LINE公式アカウント開設後にできること11選をわかりやすく解説

多くの企業や店舗がビジネスに活用しているLINE公式アカウント。ただ、「開設したものの、結局何ができるのかよくわからない」という担当者の方も少なくありません。

そこで本記事では、2026年最新情報をもとに、LINE公式アカウントでできることを11項目に分けてわかりやすく解説します。

基本機能から2026年の新機能、初心者向けの始め方、よくある質問までを網羅しているので、これから運用を始めたい方はぜひ参考にしてください。

先に結論

LINE公式アカウントでできることは、大きく分けて「配信」「接客」「集客・販促」「分析」の4領域。メッセージ配信やリッチメニュー、クーポン、チャット、ステップ配信、分析機能まで、多くが無料プランでも利用できます。

まずは自社のビジネスに合う機能から段階的に始めるのがおすすめです。

LINE公式アカウントとは

LINE公式アカウントとは:企業・店舗とLINEユーザー(1億人以上)が公式アカウントを介して直接コミュニケーションを取る仕組みの図解

LINE公式アカウントは、企業や店舗がLINEユーザーと直接コミュニケーションを取るためのビジネス向けアカウントです。

LINEは国内月間利用者数1億人以上(2025年12月末時点、LINEヤフー株式会社発表)を誇り、顧客との距離を縮める効果的なマーケティングツールとして注目されています。

出典:LINEヤフー株式会社

LINE公式アカウントの料金プラン

まず、料金体系を確認しておきましょう。2026年現在の料金プランは以下の3種類です。

プラン名 月額料金(税別) 無料メッセージ通数 追加配信
コミュニケーションプラン 0円 200通 不可
ライトプラン 5,000円 5,000通 不可
スタンダードプラン 15,000円 30,000通 可能(従量課金)

出典:LINEヤフー for Business

無料のコミュニケーションプランでも、後述する機能の多くを利用できます。

配信通数が増えてきたら、ライトプランやスタンダードプランへの変更を検討するとよいでしょう。

LINE公式アカウントでできること11選

ここからは、LINE公式アカウントでできることを11項目に分けて解説します。

自社のビジネスでどう活用できるかをイメージしながら読み進めてみてください。

1. メッセージ配信

LINE公式アカウントのメッセージ配信フォーマット4種類:テキスト・画像・動画、リッチメッセージ、カードタイプメッセージ、リッチビデオメッセージ

LINE公式アカウントの最も基本的な機能です。友だち追加したユーザーに対して、一斉にメッセージを配信できます。

テキストや画像、動画に加え、視覚的に訴求できる多彩な配信フォーマットが用意されています。

  • テキスト・画像・動画メッセージ
  • リッチメッセージ(画像とテキストを組み合わせた訴求力の高い形式)
  • カードタイプメッセージ(最大9枚をカルーセル表示。商品紹介に最適)
  • リッチビデオメッセージ(動画とアクションボタンの組み合わせ)
  • 配信予約機能
ここがポイント

リッチメッセージは1つの画像に複数のリンクを設定でき、カードタイプメッセージは商品をカルーセルで並べられます。

ECサイトの商品紹介やキャンペーン告知では、これらの視覚的なフォーマットが高いクリック率につながります。

2. 応答メッセージ・チャット

ユーザーとのコミュニケーションを支える機能です。24時間365日の自動応答と、スタッフによる1対1のチャット対応を組み合わせられます。

応答メッセージは配信通数にカウントされないため、コスト面でもメリットがあります。

  • キーワードに応じた自動返信
  • 時間帯別の応答設定
  • リアルタイムの1対1チャット
  • 画像・ファイルの送受信、対応履歴の管理

3. リッチメニュー

LINE公式アカウントのリッチメニュー:トーク画面下部に固定表示される大型メニューで、Webサイト誘導やクーポン・予約への導線として機能する

トーク画面の下部に表示される大型メニューです。

ユーザーが簡単にアクセスできる導線として、Webサイトへの誘導やサービス案内に効果的です。

  • 画像とテキストの自由な配置
  • 外部リンクへの誘導
  • 時間帯別の表示切り替え
  • クーポンや予約システムへのリンク設定

4. クーポン機能

LINE内で完結するクーポンシステムです。

発行から利用確認まで一元管理でき、集客と売上向上に直結する重要な機能です。

  • 割引クーポンの発行
  • 有効期限・利用回数の設定
  • 抽選クーポン機能
  • 利用状況の分析

5. ショップカード(デジタルスタンプカード)

