LINE公式アカウントでは何ができる?開設する10のメリット

LINE公式アカウントは、企業や店舗がLINEユーザーと直接コミュニケーションを取り、ビジネスを成長させるための強力なツールです。

メッセージ配信からクーポン発行、予約対応まで、多彩な機能を無料から始められることをご存じでしょうか。

今回はLINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウントで何ができるのか、そして開設することで得られる具体的なメリットについて、マーケティング初心者の方にもわかりやすく解説します。

目次

LINE公式アカウントとは?基本を知ろう

LINE公式アカウントとは、企業や店舗が独自のアカウントを作成し、LINEユーザーと直接つながることができるビジネス向けサービスです。国内で月間9,700万人以上が利用するLINEを活用して、顧客との関係構築や集客、販促活動を行うことができます。

2019年にそれまで分かれていた大企業向け「LINE公式アカウント」と中小企業向け「LINE@」が統合され、現在では37万件以上のアカウントが開設されています。無料で始められることも大きな特徴で、個人事業主から大企業まで幅広く活用されています。

LINE公式アカウントで何ができる?主な機能10選

LINE公式アカウントには、ビジネスに役立つさまざまな機能が備わっています。ここでは、特に重要な10の機能をご紹介します。

1. メッセージ配信機能

友だち登録しているユーザーに対して、テキスト・画像・動画・音声などを直接送信できる機能です。1回の配信で最大3吹き出しまで送信でき、性別や年齢、エリアなどでセグメント配信も可能です。予約配信やA/Bテストにも対応しています。

2. LINE VOOM(旧タイムライン)

ショート動画やテキスト、画像を投稿できる機能です。友だち以外のユーザーも閲覧可能で、「いいね」やコメント、シェアによって情報が拡散されます。ハッシュタグ検索にも対応しており、新規顧客へのリーチが期待できます。

3. LINEチャット

ユーザーからの問い合わせに対して、1対1でリアルタイムにコミュニケーションが取れる機能です。パソコンやスマートフォンから対応でき、画像や動画の共有も可能です。通話では伝えにくい視覚的な情報も簡単に共有できます。

4. リッチメニュー

トーク画面の下部に大きく表示されるメニューです。自社サイトへの誘導やクーポンページへのリンクなど、複数のアクションボタンを設置できます。トークルームに入った瞬間に表示されるため、高い訴求効果があります。

5. クーポン機能

店舗やオンラインショップで使用できるクーポンを作成・配信できます。使用回数や有効期限の設定が可能で、クーポンの使用数を管理画面で確認できるため、効果測定が簡単に行えます。

6. ショップカード機能

デジタルポイントカードを発行・管理できる機能です。紙のポイントカードと違い、ユーザーが忘れたり紛失する心配がなく、リピート促進に効果的です。ポイント数や特典内容を自由に設定できます。

7. LINEコール

ユーザーとLINE公式アカウント間で無料通話ができる機能です。急ぎの要件や、チャットだけでは伝わりにくい内容を音声で補足できます。予約確認や詳細な商品説明など、幅広い用途に活用できます。

8. リッチメッセージ

画像とテキストを組み合わせた視覚的に訴求力の高いメッセージです。複数のリンクを1枚の画像内に設置でき、タップした場所によって異なるページへ誘導できます。

9. 自動応答メッセージ

ユーザーから特定のキーワードが送られてきた際に、自動で返信するメッセージを設定できます。営業時間外の対応や、よくある質問への回答を自動化することで、業務効率が向上します。

10. 友だち追加広告

LINE広告を通じて友だちを増やせる機能です。管理画面から少額で出稿でき、ターゲティング設定によって効率的に友だちを獲得できます。

ポイント

これらの機能は基本的にすべて無料プランでも利用可能です。ビジネスの規模や目的に合わせて、必要な機能から使い始めることができます。

LINE公式アカウントを開設する10のメリット

LINE公式アカウントを開設することで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは10の主要なメリットをご紹介します。

