LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウントのリッチメニューの作り方を、マーケティング初心者の方でも分かりやすく解説します。リッチメニューは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に表示されるメニューバーで、ユーザーが簡単に情報へアクセスできる重要な機能です。本記事では、画像サイズの選び方から設定方法、効果的な活用ポイントまで、実践的な内容をお届けします。
リッチメニューとは?基本機能と設定するメリット
リッチメニューは、トーク画面の最下部に常時表示されるビジュアルメニューです。ユーザーがタップすることで、Webページへの誘導、クーポンの配信、予約フォームへの遷移など、さまざまなアクションを実行できます。
リッチメニューを設定する3つの主なメリット
- ユーザーの利便性向上:必要な情報に素早くアクセスできるため、ユーザー体験が向上します
- コンバージョン率の改善:商品ページや予約フォームへの導線を明確にすることで、購買や予約につながりやすくなります
- 効果測定が可能:各ボタンのクリック率を分析でき、ユーザーのニーズを把握して改善に活かせます
LINE公式アカウントの管理画面から確認できるデータによると、リッチメニューの平均クリック率は約30%とされており、メールマーケティングの約5倍の効果が期待できます。
リッチメニューの画像サイズとテンプレートの選び方
リッチメニューを作成する際、最初に決めるべきは画像サイズとレイアウトです。2026年現在、大サイズと小サイズの2種類から選択できます。
推奨される画像サイズ一覧
| サイズ | 推奨ピクセル数 | 表示エリア | 最大ボタン数 |
| 大サイズ | 2500px × 1686px | 画面の約半分 | 最大6個 |
| 小サイズ | 2500px × 843px | 画面の約1/4 | 最大3個 |
ファイル形式はJPG、JPEG、PNGに対応しており、ファイル容量は1MB以下に抑える必要があります。
テンプレートの種類と選び方
LINE公式アカウントでは、レイアウトが異なる複数のテンプレートが用意されています。
- 大サイズ:7種類のテンプレート(2分割、3分割、4分割、6分割など)
- 小サイズ:5種類のテンプレート(2分割、3分割など)
テンプレートは配置したいボタンの数と情報の優先度に応じて選択します。例えば、メインコンテンツを1つ大きく見せたい場合は左右非対称のレイアウト、複数の情報を均等に配置したい場合は等分割のレイアウトが適しています。
リッチメニュー画像の作成方法
リッチメニューの画像は、専門的なデザインスキルがなくても作成できます。2026年現在、最も利用されているのはCanvaやAdobe Expressなどの無料デザインツールです。
Canvaを使った画像作成手順
- Canvaにログインし、検索バーで「LINEリッチメニュー」と入力
- 大サイズまたは小サイズのテンプレートを選択
- テキスト、アイコン、背景色などをカスタマイズ
- 完成したら「ダウンロード」からPNGまたはJPG形式で保存
効果的なデザインのポイント
- 視認性の高い配色:背景とテキストのコントラストをはっきりさせる
- 分かりやすいアイコン:直感的に理解できるアイコンや記号を使用
- 統一感のあるデザイン:ブランドカラーやフォントを統一する
- タップ領域の明確化:ボタンの境界線や影をつけて押せる場所を明示する
LINE Creative Labでは、公式のデザインガイドやテンプレートをダウンロードできます。初めて作成する方は、こちらのリソースを活用すると効率的です。
LINE公式アカウント管理画面でのリッチメニュー設定手順
画像が準備できたら、LINE Official Account Managerから設定を行います。
設定の具体的な手順
- LINE Official Account Managerにログイン
- 左側メニューから「ホーム」→「トークルーム管理」→「リッチメニュー」を選択
- 「作成」ボタンをクリック
- テンプレートを選択(大サイズまたは小サイズ、分割パターンを選ぶ)
- 作成した画像をアップロード
- 各コンテンツエリアにアクションを設定
- 表示期間とメニューバーのテキストを入力
- 「保存」をクリックして公開
設定できるアクションの種類
| アクション種類 | 説明 | 活用例 |
| リンク | 外部URLへ遷移 | 公式サイト、オンラインショップ、予約ページへの誘導 |
