【ビジネスアカウント】LINE公式とは?個人との違いを解説

LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウント(ビジネスアカウント)と個人向けLINEの違いについて、マーケティング初心者の方にもわかりやすく解説します。

日本国内で月間9,700万人以上が利用するLINEは、個人利用とビジネス利用で大きく機能が異なります。
本記事では、一般的なLINE(個人アカウント)とビジネス向けのLINE公式アカウントの違いを、表や箇条書きを用いて詳しく比較していきますのでぜひ最後まで読んでみてください。

LINE公式アカウント(ビジネスアカウント)とは

LINE公式アカウントとは、企業や店舗がお客様と継続的につながり、商品やサービスの販促・集客を行うためのビジネス向けツールです。2026年現在、無料プランから利用でき、メッセージ配信やクーポン発行、顧客管理などビジネスに必要な機能が数多く搭載されています。

個人向けのLINEが友人や家族とのプライベートなコミュニケーションを目的としているのに対し、LINE公式アカウントは「1対多数」のマーケティングコミュニケーションに特化しています。

ポイントLINE公式アカウントは、個人アカウントとは完全に別のアカウントとして管理されるため、個人のLINEアカウントの友だちに通知が行くことはありません。プライバシーは保護されます。

LINE公式アカウントと個人LINEの基本的な違い

利用目的の違い

個人向けのLINEとLINE公式アカウントでは、そもそも利用目的が大きく異なります。

  • 個人向けLINE:友人や家族とのプライベートな連絡、少人数でのグループコミュニケーション
  • LINE公式アカウント:企業や店舗からの情報発信、キャンペーン配信、顧客との継続的な関係構築

見分け方の違い

LINE公式アカウントは、アカウント名の横に星マーク(認証済アカウント)または盾マーク(未認証アカウント)のバッジが表示されます。このバッジの有無で、一般の個人アカウントと簡単に区別することができます。

機能面での8つの違いを徹底比較

LINEと公式アカウントでは、利用できる機能に大きな違いがあります。以下の表で主要な機能を比較してみましょう。

機能項目 個人向けLINE LINE公式アカウント
基本的な使用目的 1対1または少人数でのプライベート会話 1対多数の企業・店舗からの情報配信
メッセージ配信 個別の友だちへの手動送信 友だち全員または絞り込んだグループへの一斉配信
配信の自動化 不可 可能(ステップ配信、自動応答など)
リッチメニュー なし トーク画面下部に固定メニューを表示可能
クーポン発行 なし 可能
ショップカード なし デジタルポイントカードとして発行可能
分析機能 なし 詳細な配信効果測定や友だち分析が可能
費用 無料 無料~有料プランあり(配信数により変動)

メッセージ配信の形態の違い

個人向けLINEでは、友だち一人ひとりに対して個別にメッセージを送信します。これに対してLINE公式アカウントでは、友だち登録しているユーザー全員に対して一斉にメッセージを配信できます。さらに、性別・年齢・地域・友だち期間などの条件で絞り込んだセグメント配信も可能です。

ビジネス専用機能の有無

LINE公式アカウントには、企業活動に役立つ専用機能が数多く搭載されています。

  • リッチメニュー:トーク画面下部に固定表示されるメニュー
  • クーポン機能:来店促進に効果的な割引クーポンの作成・配信
  • ショップカード:来店ごとにポイントを付与できるデジタルポイントカード
  • 自動応答メッセージ:キーワードに応じた自動返信
  • ステップ配信:友だち追加後に段階的にメッセージを自動送信
  • 分析機能:友だち数の推移、メッセージの開封率、クリック率などを測定
  • LINE VOOM投稿:友だち以外にも情報を拡散できる投稿機能

2025年新登場!ビジネスプロフィールとは

2025年10月、LINE公式アカウントに「ビジネスプロフィール」という新機能が追加されました。これは従来の「プロフィール」を大幅に刷新したもので、企業や店舗の”ビジネスの顔”として機能します。

ビジネスプロフィールの主な特徴

  • アクションボタンの表示数制限が撤廃され、利用可能な機能が自動でボタン設定される
  • 企業や店舗の基本情報(住所、営業時間、サイトURLなど)を一元管理できる
  • 商品・サービス情報をより分かりやすく効果的に発信できる
  • 2026年以降には来店予約や商品購入機能の実装も予定されている
ポイントビジネスプロフィールの登場により、LINE公式アカウントは単なるメッセージ配信ツールから、総合的なビジネス情報プラットフォームへと進化しています。

料金体系の違い

個人向けのLINEは基本的にすべて無料で利用できますが、LINE公式アカウントは配信メッセージ数に応じた料金体系となっています。2026年現在の料金プランは以下の通りです。

プラン名 月額料金(税別) 無料メッセージ通数 追加メッセージ
コミュニケーションプラン 0円 200通 不可
ライトプラン 5,000円 5,000通 不可
スタンダードプラン 15,000円 30,000通 可能(1通あたり最大3円)

料金プランの選び方

  • 友だち数が100人で月2回配信:コミュニケーションプラン(0円)で対応可能
  • 友だち数が1,000人で月5回配信:ライトプラン(月額5,000円)が必要
  • 30,000通を超える大規模配信:スタンダードプランのみ対応可能
ポイント2023年6月の料金改定により、無料プランのメッセージ通数は200通に変更されました。小規模事業者でも無料で始められますが、友だち数や配信頻度に応じてプランを検討する必要があります。

