LINEマーケティングで流入経路を分析したいなら、まず押さえたいのはどこから友だち追加されたかと、追加後にどのような行動を取ったかの2点です。LINE公式アカウントの分析だけでも友だち追加経路は確認できますが、売上やCVにつながる改善まで進めるなら、GA4とあわせて見る設計が欠かせません。
この記事では、LINEマーケティングで流入経路を分析する基本的な考え方から、実務で使いやすい設定方法、おすすめの分析方法、改善の進め方までをわかりやすく解説します。LINE公式アカウントを運用しているものの、どの導線が成果につながっているかわからない、友だち数は増えているのに売上につながらないと感じている方は、ぜひ参考にしてください。
- LINE内では友だち追加経路を設定し、導線ごとの差を把握する
- サイト流入後の動きはGA4のUTMと経路データ探索で確認する
- 友だち追加数だけでなく、CV・ブロック率・ID連携率まで見て改善する
LINEマーケティングで流入経路分析が重要な理由
LINE運用で成果が出ない原因のひとつは、すべての流入を一括で見てしまうことです。たとえば、同じ友だち追加でも、LPから追加した人と店頭QRから追加した人では、興味関心や温度感が大きく異なります。流入経路を分けて分析できれば、どの導線が友だち数を伸ばしやすいのか、どの導線が購入や問い合わせにつながりやすいのかを切り分けて判断できます。
また、流入経路分析は広告費や制作工数の最適化にも役立ちます。成果が出ている導線に予算を寄せ、反応が弱い導線は訴求や導線設計を見直すことで、同じ運用体制でも成果を伸ばしやすくなります。友だち追加数だけで満足せず、その後の行動まで追うことが、LINEマーケティングでは特に重要です。
LINEマーケティングの流入経路分析で見るべき2つの軸
1. 友だち追加の入口を把握するLINE公式アカウントの追加経路
LINE公式アカウントでは、友だち追加ガイドから友だち追加経路を作成できます。経路を設定すると、URL、QRコード、ボタンが発行され、その導線経由で追加されたユーザーを経路別に集計できます。つまり、Instagramプロフィール、広告LP、店頭POP、メルマガ、Webサイトのポップアップなど、流入元ごとに成果差を把握できるようになります。
まずは導線ごとに経路を分けて設計し、どこで追加されたかを明確にすることが基本です。LINEの管理画面上で分析できるため、初期の運用改善には十分役立ちます。
出典:LINEヤフー for Business
2. サイト内行動を深掘りするGA4での流入分析
ただし、LINEの管理画面だけでは、追加後にどのページを見て、どこで離脱し、何がCVにつながったかまでは追い切れません。そこで有効なのがGA4です。LINEで配信するURLやリッチメニューのリンク先にUTMパラメータを付与すれば、LINE経由の流入をキャンペーン単位で判別しやすくなります。
さらにGA4の経路データ探索を使えば、LINEから流入したユーザーが次にどのページへ進んだか、どこで離脱しやすいかまで可視化できます。LINEで集客して終わりではなく、サイト内回遊やCVまでつなげて評価することが、精度の高い流入経路分析です。
LINEマーケティングで流入経路を分析する手順
手順1. 友だち追加経路を導線ごとに作成する
最初に行うべきなのは、LINE公式アカウントの管理画面で友だち追加経路を作成することです。経路設定では、少なくともどの媒体・どの導線なのかがあとで見返してわかる命名にしておくことが重要です。たとえば「instagram_profile」「lp_footer」「store_qr_tokyo」のように、媒体と設置場所が判別できる名前にすると、後から迷いません。
このとき、導線を細かく分けすぎると、経路ごとの流入数が少なくなり、後述する表示条件を満たせなくなることがあります。最初は媒体単位や主要導線単位など、改善アクションにつながる粒度で設計するのがおすすめです。
手順2. URL・QRコード・ボタンを導線別に使い分ける
経路設定後に発行されるURLやQRコードは、同じアカウントでも導線ごとに出し分けて使います。WebサイトにはURLやボタン、オフライン販促物にはQRコード、キャンペーンページには専用導線というように、接点ごとに分けるだけで分析精度は大きく変わります。
特に店頭、LP、SNS、広告、メールなど複数チャネルを併用している場合は、共通の追加導線を使い回さないことが大切です。どこから増えたのかがわからなくなると、改善の優先順位を付けにくくなります。
手順3. 分析画面で数値を確認し、成果の高い経路を見つける
設定した経路は、LINE公式アカウントの分析画面で確認できます。ここでは、どの経路から友だち追加されたかを見ながら、増加数の推移や施策反応を比較します。もし、広告は追加数が多いがCVが弱い、店頭は追加数は少ないが継続率が高い、といった差が見えれば、次の改善アクションにつなげやすくなります。
