LINE公式アカウントを開設する際、多くの企業や店舗が直面するのが「未認証アカウント」と「認証済アカウント」のどちらを選ぶべきかという選択です。LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、2026年最新の情報をもとに、未認証のLINE公式アカウントのデメリットと認証アカウントとの違いをわかりやすく解説します。
本記事では、未認証アカウントの制限事項や認証済アカウントとの機能比較、料金体系まで、マーケティング初心者の方にも理解しやすいように、表や具体例を交えながら詳しくご紹介いたします。LINE公式アカウントの運用を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
LINE公式アカウントには2種類のアカウントタイプがあります
LINE公式アカウントには、「未認証アカウント」と「認証済アカウント」の2種類が存在します。2026年現在、LINEは国内で9,600万人以上のユーザーが利用する巨大なコミュニケーションプラットフォームとなっており、企業のマーケティング施策において欠かせないツールとなっています。
どちらのアカウントタイプでも基本的な配信機能は利用できますが、信頼性の証明や友だち獲得のための機能に大きな違いがあります。まずは、それぞれの基本的な特徴を理解しましょう。
未認証アカウントとは
未認証アカウントは、誰でも審査なしで即座に開設できるLINE公式アカウントです。LINEヤフー株式会社による審査プロセスが不要なため、個人・法人を問わず登録後すぐに運用を開始できます。
未認証アカウントの最大の特徴は、開設のハードルが非常に低いことです。テスト運用や小規模な事業での利用に適しており、気軽にLINEマーケティングを始めたい方におすすめです。
未認証アカウントには灰色のバッジが表示されます。LINEアプリ内の検索結果には表示されませんが、メッセージ配信やクーポン配布などの基本的な機能はすべて利用可能です。
認証済アカウントとは
認証済アカウントは、LINEヤフー株式会社の審査を通過したアカウントで、信頼性の証として青色(ネイビー)のバッジが付与されます。審査には通常5~10営業日程度かかりますが、通過することでさまざまな特典や追加機能が利用できるようになります。
認証済アカウントは、公式の審査を経ているため、ユーザーに安心感を与えることができます。法人として本格的にLINEマーケティングを展開したい企業にとって、信頼性の担保は非常に重要な要素となります。
未認証と認証済アカウントの違いを徹底比較
未認証アカウントと認証済アカウントの具体的な違いを、わかりやすく表形式で比較します。この比較表を見ることで、それぞれのアカウントタイプでできることとできないことが一目で理解できます。
| 比較項目 | 未認証アカウント | 認証済アカウント |
|---|---|---|
| 開設条件 | 誰でも可能(審査不要) | LINEヤフー社の審査が必要(5~10営業日) |
| バッジの色 | 灰色 | 青色(ネイビー) |
| LINEアプリ内検索 | 検索結果に表示されない | 検索結果に表示される |
| 友だち追加広告 | 利用不可 | 利用可能 |
| 販促用ポスター | LINEキャラクター入り不可 | 無料ダウンロード可能 |
| 請求書決済 | 利用不可 | 利用可能 |
| メンバーシップ機能 | 利用不可 | 利用可能(月額課金サービス提供) |
| LINEクーポン等への掲載 | 制限あり | 掲載可能 |
| 基本的な配信機能 | すべて利用可能 | すべて利用可能 |
| 料金プラン | フリー・ライト・スタンダード | フリー・ライト・スタンダード(同一) |
メッセージ配信、自動応答、リッチメニュー、クーポン配信などの基本機能や料金プランは、未認証・認証済で違いはありません。主な違いは「信頼性の証明」と「友だち集めのための追加機能」にあります。
未認証アカウントのデメリット【7つの制限事項】
未認証アカウントには、認証済アカウントと比較していくつかの制限があります。これらのデメリットを理解した上で、自社のビジネスに適したアカウントタイプを選択することが重要です。
1. 信頼性の証明ができない(灰色バッジのみ)
未認証アカウントには灰色のバッジしか表示されず、LINEヤフー社による公式の認証を受けていないことが明示されます。ユーザーの中には「詐欺ではないか」と疑う方もおり、特に金融機関やEC事業者など信頼性が重要な業種では大きなデメリットとなります。
2. LINEアプリ内の検索結果に表示されない
未認証アカウントは、LINEアプリ内での検索対象外となります。ユーザーが企業名や店舗名で検索しても表示されないため、自然な流入による友だち獲得が困難です。QRコードやURL経由での友だち追加に頼る必要があります。
3. 友だち追加広告が利用できない
LINE広告プラットフォームの「友だち追加広告(CPF広告)」は、認証済アカウント限定の機能です。未認証アカウントでは利用できないため、有料広告を使った積極的な友だち獲得施策が実施できません。友だち数を短期間で増やしたい企業にとっては、大きな制約となります。
4. LINEキャラクター入り販促ポスターが使えない