アカウントタイプによる違い

LINE公式アカウントには、「未認証アカウント」と「認証済アカウント」の2つのタイプがあります。

未認証アカウント

未認証アカウントは、個人・法人問わず審査なしで誰でも作成できるアカウントです。灰色(グレー)のバッジが付与されます。基本機能は認証済アカウントと同じで、有料プランへのアップグレードも可能です。

認証済アカウント

認証済アカウントは、LINEの審査を通過することで取得できるアカウントで、青色(ネイビー)のバッジが付与されます。審査には通常5~10営業日程度かかります。

認証済アカウントの主なメリットは以下の通りです。

  • LINEアプリ内の検索対象になる
  • 請求書決済が利用できる
  • 友だち追加広告を利用できる
  • LINEアプリ内にアカウント情報やクーポンを掲載できる
  • 信頼の証となる青色バッジでユーザーからの信頼度が向上

開封率とエンゲージメント率の比較

LINEを活用したマーケティングは、従来のメールマーケティングと比較して圧倒的に高い効果を発揮します。

指標 メールマーケティング LINEマーケティング
開封率 15~25%程度 55~65%程度
クリック率 2~5%程度 10~20%程度
到達速度 数分~数時間 即座(リアルタイム)

LINE公式アカウントからのメッセージは、ユーザーに通知が届くため、開封率が非常に高いという特徴があります。これにより、確実に情報を届けることができます。

使い分けのポイント

LINEと公式アカウントは、それぞれの特性を理解した上で適切に使い分けることが重要です。

個人向けLINEが適しているシーン

  • 家族や友人とのプライベートな連絡
  • 少人数でのグループコミュニケーション
  • 個別の詳細なやり取りが必要な場合
  • ビデオ通話や音声通話を頻繁に利用する場合

LINE公式アカウントが適しているシーン

  • 企業や店舗からの情報発信
  • キャンペーンやセール情報の一斉配信
  • クーポンやポイントカードの配布
  • 顧客との継続的な関係構築
  • 予約受付や問い合わせ対応の自動化
  • ECサイトへの送客や売上向上施策

LINE公式アカウント導入のメリット

LINE公式アカウントを導入することで、企業は以下のようなメリットを得られます。

圧倒的なユーザー数へのリーチ

LINEは日本国内で月間9,700万人以上が利用しており、国民の約77%が利用している巨大プラットフォームです。毎日利用している割合も78%と高く、生活のインフラとして定着しています。

店舗やサイトへの高い送客力

LINE公式アカウントを活用することで、実店舗への来店促進やECサイトへのアクセス増加が期待できます。実際の事例では、ECサイトへのLINE経由の流入が4倍、売上が約3倍に増加したケースもあります。

LINE広告との連携による効率化

LINE公式アカウントとLINE広告を連携させることで、より効果的な広告配信が可能になります。LINE公式アカウントのデータを活用した広告配信により、友だち獲得の効率が大幅に向上します。

LINE公式アカウント開設の手順

LINE公式アカウントは無料で簡単に開設できます。

  1. LINE公式アカウント開設ページにアクセス
  2. 個人のLINEアカウントと連携、またはメールアドレスで登録
  3. アカウント情報(店舗名、業種、所在地など)を入力
  4. 認証済アカウントを希望する場合は審査を申請(5~10営業日)
  5. LINE Official Account Managerにログインして設定完了
ポイント2025年6月25日より、LINE公式アカウントを新規作成する場合はビジネスマネージャーとの紐付けが必須となりました。既存アカウントも2026年3月頃を目処に対応が必要です。

他のSNSとの比較

LINEを他のSNS(Facebook、Twitter、Instagram)と比較した場合、LINEはユーザー量・情報量・伝達力が非常に高いという特徴があります。

ただし、LINEには情報の拡散力がありません。自社を認知していないユーザーに新規で認知してもらうことは、他のSNSと比較して困難です。そのため、認知拡大にはTwitterやInstagramを活用し、既存顧客との関係構築にはLINE公式アカウントを活用するという使い分けが効果的です。

運用時の注意点

LINE公式アカウントを効果的に運用するためには、いくつかの注意点があります。

配信頻度の適切な設定

配信が多すぎるとユーザーにブロックされるリスクが高まります。一般的には、週1回または月2~3回程度の配信が最もバランスが取れているとされています。

配信タイミングの最適化

メッセージ配信は、基本的に金曜日の8~12時と17~21時が最も開封率が高いとされています。ただし、ターゲットユーザーのライフスタイルに合わせた配信時間の設定が重要です。

セグメント配信の活用

全友だちへの一斉配信ではなく、年齢・性別・地域・購買履歴などでセグメントを分けて配信することで、メッセージの関連性が高まり、コンバージョン率の向上とコスト削減が期待できます。

LINE公式アカウントの最新運用方法15選を次の記事で紹介

LINE公式アカウントの基本的な違いや機能についてご理解いただけたかと思います。さらに効果的な運用を実現するためには、LINE配信もとても重要です。

ぜひLINE配信もスタートしてみましょう。

次の記事では、LINE公式アカウントのメッセージ配信のメリットとやり方を詳しく解説しています。配信内容の最適化からセグメント配信の活用方法まで、実践的なノウハウが満載ですので、ぜひご覧ください。