従来の紙のスタンプカードをデジタル化した機能です。

来店や購入に応じてポイントを付与し、リピーター獲得に効果的です。

  • ポイント付与・管理
  • 特典・有効期限の設定
  • 利用データの分析

6. ステップ配信

LINE公式アカウントのステップ配信:友だち追加を起点に、当日・3日後・7日後と自動でメッセージを配信する仕組みの図解

友だち追加からの日数に応じて、自動でメッセージを配信する機能です。

顧客育成と関係性構築に効果的なマーケティング手法です。

配信タイミング 配信内容例 目的
友だち追加直後 あいさつメッセージとクーポン 第一印象の向上・初回購入
3日後 サービス・商品の紹介 認知度向上
7日後 特別クーポン 再来店・購入促進

7. セグメント配信・属性絞り込み

LINE公式アカウントのセグメント配信:全友だちから年齢・性別・地域・興味関心で絞り込み、ターゲットだけに配信する仕組みの図解

ユーザーを属性や行動履歴に基づいて分類し、ターゲットを絞った配信が可能です。

無駄な配信を減らし、配信効果の最大化を図れます。

  • 年齢・性別での絞り込み
  • 地域別配信
  • 興味関心別のセグメント配信

8. 分析・レポート機能

配信結果やユーザーの反応をデータで確認できる機能です。

データにもとづいた改善を進めるために欠かせません。

  • 友だち数の推移(追加・ブロック数)
  • メッセージの配信数・開封率・クリック率
  • クーポンの表示・利用率
  • リッチメニューのタップ数

9. LINEコール(音声・ビデオ通話)

ユーザーから音声通話やビデオ通話を受けられる機能です。

顔の見えるコミュニケーションにより、信頼関係の構築に役立ちます。

10. LINE VOOM投稿

LINE内のSNS機能を活用した投稿機能です。

投稿そのものにコストがかからないため、日常的な情報発信やブランディングに活用できます。

11. リサーチ・アンケート機能

ユーザーの意見や嗜好を収集できる機能です。

商品開発やサービス改善のための貴重なデータ収集に活用できます。

なお、これらの機能に加え、予約システムやECサイト、CRMツールなどの外部サービスとの連携にも対応しており、業務効率化や顧客管理の最適化も実現できます。

無料プランと有料プランでできることの違い

「これらの機能は無料で使えるの?」と気になる方も多いはず。

結論からいうと、紹介した11の機能は、ほぼすべて無料のコミュニケーションプランでも利用できます。有料プランとの主な違いは、月間に配信できるメッセージ通数です。

先に結論

機能面の差はほとんどありません。無料プランでもリッチメニュー、クーポン、ステップ配信、分析機能などを制限なく使えます。違いは「月に何通メッセージを配信できるか」と「上限を超えた追加配信ができるか」の2点です。

できること 無料プラン
(コミュニケーション)
有料プラン
(ライト・スタンダード)
メッセージ配信 月200通まで 5,000〜30,000通+追加配信
リッチメニュー 利用可能 利用可能
クーポン・ショップカード 利用可能 利用可能
チャット・応答メッセージ 利用可能 利用可能
ステップ配信・セグメント配信 利用可能 利用可能
分析・統計機能 利用可能 利用可能
上限超過後の追加配信 不可 スタンダードプランのみ可能

無料プランでできること

無料のコミュニケーションプランでも、メッセージ配信(月200通まで)、リッチメニュー、クーポン、ショップカード、チャット、ステップ配信、分析機能など、ビジネスに必要な機能はひと通り使えます。
初期費用をかけずにLINEマーケティングを始めたい中小企業や個人事業主、店舗運営者にとって十分なプランです。

