LINE公式アカウントを運用している企業の皆様、顧客の声を効果的に収集できていますか?
この記事ではLINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウントのアンケート機能である「リサーチ機能」について、2026年最新の情報をもとに詳しく解説いたします。
この機能を活用することで、顧客満足度の向上や商品開発のヒント、サービス改善につながる貴重なデータを無料で収集できます。
LINE公式アカウントのリサーチ機能とは
LINE公式アカウントのリサーチ機能とは、投票形式やアンケート形式でユーザーの意見やニーズを調査できる標準機能です。友だち登録しているユーザーに対してアンケートを配信し、回答結果を収集・分析することで、マーケティング施策の改善や商品開発に活かすことができます。
この機能は無料プラン・ライトプラン・スタンダードプランのすべてのプランで利用可能で、追加料金は一切かかりません。ただし、アンケートをメッセージとして配信する際は、通常のメッセージと同様にメッセージ通数としてカウントされる点にご注意ください。
リサーチ機能でできること
リサーチ機能では、以下のような調査が可能です。
- 商品やサービスに関する満足度調査
- 新商品開発のためのニーズ調査
- イベント参加者のフィードバック収集
- 顧客の属性情報(性別・年齢・居住地)の把握
- 購入意向や興味関心の調査
- 改善要望や意見の収集
リサーチ機能の基本仕様
LINE公式アカウントのリサーチ機能には、以下の仕様があります。2026年現在も基本的な仕様は変わっておりません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 質問数 | 最大10問(属性質問3問+自由設定質問7問) |
| 属性質問 | 性別・年齢・居住地の3項目 |
| 回答形式 | 単一回答・複数回答・自由回答(認証済アカウントのみ) |
| 料金 | 無料(全プランで利用可能) |
| 結果のダウンロード | 20件以上の回答でExcel形式でダウンロード可能 |
| 回答数上限 | 50,000件 |
重要ポイント回答数が20件未満の場合、アンケート結果をダウンロードできません。最低でも友だち数が20名以上必要となりますので、アンケート実施前に十分な友だち数を確保しておきましょう。
認証済アカウントと未認証アカウントの違い
リサーチ機能の利用において、認証済アカウントと未認証アカウントでは使える機能に違いがあります。
| 機能 | 認証済アカウント | 未認証アカウント |
|---|---|---|
| 単一回答(選択式) | ○ | ○ |
| 複数回答(選択式) | ○ | ○ |
| 自由回答(記述式) | ○ | × |
未認証アカウントでは自由記述形式の質問を設定できないため、ユーザーの具体的な意見や詳細なフィードバックを得たい場合は、認証済アカウントへのアップグレードをご検討ください。認証済アカウントの取得は、LINE公式アカウントの管理画面から申請できます。
リサーチ機能の作成方法
それでは、実際にリサーチ機能を使ってアンケートを作成する手順を解説いたします。
ステップ1:リサーチページの作成
- LINE Official Account Managerにログインします
- 対象のアカウントを選択します
- 「ホーム」→「ツール」→「リサーチ」をクリックします
- 「作成」ボタンをクリックします
ステップ2:基本設定
基本設定では、以下の項目を設定します。
- リサーチタイトル:管理用のタイトルを設定します(ユーザーには表示されません)
- 公開期間:アンケートの回答受付期間を設定します
- 公開範囲:すべての友だち、または特定のセグメントを選択できます
ステップ3:紹介ページの設定
紹介ページは、ユーザーが最初に目にするアンケートの説明ページです。
- タイトル:ユーザーに表示されるアンケートのタイトル
- 説明文:アンケートの目的や所要時間などを記載
- 画像:目を引く画像を設定(推奨サイズ:640×640px以上)
回答率を高めるコツ紹介ページでは、アンケートに答えるメリット(クーポンプレゼントなど)を明示し、所要時間を「約1分」など具体的に示すことで、回答率が大幅に向上します。
ステップ4:質問の設定
質問設定では、最大10問までの質問を作成できます。
