LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウントを何個まで作成できるのか、そして複数アカウントの切り替え方法について、マーケティング初心者の方にもわかりやすく解説いたします。
店舗やサービスを複数展開している事業者の方、ターゲット別にアカウントを使い分けたい方にとって、LINE公式アカウントの複数作成は非常に有効なマーケティング戦略です。
そこで本記事では、アカウント作成の上限から実際の切り替え操作、運用のメリット・デメリットまで、2026年最新の情報をもとに詳しくご紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
LINE公式アカウントは何個まで作成できる?
結論から申し上げますと、LINE公式アカウントは1つのLINEビジネスIDにつき最大100個まで無料で作成することができます。これは認証済みアカウント・未認証アカウントの種別を問わず適用される制限です。
2026年6月30日に「LINEビジネスID」は「ビジネスID」に名称変更されましたが、複数アカウント作成機能には影響ありません。引き続き同じ条件で100個までアカウントを作成できます。
LINEビジネスIDとは
LINEビジネスIDとは、LINE公式アカウントをはじめとするLINEヤフー社が提供するビジネス向けサービスにログインするための共通認証システムです。個人のLINEアカウントとは別のもので、ビジネス用途専用のIDとなります。
1つのビジネスIDで最大100個のLINE公式アカウントを管理できるため、多店舗展開している企業や複数のブランドを運営している事業者でも十分な数を確保できます。
作成できるアカウントの種類
100個の上限内で作成できるアカウントは以下の通りです。
- 未認証アカウント:審査なしで即座に作成可能
- 認証済みアカウント:LINE社の審査を通過したアカウント
どちらの種類でも上限は合計100個までとなり、未認証80個+認証済み20個といった組み合わせも可能です。
複数のLINE公式アカウントを作成するメリット
複数のLINE公式アカウントを運用することで、さまざまなビジネス上のメリットを得ることができます。
1. ターゲット層に最適化された情報発信が可能
店舗やブランド、サービス内容ごとにアカウントを分けることで、それぞれの顧客層に合わせた最適な情報を届けることができます。例えば、飲食店を複数経営している場合、和食店とイタリアンレストランで異なるアカウントを使用すれば、各店舗の特徴に合わせた情報配信が実現します。
2. ブロック率の削減
ユーザーにとって興味のない情報を一律配信すると、ブロックされるリスクが高まります。複数アカウントで専門性の高い情報を配信することで、ユーザー満足度を向上させ、ブロック率を抑制できます。
3. 無料メッセージ配信数の拡大
LINE公式アカウントのフリープランでは月200通まで無料でメッセージを配信できます。複数アカウントを作成すれば、各アカウントで200通ずつ配信できるため、全体の無料配信枠を大幅に増やすことができます。
| アカウント数 | 月間無料配信数(フリープラン) | 月間無料配信数(ライトプラン) |
| 1個 | 200通 | 5,000通 |
| 3個 | 600通 | 15,000通 |
| 5個 | 1,000通 | 25,000通 |
| 10個 | 2,000通 | 50,000通 |
4. チャット管理の効率化
商品やサービスごとにアカウントを分けることで、問い合わせ内容に応じた専門スタッフによる対応が可能になります。担当者ごとにアカウントを割り当てれば、業務の分担と管理が効率化され、迅速な顧客対応を実現できます。
5. 顧客データの明確化
店舗別、サービス別にアカウントを分けることで、それぞれの友だち属性や行動データを明確に把握できます。効果測定や改善施策の実施がしやすくなり、よりデータドリブンなマーケティングが可能になります。
複数アカウント運用のデメリットと注意点
メリットが多い複数アカウント運用ですが、いくつか注意すべき点もあります。
運用工数の増加
アカウント数が増えるほど、管理の手間も比例して増加します。各アカウントの配信スケジュール管理、コンテンツ作成、効果測定など、運用に必要な作業量が多くなることを考慮する必要があります。
コンテンツ制作の負荷
各アカウントに合わせた独自のコンテンツを作成する必要があるため、制作リソースが不足する可能性があります。テンプレート化や素材の共有などで効率化を図る工夫が求められます。
ブランドイメージの統一管理
複数アカウントを運用する際は、アカウント間でブランドイメージやトーン&マナー、対応方針に一貫性を持たせることが重要です。統一基準を設けていないと、顧客に混乱を与えるリスクがあります。
友だち情報の重複
同一ユーザーが複数のアカウントを友だち追加している場合、重複配信によって不快感を与える可能性があります。可能な限り、ユーザーの興味関心に応じたセグメント配信を心がけましょう。
LINE公式アカウントの複数作成方法
すでに1つLINE公式アカウントを持っている場合、2つ目以降のアカウント作成も簡単に行えます。Web版とアプリ版の両方で作成可能です。
