LINE公式アカウントのショップカードの利用方法や料金、メリット解説

LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウントのショップカード機能について詳しく解説いたします。現在9,200万人の月間利用者を誇るLINEを活用したデジタルポイントカードシステムであるショップカードは、店舗経営者の皆様にとって集客・リピート促進の強力なツールとなっています。

本記事では、ショップカードの基本機能から料金体系、具体的な活用方法まで、初心者の方にもわかりやすく詳しくご紹介します。

LINE公式アカウントのショップカードとは

LINE公式アカウントのショップカードは、紙のスタンプカードをデジタル化したLINE上で利用できるポイントカードシステムです。来店時や商品購入時にQRコードを読み取るだけでポイントが自動的に付与され、設定した回数に達すると特典を受け取ることができます。

従来の紙のスタンプカードと異なり、LINEアプリ内で完結するため、カードの紛失や持参忘れの心配がありません。また、店舗側も印刷コストやデザイン費用をかけることなく、簡単にポイントカードシステムを導入できる画期的なサービスです。

ショップカードの主要機能

LINE公式アカウントのショップカードには以下の5つの主要機能があります。

ポイント付与機能

ショップカードの中核となる機能です。店舗で発行するポイント付与専用QRコードをユーザーがスマートフォンで読み取ることで、その場でポイントが付与されます。

• 来店時や商品購入時に簡単にポイント付与
• QRコードはレジ前やテーブル、店内ポスターなど自由に設置可能
• 1日あたりの取得数制限で不正利用を防止
• 指定時間内の再取得制限も設定可能

特典設定機能

貯まったポイントに応じてユーザーに提供する特典を自由に設定できます。特典は特典チケットとして作成し、魅力的な内容を設定することでリピート利用を促進できます。

• 割引クーポンの配布
• ドリンクやデザートのプレゼント
• 商品1個無料券の配布
• 特別サービスの提供

リッチメニュー連携

作成したショップカードは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に表示されるリッチメニューに掲載することができます。これにより、ユーザーの目につきやすい場所にショップカードを表示でき、利用促進につながります。

データ分析機能

LINE公式アカウントの分析機能により、ショップカードの利用状況を詳細に把握できます。

• 発行したショップカード枚数
• ポイント取得の合計数
• 特典チケットの利用状況
• 有効期限切れユーザー数

友だち追加促進

ショップカードを利用するには、LINEの友だち追加が必要となるため、自然な形でLINE公式アカウントの友だち数増加につながります。

料金体系について

LINE公式アカウントの料金プランは2025年現在、以下の3つのプランが提供されています。ショップカード機能はすべてのプランで無料利用可能です。

ショップカード作成方法

ショップカードの作成は、LINE公式アカウントの管理画面から簡単に行うことができます。

作成手順

1. LINE公式アカウント管理画面にログイン
2. 該当のアカウントを選択
3. サイドメニューの「ショップカード」をクリック
4. 「新しいショップカードを作成」を選択
5. カード設定（デザイン、ポイント数、特典等）を入力
6. 特典チケットを作成
7. QRコードを生成して店舗に設置

設定項目

ショップカード作成時に設定できる主な項目は以下の通りです。

• 背景画像の設定
• ゴールまでのポイント数（1〜50ポイント）
• カードの有効期限
• 利用ガイドの記載
• 特典内容の詳細

ショップカード活用のメリット

LINE公式アカウントのショップカードを導入することで、店舗経営に以下のようなメリットをもたらします。

コスト削減効果

導入費用・運用費用が完全無料であることが最大のメリットです。従来の紙のポイントカードと比較して、以下のコストを削減できます。

• カード印刷費用の削減
• デザイン制作費の削減
• カード管理・在庫管理コストの削減
• 再発行手続きの手間の削減

利用者の利便性向上

LINEは日本人口の約70%にあたる9,200万人が利用する日常的なコミュニケーションツールです。幅広い年齢層に普及しているため、多くの顧客に手軽に利用してもらえます。

• カードの紛失や持参忘れがない
• スマートフォン1つで完結
• いつでもポイント数を確認可能
• 特典の受け取りもスムーズ

リピート利用促進

ポイントを貯めることで得られる特典は、既存顧客の再来店を強力に促進します。「ポイントを貯めているから、このお店を利用しよう」という購買動機を創出できます。

データ活用による店舗運営改善

ショップカードの利用データを分析することで、以下の店舗運営改善につなげることができます。

• 来店頻度の把握
• 特典利用率の分析
• 顧客の購買パターン分析
• 効果的なキャンペーン企画立案

活用時の注意点

ショップカードを効果的に活用するために、以下の点にご注意ください。

設定・管理の手間

ショップカードの作成には、各種設定項目の入力が必要です。忙しい店舗経営者の方には作業負担となる場合があります。

• 初期設定の時間確保が必要
• 定期的な効果測定・改善作業
• 特典内容の検討・更新作業

利用条件の制約

基本的に実際の来店・購入時のみポイント付与となるため、オンラインでのポイント付与には制限があります。

継続的な運用が必要

ショップカードの効果を最大化するには、継続的な運用と改善が重要です。

• 定期的な利用状況の分析
• 特典内容の見直し
• ユーザーへの積極的な告知
• QRコードの適切な設置・管理

成功事例と活用法

ショップカードを効果的に活用している店舗の事例をご紹介します。

飲食店での活用

• 10回来店でメイン料理1品無料
• 誕生日月にボーナスポイント付与
• 雨の日限定でポイント2倍キャンペーン

美容院・サロンでの活用

• 5回利用でヘアトリートメント無料
• 友達紹介でボーナスポイント
• 季節限定の特別メニュー提供

小売店での活用

• 購入金額に応じたポイント付与
• 会員限定セールの開催
• 新商品の先行案内

まとめ

LINE公式アカウントのショップカードは、無料で導入できる強力な顧客リピート促進ツールです。9,200万人が利用するLINEプラットフォームを活用することで、幅広い顧客層にアプローチでき、効果的な集客・売上向上を実現できます。

初期設定に多少の手間はかかりますが、一度設定すれば継続的にリピート利用を促進し、顧客との長期的な関係構築に貢献します。まずはフリープランから始めて、事業の成長に合わせてプランをアップグレードすることをおすすめします。

店舗での集客やデジタル化をお考えの経営者の皆様は、ぜひLINE公式アカウントのショップカード機能をご検討ください。適切な運用により、お客様の満足度向上と売上増加の両方を実現できるでしょう。