未認証アカウントでは、ブラウンやコニーなどLINE公式キャラクターが入った販促用ポスターやPOPをダウンロードできません。実店舗での友だち募集において、認知度の高いLINEキャラクターを活用できないのは、特に小売店や飲食店にとってデメリットです。
5. 請求書決済が利用できない
未認証アカウントでは、有料プランの支払いに請求書決済が利用できません。クレジットカード決済またはLINE Pay決済のみとなるため、法人での経理処理が煩雑になる可能性があります。経理部門との調整が必要な大企業では、この制約が導入のハードルとなることがあります。
6. メンバーシップ機能が使えない
2026年現在、月額課金のサブスクリプションサービスを提供できる「メンバーシップ」機能は認証済アカウント限定です。オンラインサロンやオンラインレッスン、定期購読サービスなどを展開したい場合、未認証アカウントでは実現できません。
7. LINEの関連サービスでの露出機会が限られる
未認証アカウントは、LINEクーポンやLINEチラシなどの関連サービスへの掲載が制限されます。これらのサービスを通じた新規顧客との接点が少なくなるため、アカウントの認知拡大が困難になります。
未認証アカウントの最大のデメリットは「友だち追加広告が使えない」ことです。有料広告を活用した積極的なマーケティングを考えている場合、認証済アカウントの取得を強く推奨します。
認証済アカウントの7つのメリット
認証済アカウントを取得することで、未認証アカウントにはない多くの機能と特典が利用可能になります。ここでは、認証済アカウントのメリットを詳しく解説します。
1. 青色バッジでユーザーの信頼度が大幅に向上
認証済アカウントには青色(ネイビー)の認証バッジが付与され、トーク画面やプロフィール画面のアカウント名とともに表示されます。このバッジは、LINEヤフー株式会社が公式に認証した証であり、偽アカウントや詐欺アカウントとの区別が明確になります。ユーザーに安心感を与え、ブロック率の低下にもつながります。
2. LINEアプリ内での検索対象になり自然流入が増加
認証済アカウントは、LINEアプリ内の検索結果に表示されるようになります。ユーザーが企業名や店舗名、サービス名でID検索を行った際に優先的に表示されるため、広告費をかけずに友だち獲得が可能です。これは長期的なマーケティング施策において非常に重要な要素です。
3. 友だち追加広告で効率的に友だちを獲得
認証済アカウントでは、LINE広告プラットフォームの「友だち追加広告(CPF広告)」を利用できます。年齢・性別・地域・興味関心などの詳細なターゲティングが可能で、友だち獲得を短期間で加速できます。入札価格は自動入札で75円から、手動入札で50円から設定可能です。
4. LINE公式キャラクター入り販促ツールで集客力アップ
認証済アカウントでは、ブラウンやコニーなどLINE公式キャラクターが入った販促用ポスターやPOPを無料でダウンロードできます。実店舗での友だち募集に非常に効果的で、認知度の高いキャラクターが顧客の注目を集めます。
5. 請求書決済で経理処理がスムーズに
認証済アカウントでは、有料プランの支払いに請求書決済が利用可能です。法人での経理処理がスムーズになり、クレジットカード決済が難しい企業でも有料プランを導入しやすくなります。
6. メンバーシップ機能でサブスク収益を実現
認証済アカウント限定の「メンバーシップ」機能を使えば、月額課金のサブスクリプションサービスを提供できます。有料会員に限定メッセージや特典を送ることができ、オンラインサロンやオンラインレッスン、定期購読サービスなどの収益化が可能です。
7. LINEの関連サービスで露出機会が大幅増加
認証済アカウントは、LINEクーポン、LINEチラシなどの関連サービスに掲載されやすくなります。友だちになっていないユーザーにもリーチできる機会が増え、アカウントの認知拡大につながります。
未認証アカウントのメリット【3つの利点】
未認証アカウントにもいくつかのメリットがあります。特に小規模事業者や個人事業主にとっては、これらの利点が大きな価値を持ちます。
- 審査不要で即日開設・運用開始が可能:思い立ったその日から、すぐにLINEマーケティングを始められます
- 審査落ちやアカウント停止のリスクがない:規約に違反しない限り、安定して運用できます
- サービス内容の変更が自由:認証済アカウントのように再審査を気にする必要がありません
小規模なビジネスやテスト運用の段階では、未認証アカウントでも基本機能は十分に活用できます。まずは未認証で始めて、必要に応じて認証済へ切り替えることも可能です。
認証済アカウントのデメリットと注意点
認証済アカウントには多くのメリットがある一方で、いくつかの注意点も理解しておく必要があります。
審査段階でのアカウント停止リスク
認証申請の審査過程で、サービス内容が規約違反に該当すると判断された場合、アカウントが停止される可能性があります。特に以下の業種やサービスは審査に通りにくい、または開設自体ができない場合があります。
- 未承認医薬品の販売や個人輸入代行
- 出会い系・アダルト系サービス
- マルチ商法(MLM)やねずみ講
- 違法ギャンブル
- 個人情報の売買
- 偽ブランド品販売
- その他、法令に違反する可能性のあるサービス
情報変更時の再審査が必要