メリット1:圧倒的なユーザー数にリーチできる

LINEは国内で月間9,700万人以上が利用しており、日本の人口の約77%をカバーしています。毎日利用している割合も78%と非常に高く、生活インフラとして定着しています。これほど多くのユーザーに直接アプローチできるプラットフォームは他にありません。

メリット2:メールよりも圧倒的に高い開封率

メールマガジンの開封率が平均10〜20%程度なのに対し、LINEメッセージの開封率は60%以上と言われています。プッシュ通知が届くため、ユーザーの目に触れる機会が格段に増えます。

メリット3:無料で開設・運用できる

LINE公式アカウントは開設費用が無料で、月200通までのメッセージ配信も無料で利用できます。初期投資を抑えながら、本格的なマーケティング活動を始められます。

プラン名 月額料金 無料メッセージ通数
コミュニケーションプラン 0円 200通
ライトプラン 5,000円(税別) 5,000通
スタンダードプラン 15,000円(税別) 30,000通
※超過分は1通最大3円

メリット4:幅広い年齢層にアプローチできる

LINEは10代から70代まで幅広い年齢層に利用されています。特定の世代に偏らず、多様な顧客層にリーチできることは、ビジネスの拡大において大きなアドバンテージとなります。

メリット5:即時性が高い

配信したメッセージはリアルタイムでユーザーに届き、すぐに読まれる可能性が高いです。タイムセールや期間限定キャンペーンなど、即効性が求められる施策に最適です。

メリット6:顧客との距離が近い

LINEは日常的なコミュニケーションツールとして使われているため、企業からのメッセージも自然に受け入れられやすい環境があります。1対1のチャット機能により、親密な関係構築が可能です。

メリット7:豊富なビジネス機能が標準装備

クーポン発行、ショップカード、予約機能、リッチメニューなど、集客や販促に必要な機能が最初から用意されているため、追加のツールを導入する必要がありません。

メリット8:友だち登録が手軽

QRコードの読み取りやIDの検索だけで簡単に友だち登録ができます。会員登録フォームへの入力など、複雑な手続きが不要なため、顧客の心理的ハードルが低く、友だちを増やしやすいのが特徴です。

メリット9:データ分析で効果測定ができる

メッセージの開封率やクリック率、友だちの属性データなどを管理画面で確認できます。データに基づいた改善活動により、マーケティング効果を継続的に高められます。

メリット10:他のマーケティング施策と連携しやすい

LINE広告やMessaging APIとの連携により、さらに高度なマーケティング活動が可能です。自社のCRMシステムやECサイトとの連携もできるため、既存のマーケティング施策との相乗効果が期待できます

ポイント

これらのメリットを活かすことで、集客力の向上、顧客満足度の向上、売上増加など、ビジネスの成長を加速させることができます。

LINE公式アカウントの開設方法

LINE公式アカウントの開設は非常に簡単で、以下のステップで完了します。

開設の3ステップ

  1. LINE公式アカウントの開設ページにアクセス
  2. LINEアカウントまたはメールアドレスで登録
  3. アカウント情報(店舗名・業種など)を入力

開設自体は5〜10分程度で完了します。開設後すぐに基本機能が使えるようになり、メッセージ配信やリッチメニューの設定が可能です。

認証済アカウントと未認証アカウントの違い

LINE公式アカウントには2つのタイプがあります。

  • 未認証アカウント:審査不要で誰でもすぐに開設できる(グレーのバッジ)
  • 認証済アカウント:LINEの審査を通過したアカウント(ネイビーのバッジ)

認証済アカウントは、LINEアプリ内での検索対象になり、友だち追加広告やメンバーシップ機能など、より多くの集客機能が利用できます。審査には5〜10営業日程度かかります。