属性質問(任意)
- 性別
- 年齢
- 居住地
自由設定質問(最大7問)
- 質問文を入力
- 回答形式を選択(単一回答・複数回答・自由回答)
- 選択肢を設定(自由回答以外の場合)
質問文は簡潔でわかりやすい表現を心がけ、選択肢は5〜7個程度に収めることで、ユーザーの回答負担を軽減できます。
ステップ5:終了ページの設定
アンケート回答後に表示される終了ページを設定します。
- お礼メッセージ:回答への感謝を伝えるメッセージ
- クーポンやリンク:回答特典としてクーポンを配布したり、特定のページへのリンクを設置できます
ステップ6:配信設定
作成したリサーチは、以下の方法で配信できます。
- メッセージ配信:友だち全員または特定のセグメントに配信
- LINE VOOM:友だち以外のユーザーにもリーチ可能
- リッチメニュー:常時アクセス可能な場所に設置
リサーチ機能と投票機能の違い
LINE公式アカウントには、リサーチ機能のほかに「投票機能」もあります。それぞれの特徴を理解して、用途に応じて使い分けましょう。
| 項目 | リサーチ機能 | 投票機能 |
|---|---|---|
| 質問数 | 最大10問 | 1問のみ |
| 回答形式 | 単一回答・複数回答・自由回答 | 単一回答のみ |
| 自由記述 | ○(認証済アカウントのみ) | × |
| 属性質問 | 性別・年齢・居住地が設定可能 | なし |
| 結果のダウンロード | Excel形式でダウンロード可能 | 画面上で確認のみ |
| 適した用途 | 詳細な調査・複数項目の調査 | シンプルな意見収集 |
複数の質問を設定したい場合や、自由記述の回答を得たい場合は、リサーチ機能を利用しましょう。一方、簡単な意見収集や日程調整などには投票機能が便利です。
アンケート結果の確認とダウンロード方法
アンケートの回答が集まったら、結果を確認して活用しましょう。
結果の確認方法
- LINE Official Account Managerにログイン
- 「ホーム」→「ツール」→「リサーチ」を選択
- 該当のリサーチをクリック
- 「結果を見る」をクリック
管理画面では、以下の情報を確認できます。
- 回答数
- 各質問の回答結果(グラフ表示)
- 回答率
- 属性別の集計
結果のダウンロード
20件以上の回答が集まると、Excel形式でデータをダウンロードできます。ダウンロードしたデータは、より詳細な分析やレポート作成に活用できます。
注意事項回答数が50,000行に満たない場合でも、設問や回答のボリュームによってはエラーとなりダウンロードできない場合があります。より詳細な分析が必要な場合には、LINEリサーチの利用もご検討ください。
リサーチ機能活用のポイント
アンケートの回答率を高め、有益なデータを収集するためのポイントをご紹介します。
回答率を高める工夫
- 回答特典の提供:クーポンやポイントなどの特典を用意することで、回答へのモチベーションが高まります
- 質問数を絞る:10問すべて使うのではなく、本当に必要な質問だけに絞ることで、回答完了率が向上します
- わかりやすい質問文:専門用語を避け、誰でも理解できる平易な表現を使用しましょう
- 適切な配信タイミング:ユーザーが最もアクティブな時間帯(昼休みや夕方18〜20時)に配信することで、回答率が高まります
- 目を引くビジュアル:紹介ページに魅力的な画像を設定し、ユーザーの関心を引きつけましょう
効果的な質問設計
- 段階的な質問構成:答えやすい質問から始めて、徐々に詳細な質問へと進めることで、離脱を防げます
- 選択肢のバランス:選択肢が偏らないように、ポジティブ・ネガティブな選択肢を均等に配置します
- 「その他」の選択肢:想定外の回答にも対応できるよう、「その他」の選択肢を用意しましょう
- 必須項目は最小限に:必須項目が多いと回答率が下がるため、本当に必要な項目のみを必須にします
データ活用の方法
収集したアンケート結果は、以下のような施策に活用できます。
- セグメント配信:回答内容に基づいてユーザーをセグメント分けし、パーソナライズされたメッセージを配信
- 商品開発:ニーズ調査の結果をもとに、新商品やサービスの企画に反映
- コンテンツ改善:満足度調査の結果から、改善すべきポイントを特定
- カスタマージャーニーの最適化:顧客の購買プロセスにおける課題を発見し、改善策を実施
