウントになることで、LINEアプリ内の検索結果に表示されるようになります。これにより、ブランド名や商品名で検索するユーザーを効率的に獲得できるようになります。
認証済アカウント申請の手順
認証済アカウントへの申請は、LINE Official Account Manager(管理画面)から簡単に行うことができます。
申請の流れ
- LINE Official Account Managerにログイン
- 画面右上の「設定」をクリック
- 左側メニューの「アカウント設定」を選択
- 情報公開の認証ステータス欄で「アカウント認証をリクエスト」をクリック
- 必要事項を入力して申請を完了
申請に必要な情報
申請時には以下の情報を正確に入力する必要があります。
- 企業・店舗の正式名称
- 事業内容の詳細説明
- 公式ウェブサイトのURL
- 担当者の連絡先情報
- 本人確認書類(必要に応じて)
申請および審査は完全無料です。審査期間は通常5〜10営業日で、審査中もアカウントの利用は継続できます。
審査基準と通過のポイント
LINEヤフー株式会社では、厳格な審査基準に基づいて認証済アカウントの審査を実施しています。
主な審査基準
- LINEユーザーの不利益につながる可能性がないか
- 法令における規制の有無と規制内容に抵触しないか
- 利用規約第18条「禁止行為」に該当するおそれがないか
- LINEヤフー社独自の審査基準を満たすか
- LINEヤフー社の事業や信用に悪影響を与えないか
審査に通過しやすくするポイント
- 正式な企業名・店舗名を正確に記載する
- 公式ウェブサイトの内容を充実させ、事業内容を明確にする
- LINEガイドラインを事前に熟読し、抵触する内容がないか確認する
- 申請書類に不備がないよう、入力内容を複数人でチェックする
- 業種によって追加の確認書類が必要な場合は、事前に準備する
利用できない業種・業態
LINEでは、ユーザー保護の観点から、一部の業種・業態については認証を認めていません。
主な対象外業種
| 業種カテゴリ | 具体例 |
|---|---|
| 医療 | 未承認医薬品、個人輸入代行など |
| 出会い | 出会い系サイト、マッチングバー、テレクラなど |
| アダルト | 風俗店、アダルトショップ、メンズエステなど |
| ネット関連ビジネス | 情報商材、能力開発商材、RMTなど |
| 連鎖販売取引 | マルチ商法、ねずみ講、MLMなど |
上記は一例であり、記載のない業種でも審査の結果、利用をお断りされる場合があります。事前に公式ガイドラインで確認することをお勧めします。
認証が否認された場合の対処法
万が一審査に通らなかった場合でも、再申請は可能です。以下の手順で対応しましょう。
再申請前の確認事項
- アカウント名称が正式名称であるか再確認
- ウェブサイトの内容が事業実態と一致しているか見直し
- ガイドライン違反の可能性がある表現を修正
- 必要書類に不足や不備がなかったか再チェック
- 業種・業態が認証対象であるか改めて確認
認証後の運用における注意点
認証済アカウントを取得した後も、継続的にガイドラインを遵守することが重要です。
運用時の主な注意事項
- 配信コンテンツは常にユーザー目線で作成する
- 商品・サービスの広告表現は景品表示法等を遵守する
- アカウント名称の変更は原則不可(企業名変更時は再審査)
- アイコン画像はアカウント名称と関連性のあるものを使用する
- 定期的にLINEガイドラインの更新内容を確認する
違反時のペナルティ
ガイドライン違反が発覚した場合、以下のような措置が取られる可能性があります。
- 該当コンテンツの削除要求
- サービス提供の一時停止
- アカウント契約の解除
まとめ:認証でビジネス成長を加速させよう
LINE公式アカウントの認証は、ビジネスの信頼性向上と集客力強化において非常に重要な施策です。青色の認証バッジがもたらすユーザーからの信頼感、LINEアプリ内での検索露出、そして拡張される各種機能は、デジタルマーケティングの成果を大きく左右します。
申請自体は無料で、審査期間中もアカウント利用を継続できるため、まずは挑戦してみることをお勧めします。ただし、事前の準備と正確な情報入力、ガイドラインの遵守が審査通過の鍵となります。
認証取得後は、その信頼性を活かしてより効果的なLINEマーケティングを展開し、ビジネス成長につなげていきましょう。不明な点がある場合は、詳細は公式サイトをご確認ください。