MAツールとLINEを連携し開封率55%を活かすナーチャリング施策

LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、MAツールとLINE連携の方法と、開封率55%を活かしたナーチャリング施策について、マーケティング初心者の方にもわかりやすく解説いたします。

メールの開封率が約20%前後に留まる中、LINEはその2〜3倍にあたる平均開封率55%(2022年6月 LINEヤフー社調べ)を誇るチャネルです。

MAツールと連携することで、このLINEの高い開封率を活かした自動ナーチャリング施策が実現できます。「
どうやって連携するの?」
「どんな効果があるの?」という疑問を、この記事で丁寧に解説していきます。

MAツールとは?マーケティング初心者にもわかりやすく解説

MA(マーケティングオートメーション)ツールとは、マーケティング活動を自動化・効率化するためのソフトウェアです。見込み顧客の獲得から育成、購買促進までを一元管理し、担当者の手作業を大幅に削減することができます。

一言でいえば、「適切なタイミングで、適切な相手に、適切なメッセージを自動で届ける仕組み」です。たとえば、「商品ページを閲覧したユーザーに翌日フォローメッセージを送る」「一定期間購入がないユーザーに特別クーポンを送る」といった施策を、担当者が都度操作することなく自動で実行できます。

MAツールの主な機能 説明
顧客管理(CRM連携) 見込み顧客の情報・行動履歴を一元管理する
セグメント配信 属性や行動に基づいて対象を絞り込んで配信する
シナリオ配信 顧客の行動をトリガーに自動でメッセージを配信する
スコアリング 購買意欲を数値化し、アプローチの優先順位を決める
効果測定・分析 配信結果を可視化し、施策の改善に役立てる

MAツールとLINE連携で得られる5つのメリット

LINE公式アカウント単体でもメッセージ配信はできますが、MAツールと連携することで、よりきめ細かいナーチャリング施策が可能になります。主なメリットを5つご紹介します。

① 開封率55%の高いLINEでナーチャリングを自動化できる

LINEはプッシュ通知でユーザーに直接届くため、メールと比べて圧倒的に開封率が高いのが特徴です。LINEヤフー株式会社の調査によれば、LINE公式アカウントのメッセージ平均開封率は約55%(2022年6月 LINEヤフー社調べ)、配信当日に限ると約80%に達するとされています(LINEヤフー for Business調べ)。一般的なメールマガジンの開封率が約20%前後であることと比較すると、その差は歴然です。この高い開封率を持つLINEでナーチャリングを自動化できることが、最大のメリットといえます。

ポイント

LINE開封率:約55%(2022年6月 LINEヤフー社調べ)
配信当日の開封率:約80%(LINEヤフー for Business調べ)
メール開封率:約20%前後

LINEはメールの約2〜3倍の開封率を誇ります。

② 1億人のユーザーベースに対してアプローチできる

LINEの国内月間アクティブユーザー数(MAU)は1億人(2025年12月末時点、LINEヤフー株式会社)に達しており、国内最大級のコミュニケーションプラットフォームです。年齢・職業を問わず幅広い層が日常的に利用しているため、既存顧客だけでなく潜在顧客へのリーチも期待できます。

③ 顧客データと連携してOne to Oneメッセージを実現できる

MAツールとCRMやECシステムを連携させることで、過去の購買履歴・閲覧行動・アンケート結果など多様なデータをもとに、顧客一人ひとりに最適なメッセージを届けられます。「一斉配信」ではなく「パーソナライズされた配信」になることで、クリック率やコンバージョン率の向上が期待できます。

④ 業務の自動化で運用工数を削減できる

MAツールを活用したステップ配信・シナリオ配信により、担当者が都度手動で配信しなくても自動でフォローアップが完結します。一度シナリオを設計すれば、継続的に顧客育成が進むため、小規模チームでも効率的にナーチャリングを運用できます。

⑤ LTVの向上が期待できる

LINEのID連携(LINE IDと会員IDの紐付け)を活用した場合、Liglaの導入企業全体(業種横断)のデータでは、ID連携ユーザーは非連携ユーザーと比較してLTV(顧客生涯価値)が平均1.8倍高いというデータがあります(業種横断・複数事例の平均値)。

MAツールとLINEを連携する方法|5つのステップで解説

MAツールとLINE公式アカウントを連携する方法をステップ形式で解説します。技術的な知識がなくても理解できるよう、ポイントを押さえて説明していきます。

STEP1:LINE公式アカウントの作成と初期設定

まずLINE公式アカウントをお持ちでない場合は、LINE Official Account Managerからアカウントを作成します。すでにアカウントをお持ちの場合はSTEP2へ進んでください。作成時は、アカウント名・プロフィール写真・基本情報をしっかり設定しておきましょう。

