LINE公式アカウントのチャットボットの3つの作り方を徹底解説

LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウントのチャットボット作り方について、マーケティング初心者の方でもストレスなく理解できるように、わかりやすく解説いたします。LINE公式アカウントを活用して顧客対応の自動化を実現したい企業やお店の方は、ぜひ最後までご覧ください。

LINEチャットボットとは?基本を押さえよう

LINEチャットボットとは、LINE公式アカウント上でユーザーからのメッセージに自動で返信する仕組みのことです。チャットボットを導入することで、24時間365日の顧客対応が可能になり、業務効率化と顧客満足度向上を同時に実現できます。

LINE公式アカウントには、無料で使える基本機能から、より高度な機能を実現できるAPI連携まで、さまざまなチャットボット作成方法が用意されています。自社のニーズや予算に合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。

LINE公式アカウントのチャットボット3つの作り方

LINE公式アカウントでチャットボットを作成する方法は、大きく分けて3つあります。それぞれの特徴と作成手順を詳しく解説します。

作り方1:応答メッセージ機能を使った作成方法

最も簡単にチャットボットを作成できる方法が、LINE公式アカウントの標準機能である「応答メッセージ」を活用する方法です。専門知識がなくても、管理画面から数分で設定できるため、初心者の方に最適です。

応答メッセージの設定手順

  1. LINE Official Account Managerにログインします
  2. 画面右上の「設定」をクリックします
  3. 左側のメニューから「応答設定」を選択します
  4. チャットを利用する場合は「チャット」をオンにし、「応答方法」で「手動チャット+応答メッセージ」を選択します
  5. 画面左側のメニューから「応答メッセージ」を選択します
  6. 「作成」ボタンをクリックして新しい応答メッセージを作成します
  7. タイトル、応答タイプ(一律応答またはキーワード応答)、メッセージ内容を設定します
  8. スケジュール設定で配信する時間帯を指定することもできます

ポイント応答メッセージは無料プランでも利用できます。ただし、キーワード応答は完全一致した場合にのみ反応するため、「予約」というキーワードを設定しても「予約をしたい」には反応しません。想定される質問パターンをすべて登録する必要があります。

応答メッセージの2つのタイプ

応答タイプ 特徴 活用シーン
一律応答 すべてのメッセージに対して同じ内容を自動返信 営業時間外の自動応答、初回コンタクト時の挨拶
キーワード応答 特定のキーワードに対してあらかじめ設定した内容を返信 よくある質問への自動回答、予約や問い合わせの誘導

作り方2:AIチャットボット(β版)を活用した作成方法

2026年11月に、LINE公式アカウントに新機能として「AIチャットボット(β版)」が追加されました。この機能は、AIが自動的に質問内容を判別して適切な回答を提供してくれる画期的な機能です。

AIチャットボットの特徴

  • AIがユーザーからのメッセージ内容を自動で判別
  • あらかじめ登録した質問と回答のペアをもとに、適切な回答を自動送信
  • キーワードの完全一致でなくても、類似した質問に対応可能
  • チャットProオプション(有料)の機能として提供

ポイントAIチャットボット(β版)は現在ベータ版として提供されており、今後機能が拡張される可能性があります。利用にはチャットProオプションへの加入が必要です。詳細は公式サイトをご確認ください。

作り方3:Messaging APIを使った高度な作成方法

より高度で柔軟なチャットボットを実現したい場合は、Messaging APIを活用した外部ツールとの連携がおすすめです。この方法では、通常の管理画面では実現できない高度な機能を利用できます。

Messaging APIで実現できること

  • キーワードの部分一致や自然言語処理を活用した柔軟な自動応答
  • ユーザーの行動履歴や属性情報に基づいた高度なセグメント配信
  • ユーザーごとに異なるリッチメニューの表示
  • CRMや予約システムなど外部システムとのデータ連携
  • ChatGPTなどの生成AIを活用したチャットボットの実装

Messaging API連携の具体的な手順

  1. LINE Official Account Managerにログインし、対象のLINE公式アカウントを選択します
  2. 画面右上の「設定」から「Messaging API」を選択します
  3. 「Messaging APIを利用する」ボタンをクリックします
  4. プロバイダー名を入力して作成します(後から変更できないため注意)
  5. 利用規約に同意して「同意する」をクリックします
  6. LINE Developersコンソールに自動的に遷移します
  7. 「Messaging API設定」タブから「チャネルアクセストークン(長期)」を発行します
  8. 連携する外部ツールやシステムから提供されたWebhook URLを設定します
  9. 「Webhookの利用」を有効にします
  10. 応答設定で「応答メッセージ」をオフにして、API応答との重複を避けます