活用シーン別の使い方

業種や目的によって、LINE公式アカウントの効果的な使い方は異なります。ここでは代表的な活用シーンをご紹介します。

飲食店での活用

  • 新メニューの告知と画像配信
  • 来店時に使えるクーポン配信
  • 予約受付と予約確認
  • ポイントカードでリピーター獲得

小売店での活用

  • セール情報の配信
  • 在庫処分品の案内
  • 新商品の先行予約
  • スタッフおすすめ商品の紹介

美容・サロンでの活用

  • 予約の受付と管理
  • 施術前後のフォローメッセージ
  • キャンペーン情報の配信
  • 誕生日特典の自動配信

ECサイトでの活用

  • カート放棄ユーザーへのリマインド
  • 商品の入荷通知
  • 購入後のフォローアップ
  • 会員限定セールの案内

効果を最大化するための運用のコツ

LINE公式アカウントの効果を最大限引き出すためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。

配信時間を工夫する

一般的に、金曜日の8〜12時と17〜21時が開封率が高いとされています。ただし、ターゲット層のライフスタイルに合わせて最適な時間帯を見つけることが重要です。

配信頻度に注意する

頻繁すぎる配信はブロックの原因になります。週1〜2回程度を目安に、ユーザーにとって価値のある情報を厳選して配信しましょう。

ファーストビューを意識する

最後の吹き出しがトーク画面に最初に表示されます。重要な情報やオファーは最後の吹き出しに配置することで、開封率とクリック率が向上します。

セグメント配信を活用する

年齢、性別、地域、友だち期間などで配信先を絞り込むことで、より関連性の高い情報を届けられ、ブロック率を下げることができます

友だち登録のメリットを明確にする

「友だち追加で10%OFFクーポンプレゼント」など、具体的なインセンティブを提示することで、友だち登録率が大幅に向上します。

他のSNSとの使い分け

LINE公式アカウントは他のSNSと組み合わせることで、より効果的なマーケティングが可能になります。

SNS 特徴 使い分け
LINE 到達率・即効性が高い
プッシュ型配信
既存顧客へのアプローチ
クローズドな情報発信
Instagram 視覚的訴求力が高い
拡散力あり
ブランディング
新規顧客の認知獲得
Twitter(X) リアルタイム性
高い拡散力
トレンド発信
バイラル施策
Facebook 詳細な情報発信
コミュニティ形成
企業の信頼性構築
イベント告知

InstagramやTwitterで認知を獲得し、LINEで深い関係を構築するという流れが効果的です。

導入時の注意点

LINE公式アカウントを運用する際には、以下の点に注意しましょう。

プライバシーへの配慮

個人情報の取り扱いには十分注意し、利用規約やプライバシーポリシーを明示しましょう。

ブロック対策

価値のない情報や頻繁すぎる配信は、ブロックされる原因になります。ユーザーにとっての価値を常に意識することが重要です。

運用体制の整備

チャット機能を有効にする場合は、迅速な返信ができる体制を整えましょう。返信が遅いと顧客満足度が下がります。

効果測定と改善

配信ごとにデータを確認し、継続的に改善活動を行うことで、徐々に効果が高まっていきます。

ポイント

LINE公式アカウントは開設してすぐに効果が出るものではありません。継続的な運用と改善により、徐々に成果が現れてきます。まずは小さく始めて、効果を見ながら拡大していくことをおすすめします。

まとめ:LINE公式アカウントで顧客との関係を強化しよう

LINE公式アカウントは、無料で始められる強力なマーケティングツールです。圧倒的なユーザー数、高い開封率、豊富な機能により、効果的な顧客コミュニケーションを実現できます。

メッセージ配信、クーポン、ショップカード、チャット機能など、多彩な機能を活用することで、集客力の向上、リピート率の増加、顧客満足度の向上など、さまざまな効果が期待できます。

開設も簡単で、今すぐ始めることができます。まずは無料プランで小さく始めて、効果を確認しながら本格的な運用へと拡大していきましょう。

2026年現在、LINE公式アカウントはビジネスの成長に欠かせないツールとなっています。この機会にぜひ、LINE公式アカウントを開設して、顧客との新しいコミュニケーションを始めてみてはいかがでしょうか。

公式アカウント開設後はLINE配信をマスターしよう

LINE公式アカウントを開設したら、次は効果的な配信方法を学びましょう。配信設定の詳しい方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

LINE配信の設定方法を詳しく見る