有料プランで広がること

有料プランの主なメリットは、配信できるメッセージ通数の増加です。
ライトプランは月5,000通、スタンダードプランは月30,000通まで配信でき、スタンダードプランなら上限を超えた追加配信(従量課金)も可能です。
友だち数が増えて配信回数を確保したい場合や、頻繁に配信したい場合は有料プランが向いています。
なお、プレミアムID(任意の文字列のID)の取得やLINE広告との連携は、プランに関わらず別途費用がかかります。

業種別の活用イメージ

LINE公式アカウントの業種別活用イメージ:飲食店・小売物販・EC通販・サービス予約業それぞれの活用機能と狙える効果

LINE公式アカウントは業種を問わず活用できます。
自社に近い業種の使い方をイメージしてみましょう。

業種 主な活用機能 狙える効果
飲食店 クーポン、ショップカード、リッチメニュー 来店促進、リピーター獲得
小売・物販 カードタイプメッセージ、セグメント配信 新商品告知、再購入促進
EC・通販 外部連携、ステップ配信、セグメント配信 かご落ち対策、LTV向上
サービス・予約業 チャット、予約システム連携、リッチメニュー 予約獲得、問い合わせ対応の効率化

初心者におすすめの始め方

機能は多岐にわたりますが、初心者の方は以下の順序で導入するのがおすすめです。

  1. アカウント開設とプロフィール設定
  2. あいさつメッセージの作成
  3. 基本的な応答メッセージの設定
  4. リッチメニューの作成
  5. クーポン機能の活用
成功のポイント

すべての機能を一度に使おうとせず、自社のビジネスに合った機能から段階的に導入することが成功の鍵です。
分析機能でユーザーの反応を確認しながら、継続的に改善していきましょう。

LINE公式アカウントのできることに関するよくある質問

無料プランでもできることは多いですか

はい、無料のコミュニケーションプランでも、メッセージ配信、リッチメニュー、クーポン、ショップカード、チャット、分析機能など多くの機能を利用できます。
有料プランとの主な違いは、月間の配信可能通数(無料は200通まで)です。
まずは無料で始めて、配信量が増えたら有料プランへ移行する流れが現実的です。

LINE公式アカウントの開設に費用はかかりますか

開設・運用ともに無料で始められます。
コミュニケーションプランなら月額0円で、紹介した機能の多くを利用可能です。
なお、プレミアムID(任意の文字列のID)の取得や、LINE広告との連携には別途費用がかかります。

個人事業主や小規模店舗でも活用できますか

もちろんです。初期費用をかけずに始められるため、中小企業や個人事業主、店舗運営者にとって特に相性のよいツールです。
クーポンやショップカードを使った来店促進、リッチメニューでの情報提供など、小規模でも成果を出しやすい機能が揃っています。

配信通数を抑えながら運用するコツはありますか

セグメント配信で対象を絞る、リッチメニューやVOOM投稿など配信通数にカウントされない機能を活用する、応答メッセージで個別対応する、といった工夫が有効です。
限られた配信数だからこそ、1通あたりの内容の質を高めることが大切です。

まとめ

2026年現在、LINE公式アカウントは単なるメッセージ配信ツールを超え、総合的なデジタルマーケティングプラットフォームとして進化しています。
紹介した11のできることを適切に活用すると、以下のような成果が期待できます。

  • 顧客との接点増加と関係性の強化
  • 効率的な顧客管理と個別対応
  • 売上向上とリピーター獲得
  • マーケティングコストの削減
  • データにもとづいた意思決定

LINE公式アカウントは、中小企業から大企業まで業種を問わず活用できる強力なマーケティングツールです。
まずは自社に合った機能から始めて、ビジネス成長に役立ててください。

なお、標準機能だけでは物足りなくなってきたら、より高度な配信ができるLINE配信ツールの活用も選択肢です。
おすすめのツールは次の記事で詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。