STEP2:Messaging APIを有効化する

MAツールとの連携に必要な「Messaging API」を有効化します。LINE Official Account Managerの管理画面で「設定」→「Messaging API」から有効化できます。Messaging APIは無料で利用できます。

ポイント

Messaging APIを有効化すると、LINE公式アカウントとMAツール間でデータのやり取りが可能になります。有効化はLINE Official Account Managerの設定画面から行えます。

STEP3:LINE DevelopersコンソールでAPIキーを取得する

Messaging APIを有効化すると、LINE Developersコンソールにアクセスできるようになります。ここで「Channel Access Token(チャネルアクセストークン)」を発行し、MAツール側に設定するWebhook URLを確認します。このトークンがLINEとMAツールをつなぐ「鍵」の役割を果たします。

STEP4:MAツール側でLINE連携設定を行う

利用するMAツールの管理画面でLINE連携設定を開き、STEP3で取得した「Channel Access Token」と「Channel Secret」を入力します。入力後、Webhookを「オン」にして接続テストを実施します。MAツールによって設定画面のデザインは異なりますが、基本的な手順はほぼ共通です。

STEP5:シナリオを設計してテスト配信を実施する

連携が完了したら、どのようなシナリオでメッセージを配信するかを設計します。設計後はテスト配信を行い、意図した通りにメッセージが届くか・データが連携されているかを必ず確認しましょう。

  1. 友だち追加時:ウェルカムメッセージの自動送信
  2. 商品閲覧時:関連商品・リマインドの自動送信
  3. 一定期間購入がない場合:再エンゲージメント配信
  4. 誕生日・記念日:パーソナライズされたお祝いメッセージ

LINEを活かしたナーチャリング施策の具体例

MAツールとLINEを連携することで実現できるナーチャリング施策の具体例を見ていきましょう。

ステップ配信でリードを段階的に育成する

ステップ配信とは、友だち追加や特定のアクションをトリガーとして、あらかじめ設定したシナリオに沿って自動でメッセージを順番に配信する仕組みです。たとえば「友だち追加→3日後に商品説明→7日後にQ&A→14日後にクーポン配布」という流れを自動化することで、手作業ゼロで見込み顧客を継続的に育成できます。

セグメント配信で購買意欲に応じたアプローチを行う

MAツールのスコアリング機能と組み合わせることで、購買意欲の高い顧客・低い顧客を分けて最適なメッセージを配信できます。購買意欲が高い顧客には限定オファーを、まだ検討段階の顧客には教育コンテンツを届けるなど、顧客の検討段階に合わせたコミュニケーションが可能になります。

カート放棄・閲覧履歴に基づくリマインド配信

ECサイトなどでカートに商品を入れたまま離脱したユーザーや、特定の商品ページを複数回閲覧したユーザーに対して、自動でフォローメッセージを送ることができます。メールでは見落とされやすいこうしたリマインドも、LINEのプッシュ通知なら当日中に届きやすいのが特徴です。

導入事例:アパレル企業での活用

Liglaを導入したアパレル企業(バロックジャパンリミテッド)では、LINEのID連携とパーソナライズ配信を活用した結果、ROAS 2,000%・ID連携率42.3%という成果を上げています(出典:ligla.jp/works/)。

導入事例:人材企業での活用

人材サービスを展開するじげん(リジョブ・バイトEX)では、LINEとMAを連携したシナリオ配信を活用し、CVRが基準比139%に改善、アンケート回答率も約60%を達成しました。また1日30分という少ない工数での運用も実現しています(出典:ligla.jp/works/)。

LINE連携時に気をつけたい3つの注意点

MAツールとLINEを連携する際に、事前に把握しておくべき注意点をまとめます。

  • ブロック率に注意する:配信頻度が高すぎると「うるさい」と感じたユーザーにブロックされてしまいます。ユーザーにとって価値ある情報を適切な頻度で届けることが大切です。
  • 既存システムとの連携可能性を事前確認する:自社で使用しているCRMや基幹システムとMAツールが連携できるかを、導入前に必ず確認しましょう。連携できないと、せっかくの顧客データを活かせません。
  • 個人情報の取り扱いに十分注意する:顧客の行動データや属性情報を扱うため、個人情報保護法に準拠した管理体制の整備が必要です。データの取り扱いポリシーを明確にしたうえで運用しましょう。

次の記事ではLINE MAツールのおすすめ8選を紹介

MAツールとLINEの連携方法・ナーチャリング施策についてご理解いただけたでしょうか?MAツールを選ぶ際には、LINE連携の機能や使いやすさ、サポート体制などを比較することが大切です。次の記事では、LINE MAツールのおすすめ8選を詳しく比較・紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

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