MAツールの費用が気になっている方の多くは、「初期費用はいくらか」「月額はいくらか」「結局どこまでがランニングコストなのか」で迷います。LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、2026年4月時点の公式情報をもとに、メール配信型とLINE配信型の違いから、導入時に見るべき費用項目、代表ツールの料金の見方まで、マーケティング初心者の方にもわかりやすく解説します。
先に結論をお伝えすると、MAツールの費用は「ツール利用料」だけでは決まりません。初期設定、月額利用料、配信通数、外部連携、運用支援の有無まで含めて見ないと、導入後に想定以上のコストがかかるケースがあります。特にLINE系はメッセージ通数、メール系は登録件数やシート数で料金が変わることが多いため、料金表の見方を最初に押さえることが大切です。
MAツールは大きく「メール配信型」と「LINE配信型」の2種類があります
まず押さえたいのは、MAツールには大きく分けてメール配信を軸にしたタイプと、LINE配信を軸にしたタイプがあることです。どちらも顧客に合わせて情報を届ける仕組みですが、費用の発生ポイントが異なります。
| 種類 | 主な配信先 | 料金が変わりやすい軸 | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| メール配信型MA | メールアドレス | 登録件数、ユーザー数、機能範囲 | BtoBリード育成、資料DL後のナーチャリング、長文情報の配信 |
| LINE配信型MA | LINE友だち | 月額プラン、配信通数、拡張機能、運用支援 | EC、来店促進、再購入促進、短い導線でCVを狙いたいケース |
同じ「MAツール」でも、メール中心かLINE中心かで費用構造はかなり変わります。比較するときは、同じ土俵で月額だけを比べるのではなく、「何に課金されるか」を確認するのが失敗しないコツです。
MAツール導入でかかる費用は4つに分けて考えるとわかりやすいです
1. 初期費用
初期費用は、アカウント開設、初期設定、シナリオ設計、外部システム連携、タグ設置などで発生する費用です。LINE MAツールに関するLigla公式記事では、初期費用は無料のツールもある一方で、設定支援がある場合は5万円前後、高機能なエンタープライズ向けでは10万円以上になるケースもあると整理されています。つまり、初期費用は「あるかないか」ではなく、どこまで伴走してもらえるかで差が出やすい項目です。(出典:Ligla公式ブログ)
2. 月額利用料
月額利用料は、最も見えやすい固定費です。ただし、ここにも幅があります。Ligla公式記事では、LINE MAツールの月額費用は0円〜5,000円の低価格帯から、5,000円〜30,000円、30,000円〜50,000円、さらに5万円以上の高機能帯まであると紹介されています。メール系でも、HubSpot Marketing Hubは無料プランのほか、Starterが年額払いで1,080円/月/シート、月額払いで2,400円/月/シート、Professionalは96,000円/月からとなっており、企業規模や必要機能によって大きく変わります。(出典:Ligla公式ブログ、HubSpot公式|料金)
3. 配信にかかる従量課金
見落としやすいのが配信コストです。LINE公式アカウントは、コミュニケーションプランが月額0円で無料メッセージ200通、ライトプランが月額5,000円(税別)で5,000通、スタンダードプランが月額15,000円(税別)で30,000通という構成です。追加メッセージ配信に対応しているのはスタンダードプランのみで、コミュニケーションプランとライトプランでは上限を超えた追加配信はできません。友だち数が増えても配信量が増えなければ固定費を抑えやすい一方、配信量が増えるとスタンダードプランや追加メッセージの検討が必要になります。(出典:LINEヤフー for Business|料金プラン)
4. オプション費用・運用支援費用
MAツールは導入して終わりではありません。チャット対応を強化する追加オプション、レポート支援、クリエイティブ制作、配信代行、コンサルティングなどが別料金になることがあります。料金表に載っている金額だけで判断せず、運用まで含めた総額を確認することが重要です。(出典:Ligla公式ブログ)
費用相場の目安を知っておくと、見積もりの妥当性を判断しやすくなります
実際の見積もりが高いのか安いのかを判断するには、ざっくりした相場感を持っておくことが大切です。特にLINE系MAでは、以下のような価格帯で考えると整理しやすくなります。
| 費用項目 | 目安 | 見方のポイント |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円、5万円前後、10万円以上 | 設定支援やEC連携など、導入支援の範囲で差が出ます |
| 月額費用 | 0円〜5,000円 / 5,000円〜30,000円 / 30,000円〜50,000円 / 50,000円以上 | 機能数、分析レベル、外部連携、運用規模で変わります |
| 配信コスト | ツールにより異なる | LINEは通数、メールは件数・ユーザー数・機能数で変わることが多いです |