リサーチ機能の活用事例
実際にリサーチ機能を活用している企業の事例をご紹介します。
飲食店での活用例
ある飲食店では、来店後のアンケートをLINE公式アカウントから配信し、顧客満足度を測定しています。アンケート回答者には次回使える10%オフクーポンを配布することで、回答率65%以上を達成し、リピート率も向上しました。
EC事業者での活用例
ECサイトを運営する企業では、商品購入後にリサーチ機能を使ってフィードバックを収集。自由記述での意見を分析し、商品ページの改善や新商品開発に活かしています。結果として、顧客満足度が向上し、レビュー投稿率も20%増加しました。
サービス業での活用例
美容サロンでは、施術後のアンケートをLINEで実施。属性情報と満足度を掛け合わせて分析することで、年代別・性別のニーズを把握し、メニュー開発やプロモーション施策に反映しています。
リサーチ機能利用時の注意点
リサーチ機能を効果的に活用するために、以下の注意点を押さえておきましょう。
最低回答数の制約
前述の通り、回答数が20件未満の場合は結果のダウンロードができません。友だち数が少ない場合は、以下の対策を検討しましょう。
- 友だち追加キャンペーンを実施して友だち数を増やす
- LINE VOOMにリサーチを投稿して、友だち以外のユーザーからの回答を促す
- 複数の配信チャネルでアンケートを告知する
個人情報の取り扱い
アンケートで個人情報を収集する場合は、プライバシーポリシーへの同意を取得し、適切に管理する必要があります。リサーチ機能では、個人情報の取り扱いに関する同意文を設定できますので、必ず活用しましょう。
回答とユーザーの紐付け
LINE公式アカウントのリサーチ機能は匿名型アンケートであり、個別のユーザーと回答内容を紐付けることはできません。個別のフォローアップが必要な場合は、外部のアンケートツールや拡張ツールの利用を検討しましょう。
配信通数への影響
リサーチ機能自体は無料ですが、メッセージとして配信する際は通常のメッセージと同様にメッセージ通数としてカウントされます。プランの上限を超えないよう、配信対象や頻度を調整しましょう。
LINEリサーチとの違い
LINE公式アカウントのリサーチ機能とは別に、「LINEリサーチ」というサービスもあります。両者の違いを理解しておきましょう。
| 項目 | LINE公式アカウントのリサーチ機能 | LINEリサーチ |
|---|---|---|
| 対象者 | 自社の友だち | 一般のLINEユーザー |
| 料金 | 無料 | 9,800円〜(有料) |
| 回答者数 | 友だち数に依存 | 希望するサンプル数を指定可能 |
| 属性ターゲティング | 基本的な属性のみ | 詳細なターゲティングが可能 |
| 適した用途 | 既存顧客の意見収集 | 市場調査・ターゲット層の調査 |
既存顧客の満足度調査や商品購入後のフィードバックなどには、無料で利用できるLINE公式アカウントのリサーチ機能が適しています。一方、新規市場の調査や詳細なターゲティングが必要な場合は、LINEリサーチの利用をご検討ください。
2026年のリサーチ機能の最新動向
2025年12月には、LINEリサーチに生成AIを活用した「AIアンケート作成機能(β)」が追加されました。この機能により、テーマや調べたいことを入力するだけで、生成AIが設問構成を自動提案してくれるため、アンケート作成の時間を大幅に短縮できます。
今後、LINE公式アカウントのリサーチ機能にも、AI技術を活用した機能拡張が期待されます。最新情報については、公式サイトをご確認ください。
LINE配信の改善や最適化はできていますか?
LINE公式アカウントのリサーチ機能を活用して顧客の声を収集することは重要ですが、それ以上にブロック率を低く保ち、継続的にエンゲージメントを高める配信戦略が必要です。
LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)では、AIによる最適な配信タイミングの調整や、パーソナライズされたセグメント配信により、ブロック率を大幅に改善できます。アンケートで収集したデータを活用し、より効果的なLINEマーケティングを実現したい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。