Web版(PC)での作成手順
- LINE Official Account Managerにアクセスしてログイン
- 画面右上の「アカウント作成」ボタンをクリック
- アカウント名、業種、所在国・地域を入力
- 会社・事業者名を入力(個人の場合は個人名でも可)
- 内容を確認後、「作成」をクリック
アプリ版(スマートフォン)での作成手順
- LINE公式アカウントアプリを起動
- ホーム画面右上の三本線(≡)メニューをタップ
- 「+」(プラス)マークをタップ
- 「アカウント作成」を選択
- 必要事項(アカウント名、業種、所在地など)を入力
- 内容を確認して「作成」をタップ
アカウント作成時に入力する情報は後から変更可能ですが、アカウント名は認証を受ける際に重要な要素となります。慎重に決定することをおすすめします。
複数アカウントの切り替え方法
作成した複数のLINE公式アカウント間の切り替えは非常に簡単です。Web版とアプリ版でそれぞれ異なる操作方法があります。
Web版(PC)での切り替え手順
- LINE Official Account Managerにログイン
- 画面左上または左サイドメニューに表示されているアカウント名をクリック
- 「すべてのアカウント」を選択
- アカウントリストから切り替えたいアカウントをクリック
切り替え操作は即座に反映され、選択したアカウントの管理画面に移動します。
アプリ版(スマートフォン)での切り替え手順
- LINE公式アカウントアプリを開く
- ホーム画面左上の三本線(≡)メニューをタップ
- 「すべて表示」または「アカウントリスト」を選択
- ログイン中のビジネスIDに紐づく全アカウント一覧から切り替えたいアカウント名をタップ
頻繁に切り替える場合は、ブックマーク機能を活用すると効率的です。
効率的な複数アカウント運用のコツ
複数のLINE公式アカウントを効果的に運用するためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
各アカウントの目的を明確にする
アカウントごとに以下の要素を明確に定義しましょう。
- ターゲット層の設定
- 配信コンテンツの方針
- 達成したい目標(KPI)
- 運用担当者の割り当て
コンテンツ制作の効率化を図る
共通で使えるコンテンツは使い回し、アカウント固有の情報のみをカスタマイズすることで制作工数を削減できます。テンプレート化や素材の共有により、品質を保ちながら効率的な運用が可能になります。
運用スケジュールを統一管理する
複数アカウントの配信スケジュールを一元管理し、重複や競合を避けることが重要です。カレンダーツールやプロジェクト管理ツールを活用して、全体的な配信計画を立てましょう。
料金プランを最適化する
各アカウントの配信数に応じて最適な料金プランを選択しましょう。2026年現在の料金体系は以下の通りです。
| プラン名 | 月額料金 | 無料配信数 | 追加配信 |
| コミュニケーションプラン(旧フリープラン) | 0円 | 200通 | 不可 |
| ライトプラン | 5,000円 | 5,000通 | 不可 |
| スタンダードプラン | 15,000円 | 30,000通 | 可能(従量制) |
複数アカウント作成時のよくある質問
Q. 個人でも複数アカウントを作成できますか?
はい、可能です。法人・個人を問わず、1つのビジネスIDで最大100個までアカウントを作成できます。個人事業主の方でも複数の事業やサービスごとにアカウントを使い分けることができます。
Q. 未認証アカウントと認証済みアカウントで制限は異なりますか?
作成数の上限に関しては違いはありません。どちらも合計で100個まで作成可能です。ただし、認証済みアカウントはLINE検索結果に表示されるなど、機能面でのメリットがあります。
Q. アカウントを削除した場合、上限数は回復しますか?
はい、削除したアカウント分の枠は空きますので、再度新しいアカウントを作成することができます。
Q. 複数アカウント間でデータを共有できますか?
友だち情報やメッセージ配信履歴などのデータは、各アカウントで独立して管理されます。アカウント間でのデータ共有機能は標準では提供されていません。
公式アカウント開設後はLINE配信をマスターしよう
LINE公式アカウントを複数作成した後は、効果的なメッセージ配信の設定が成功のカギとなります。配信設定の詳細な方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご参考ください。
LINE公式アカウントは1つのビジネスIDで最大100個まで作成可能で、店舗やサービス、ターゲット層に応じた柔軟な運用ができます。複数アカウントの切り替えもWeb版・アプリ版ともに簡単に行えるため、効率的な管理が可能です。
複数アカウント運用により、無料配信数の拡大、ブロック率の削減、管理の効率化など多くのメリットが得られます。一方で運用工数の増加というデメリットもあるため、事業規模と運用体制を考慮した適切な計画を立てることが重要です。
本記事でご紹介した作成方法や切り替え手順、運用のコツを参考に、効果的なLINEマーケティングを実現してください。