なお、選択した期間内に経路・流入元・キャンペーンのそれぞれで20件以上の流入がない場合、設定した経路の数値は確認できず、経路は「外部流入」、流入元・キャンペーンは「その他」として集約されます。分析しやすい形でデータを貯めるには、一定数が集まる単位で経路設計を行うことも重要です。
出典:LINEヤフー for Business
LINEマーケティングでおすすめの流入経路分析方法
LINE公式アカウントの追加経路分析を軸にする
もっとも始めやすい方法は、LINE公式アカウント標準の追加経路分析を使うことです。QRコード、URL、検索、ボタンなど、どの接点が友だち追加に強いのかを把握しやすく、まずは現状把握に向いています。LINE運用を始めたばかりの企業でも取り入れやすい方法です。
UTMを使ってGA4でキャンペーン別に計測する
友だち追加後のWeb行動やCVまで見たい場合は、GA4の活用が欠かせません。たとえばLINE配信のリンク先にUTMパラメータを付ければ、どの配信・どのキャンペーン・どの導線が成果につながったのかを整理しやすくなります。リッチメニュー、ステップ配信、セール告知、クーポン配布など、目的ごとに命名ルールを統一しておくと運用しやすくなります。
流入経路ごとに配信内容を変えて質まで分析する
本当に成果を伸ばすなら、追加経路ごとに同じ配信をするのではなく、訴求内容を変えて反応差を見ることが重要です。たとえば、キャンペーン経由の友だちは即時特典に反応しやすく、資料請求経由の友だちは比較情報や導入事例に反応しやすいことがあります。流入経路ごとに配信を変え、その後のクリック率、CVR、ブロック率を見比べると、運用の精度が上がります。
| 分析方法 | わかること | 向いているケース |
|---|---|---|
| 友だち追加経路分析 | どの接点から友だち追加されたか | 導線別の集客力を比較したいとき |
| UTM×GA4分析 | 流入後のページ遷移・CV | 売上や問い合わせまで評価したいとき |
| 経路別セグメント配信 | 流入元ごとの反応差・CVR差 | 配信改善まで一気通貫で進めたいとき |
流入経路分析で成果を出すための改善ポイント
追加数だけでなくCVやブロック率も見る
友だち追加数が多い経路が、必ずしも最良とは限りません。大量に友だちを獲得できても、その後の反応が薄かったり、すぐブロックされたりすれば、売上にはつながりにくいからです。流入経路分析では、追加数とあわせてCV、クリック率、ブロック率、ID連携率なども見て、質の高い導線を見極めることが重要です。
媒体名・訴求軸・設置場所の命名を揃える
分析がうまくいかない理由として多いのが、経路名の付け方がバラバラなことです。担当者ごとに命名ルールが違うと、あとから集計しづらくなります。媒体、設置場所、キャンペーン、訴求内容など、必要な項目を最初に決めておくと、比較や振り返りがしやすくなります。
分析結果を次の配信設計に反映する
流入経路分析は、レポートを作って終わりでは意味がありません。たとえば、LP経由のユーザーは比較検討段階にいる可能性が高いため導入事例を見せる、店頭QR経由のユーザーには再来店促進のクーポンを見せる、メルマガ経由のユーザーには検討を後押しする情報を届ける、というように、流入元に合わせて配信設計を変えることが成果につながります。
Liglaなら流入経路分析から配信最適化まで進めやすい
LINEマーケティングで成果を伸ばすには、単に友だち追加経路を把握するだけでなく、その後の行動データを活用して配信を最適化することが重要です。Liglaは、友だち獲得、Web行動履歴の活用、セグメント配信、リッチメニューの出し分け、ID連携を含めて、LINE運用の改善を一気通貫で進めやすいのが特長です。
実際にLiglaの導入事例では、株式会社じげんで1日30分の運用によりLINE経由のCVRが139%に、森永製菓で導入約1年でLINE経由売上が2倍、バロックジャパンリミテッドでROAS 2,000%といった成果が公開されています。流入経路を可視化するだけでなく、流入後のコミュニケーション設計まで改善したい企業に向いています。
出典:Ligla導入事例(株式会社じげん、森永製菓、バロックジャパンリミテッド)
まとめ
LINEマーケティングで流入経路を分析するには、まずLINE公式アカウントの友だち追加経路を整備し、そのうえでGA4を使って流入後の行動まで追うのが基本です。重要なのは、追加数を見るだけで終わらず、CVやブロック率、ID連携率まで含めて評価し、配信改善につなげることです。
どの導線から友だちが増えているかはわかるが、その先の売上改善までつなげられていないという場合は、流入経路分析と配信最適化を一体で進める設計が必要です。LINE運用の精度を高めたい方は、まずはサービス内容を確認してみてください。