| 運用支援費 | 要問い合わせ〜月額数万円以上 | 制作代行やレポート支援を依頼するかで総額が変わります |
重要なのは、安いツールが必ずしも得ではないことです。たとえば初期費用が安くても、必要な配信ができず別ツールを追加するなら、結果的にコストは高くなります。逆に、月額が高く見えても、分析・配信・レポートが1つにまとまっていれば、外注費や工数を抑えられることがあります。
メール配信ツールとLINE配信ツールの費用を比較します
ここでは、公式サイトで確認できる代表的なサービスの料金を比較します。メール配信型は「登録件数・シート課金」、LINE配信型は「月額プラン・通数課金」という違いが見えやすい表です。
| 種別 | サービス名 | 初期費用 | 月額料金の目安 | 主な課金軸 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| メール配信型MA | HubSpot Marketing Hub | 公式ページに明記なし | 無料 / Starter 1,080円〜/月/シート(年額)・2,400円〜/月/シート(月額) / Professional 96,000円〜/月 | シート数、プラン機能 | 無料プランあり |
| メール配信型MA | BowNow | 公式ページに明記なし | フリー 0円 / スタンダード 36,000円(税抜) / MA運用×架電代行 86,000円(税抜) | プラン、保有リード数、PV数 | フリープラン以外は最低利用期間1年 |
| LINE配信基盤 | LINE公式アカウント | 0円 | コミュニケーション 0円 / ライト 5,000円(税別) / スタンダード 15,000円(税別) | 月額プラン、配信通数 | 追加メッセージはスタンダードプランのみ対応。無料メッセージは200通、5,000通、30,000通 |
| LINE配信型MA | Ligla | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 友だち数に応じた従量課金 | 月50万通まで配信無料(LINE公式アカウントの無料通数とは別枠)。別途LINE公式アカウント費用が必要 |
(出典:HubSpot公式|料金、BowNow公式|料金、LINEヤフー for Business|料金プラン、Ligla公式)
MAツールの費用で失敗しやすいポイントは3つあります
- 月額料金だけを見て、初期設定や連携費用を見落とすこと
- 配信数の増加を想定せず、導入後に従量課金で予算超過すること
- 社内で運用できず、結局は制作や運用支援を追加発注すること
特にLINE系では、配信数が増えるほど費用の見方が重要になります。一方、メール系では保有リード数や利用ユーザー数が効いてくるため、現在の顧客基盤だけでなく、半年後・1年後の成長を前提に見積もりを取ることが大切です。
見積もりを比較するときは、「初期費用」「月額固定費」「従量課金」「運用支援費」の4項目を横並びにしてください。これだけで、安く見えるツールの落とし穴がかなり見えやすくなります。
予算別に考えると、自社に合う導入方法が選びやすくなります
まずは小さく始めたい場合
最初は無料プランや低価格帯で始め、配信対象やシナリオ数を絞って検証する方法が向いています。たとえば、LINE公式アカウントのコミュニケーションプランや、HubSpotの無料プラン、BowNowのフリープランなどが候補になります。配信量が少ない段階なら、固定費を抑えつつ運用の型を作れます。(出典:LINEヤフー for Business|料金プラン、HubSpot公式|料金、BowNow公式|料金)
CV改善を本格化したい場合
配信を自動化し、セグメント配信やシナリオ配信を本格化したいなら、ツール費用だけでなくサポート体制も含めて比較するべきです。Liglaは、東証プライム上場のブレインパッドグループが提供しており、「Rtoasterのロジックを活用」した独自レコメンドによる自動パーソナライズ配信が強みです。月50万通まで配信無料(LINE公式アカウントの無料通数とは別枠)で、導入から配信開始まで約8週間で運用を始められます。料金は要問い合わせですが、LINE運用を本格化したい企業にとって判断材料になります。(出典:Ligla公式)
まとめ
MAツールの費用は、単純な月額料金だけでは判断できません。メール配信型は登録件数やシート数、LINE配信型は月額プランや通数課金が中心になりやすく、さらに初期費用や運用支援費も加わります。だからこそ、「何に課金されるのか」「どこまで自社で運用できるのか」を整理したうえで比較することが重要です。
もし費用感だけでなく、具体的にどのMAツールを選ぶべきかまで検討したい場合は、次の記事もあわせてご覧ください。
参考にした公式情報
- LINE公式アカウントの料金プラン|LINEヤフー for Business
- LINE MAツールの費用相場を初期費用・月額・隠れコストまで解説|Ligla公式ブログ
- Ligla公式サイト
- Marketing Hub 料金表|HubSpot公式
- BowNow 料金プラン|BowNow公式