ポイントMessaging API自体の利用は無料です。ただし、メッセージ配信については通常のLINE公式アカウントの料金プランに従った費用が発生します。また、外部チャットボットツールを利用する場合は、そのツールの料金が別途必要になります。

外部チャットボットツールの種類と選び方

Messaging APIを活用する場合、外部チャットボットツールの導入が効果的です。2026年現在、市場には多くのツールが存在しますが、主に以下の3つのタイプに分類されます。

AI生成型チャットボット

ChatGPTなどの生成AIを搭載したチャットボットツールです。自然な会話が可能で、予期しない質問にも柔軟に対応できるのが特徴です。カスタマーサポート業務の大幅な効率化に貢献します。

シナリオ型チャットボット

事前に設定した会話フローに沿って対話を進めるタイプのチャットボットです。ルールベースで動作するため、想定内の質問には高い精度で回答できます。予約受付や簡単な問い合わせ対応に適しています。

マーケティングオートメーション(MA)型

チャットボット機能に加えて、顧客データ管理、セグメント配信、分析機能など、マーケティング活動全般をサポートする総合的なツールです。LINE運用を本格的に強化したい企業に適しています。

LINEチャットボット導入のメリット

LINEチャットボットを導入することで、以下のようなメリットが得られます。

  • 24時間365日の自動応答により、営業時間外でも顧客対応が可能
  • よくある質問への即座の回答により、顧客満足度が向上
  • スタッフは複雑な問い合わせ対応に集中でき、業務効率が大幅に改善
  • 予約受付やECサイト連携により、売上向上に直結
  • ユーザーの購入履歴や閲覧履歴に基づいた最適な商品レコメンドが可能

チャットボット導入時の注意点

チャットボットを導入する際は、以下のポイントに注意することで、より効果的な運用が可能になります。

料金プランの確認が必須

チャットボットを導入すると自動応答の頻度が増えるため、メッセージ配信数が増加します。事前に配信計画を立て、適切なプランを選択しましょう。2026年現在、LINE公式アカウントの料金プランは、コミュニケーションプラン(月額0円、無料メッセージ200通)とスタンダードプラン(月額15,000円、無料メッセージ30,000通)があります。

段階的な導入がおすすめ

最初からすべての機能を実装するのではなく、まずは簡単な質問への自動回答から始めて、徐々に機能を拡張していくことをおすすめします。これにより、運用ノウハウを蓄積しながら、効果的なチャットボットを構築できます。

定期的なメンテナンスが必要

チャットボットは一度設定したら終わりではありません。ユーザーからの質問内容を分析し、回答精度を継続的に改善していくことが重要です。また、新しい商品やサービスが追加された場合は、チャットボットの回答内容も更新する必要があります。

よくあるトラブルと解決方法

Messaging API連携やチャットボット導入時によくあるトラブルと、その解決方法をご紹介します。

メッセージが送信できない場合

チャネルアクセストークンが正しく設定されているか、APIのリクエスト形式が正しいかを確認してください。また、メッセージ配信数が上限に達していないかもチェックしましょう。

応答メッセージが重複する場合

LINE公式アカウントの標準機能の「応答メッセージ」とMessaging APIの自動応答が両方有効になっている可能性があります。応答設定で「応答メッセージ」をオフにしてください。

チャットボットの回答精度が低い場合

AI型チャットボットの場合は、学習データの追加や調整が必要です。シナリオ型の場合は、想定される質問パターンをより多く登録することで改善できます。また、回答できなかった質問のログを分析し、継続的に改善していくことが重要です。

チャットボットと自動LINE配信を組み合わせることで更なる効果アップ

LINEチャットボットは顧客からの問い合わせに自動で対応する強力なツールですが、自動配信ツールと組み合わせることで、さらに高度なマーケティング施策が可能になります。

例えば、チャットボットで収集したユーザーの興味関心や属性情報をもとに、セグメント配信を行うことで、より効果的なメッセージ配信が実現できます。また、ユーザーの行動履歴に応じた自動ステップ配信により、購入や予約への誘導を効率化できます。

自動配信ツールのメリットや活用方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。

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まとめ

LINE公式アカウントのチャットボットは、応答メッセージ機能、AIチャットボット(β版)、Messaging API連携の3つの方法で作成できます。それぞれの方法には特徴があり、自社のニーズや予算に合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。

まずは無料で使える応答メッセージ機能から始めて、効果を確認しながら段階的に機能を拡張していくことをおすすめします。チャットボットを活用することで、24時間365日の顧客対応、業務効率化、顧客満足度向上を実現し、ビジネスの成長を加速させることができます。