| クーポン | 作成済みクーポンを表示 | 初回購入割引、期間限定クーポンの配布 |
| テキスト | 特定のテキストを送信 | 自動応答のトリガー、問い合わせの振り分け |
| ショップカード | ポイントカードを表示 | 来店ポイント、購入ポイントの管理 |
| 設定なし | タップしても反応なし | デザイン要素としての画像配置 |
リンクを設定する際は、計測用のパラメータ(UTMパラメータ)を付与することで、Google Analyticsなどで流入元を詳細に分析できます。
リッチメニューの効果的な活用方法
リッチメニューを最大限活用するためには、ユーザーのニーズに合わせた設計が重要です。
業種別の活用事例
- 飲食店:メニュー紹介、席予約、クーポン配布、店舗情報への誘導
- 美容サロン:予約システム、施術メニュー、スタッフ紹介、キャンペーン情報
- 小売店:商品カタログ、ECサイト誘導、新商品情報、ポイントカード
- サービス業:サービス紹介、料金表、お問い合わせフォーム、FAQ
クリック率を上げるための工夫
- ユーザーメリットを明確に:「今すぐ使えるクーポン」「限定情報はこちら」など具体的に表記
- 定期的な更新:季節やキャンペーンに合わせて内容を変更し、鮮度を保つ
- 導線の最適化:最もクリックしてほしい項目を目立つ位置(左上や中央上部)に配置
- シンプルな情報設計:項目を詰め込みすぎず、5〜6個以内に絞る
リッチメニューの分析と改善方法
設定後は定期的に効果を測定し、改善につなげることが重要です。
分析できる主な指標
- インプレッション数:リッチメニューが表示された回数
- クリック数:各コンテンツエリアがタップされた回数
- クリック率:インプレッション数に対するクリック数の割合
LINE公式アカウントの管理画面の「分析」→「リッチメニュー」から、これらのデータを確認できます。クリック数が20人以上の場合のみ数値が表示される点に注意が必要です。
改善のためのA/Bテスト実施方法
- 2パターンのリッチメニューを作成(デザイン、配置、文言を変える)
- 一定期間ごとに切り替えて配信
- クリック率やコンバージョン率を比較
- 効果の高かったパターンを採用し、さらに改善を重ねる
タブ切り替え機能で情報量を増やす方法
LINE公式アカウントの標準機能では1つのリッチメニューしか表示できませんが、外部ツールやMessaging APIを活用することでタブ切り替え機能を実装できます。
タブ切り替えのメリット
- 限られたスペースに多くの情報を配置できる
- ユーザー属性や行動履歴に応じて表示内容を出し分けられる
- 季節やキャンペーンごとにタブを切り替えることで、常に最新情報を提供できる
タブ切り替えを実装するには、LINE公式アカウント拡張ツールの導入が必要です。詳細は公式サイトをご確認ください。
リッチメニュー設定時の注意点とよくあるトラブル
画像が表示されない場合の対処法
- ファイル容量が1MBを超えていないか確認
- 画像サイズが推奨サイズと一致しているか確認
- ファイル形式がJPG、JPEG、PNGのいずれかか確認
- リッチメニューが「公開中」になっているか確認
リンクが正しく動作しない場合
- URLの入力ミスがないか確認(https://から始まっているか)
- リンク先のページがスマートフォンで正しく表示されるか確認
- 外部ブラウザで開く設定になっているか確認
リッチメニューは最大20個まで作成でき、表示期間を指定することで自動的に切り替えることができます。イベントやキャンペーンに合わせて事前に準備しておくと運用がスムーズです。
リッチメニュー作成後はLINE自動配信ツールを使って効果の最大化や最適化をしよう
リッチメニューを設定したら、次はLINE配信の自動化ツールを活用して、さらなる効果向上を目指しましょう。自動配信ツールを使うことで、ユーザーの行動に応じたパーソナライズされたメッセージ配信が可能になり、エンゲージメントとコンバージョン率の大幅な改善が期待できます。
リッチメニューからの流入を最大化するためには、適切なタイミングでの配信、セグメント配信、ステップ配信などの機能が不可欠です。詳しいツールのメリットや選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
LINE公式アカウントのリッチメニューは、ユーザーとの接点を増やし、ビジネスの成果を向上させる強力なツールです。本記事で紹介した手順とポイントを参考に、効果的なリッチメニューを作成して、LINEマーケティングを成功させましょう。