認証済アカウントでは、アカウント名や業種カテゴリ、プロフィール情報の一部を変更する際に再審査が必要となる場合があります。ブランド名やサービス内容の変更が頻繁にある事業には不向きです。
審査期間が必要(5~10営業日)
認証申請から結果が出るまで通常5~10営業日程度かかります。急いでアカウントを開設したい場合は、この期間を考慮する必要があります。ただし、申請中も未認証アカウントとして基本機能は利用できます。
認証済アカウントの申請方法【ステップ解説】
認証済アカウントの申請は、LINE公式アカウントの管理画面から簡単に行うことができます。申請手順と審査通過のポイントを解説します。
申請手順
- LINE公式アカウントの管理画面にログインします
- 画面右上の「設定」をクリックします
- 「アカウント設定」から「情報公開」の項目にある「認証ステータス」を確認します
- 「アカウント認証をリクエスト」ボタンをクリックします
- 必要事項を正確に入力します(企業名・店舗名・サービス名、業種カテゴリ、Webサイト情報など)
- 審査結果の連絡を待ちます(5~10営業日程度)
審査通過のためのポイント
審査にスムーズに通過するためには、以下の点に注意しましょう。
- 企業名・店舗名・サービス名を正式な名称で正確に記載する
- 申請フォームの情報と公式Webサイトの内容を一致させる
- 提供するサービス内容を明確かつ具体的に記載する
- 実在する事業であることを証明できる情報を準備する
- 規約やガイドラインを事前に確認し、違反していないことを確認する
- 虚偽の情報や誇大表現を避ける
審査に落ちた場合でも再申請は可能です。審査落ちの理由を確認し、問題点を改善してから再度申請しましょう。申請中も未認証アカウントとして基本機能は利用できます。
料金プランは認証・未認証で共通【2026年最新】
LINE公式アカウントの料金プランは、認証済・未認証に関わらず完全に共通です。2026年現在の料金体系は以下の通りとなっています。
| プラン名 | 月額料金(税別) | 無料メッセージ通数 | 追加メッセージ料金 |
|---|---|---|---|
| フリープラン | 0円 | 200通/月 | 追加不可 |
| ライトプラン | 5,000円 | 5,000通/月 | 追加不可 |
| スタンダードプラン | 15,000円 | 30,000通/月 | 最大3円/通(従量課金) |
メッセージ配信、自動応答、リッチメニュー、クーポン配信、リッチメッセージ、カードタイプメッセージなど、基本的な配信機能はすべてのプランで利用可能です。プランの違いは送信できるメッセージ数のみとなります。
認証済・未認証どちらを選ぶべき?【タイプ別おすすめ】
どちらのアカウントタイプを選ぶべきかは、事業の規模や目的、マーケティング戦略によって異なります。以下の基準を参考に、自社に最適なアカウントタイプを選択しましょう。
認証済アカウントがおすすめのケース
- 法人として本格的にLINEマーケティングを展開したい企業
- ブランドの信頼性を高めたい企業やサービス
- LINEアプリ内検索からの友だち獲得を狙いたい場合
- 友だち追加広告を活用して積極的に友だちを増やしたい場合
- 実店舗があり、販促ポスターを活用したい小売店や飲食店
- メンバーシップ機能でサブスクサービスを提供したい事業者
- 金融機関やEC事業者など信頼性が重要な業種
未認証アカウントで十分なケース
- 個人事業主や小規模事業者
- まずはテスト運用してLINEマーケティングを試したい場合
- 既存顧客とのコミュニケーションツールとして使いたい場合
- クローズドなコミュニティ運営がメインの場合
- サービス内容が頻繁に変わる可能性がある事業
- すぐにアカウントを開設して運用を始めたい場合
未認証アカウントで開設した後でも、いつでも認証済アカウントへの切り替え申請が可能です。まずは未認証で始めて、運用に慣れてから認証申請するという方法もおすすめです。
プレミアムアカウント(緑バッジ)について
LINE公式アカウントには、認証済・未認証とは別に「プレミアムアカウント」というカテゴリも存在します。これは緑色のバッジが付与される特別なアカウントで、一部の大手企業や公共機関のみに付与されます。
プレミアムアカウントは、運営者側から申請することはできず、LINEヤフー株式会社が独自の基準で優良と判断したアカウントにのみ付与されます。審査基準は非公開となっています。通常のビジネス利用では、認証済アカウントを目指すことが現実的な選択肢となります。
LINE公式アカウントの配信はきちんとできていますか?
認証済アカウントの取得に成功したら、次はいよいよ本格的なLINE配信の運用開始です。しかし、闇雲にメッセージを送るだけでは、友だちのブロック率が上がってしまい、せっかくの認証バッジの信頼性も活かせません。
効果的なLINE配信は「配信回数」ではなく「配信の質」が重要です。むやみに配信回数を増やすのではなく、ユーザー一人ひとりに最適なタイミングで、最適な内容を届けることが成功の鍵となります。
Liglaでは、AI技術とWeb行動データを活用することで、配信口数を減らしながらも高い成果を実現する「スマートな配信」が可能です。認証済アカウントの信頼性とLiglaの高度な配信機能を組み合わせることで、ワンランク上のLINEマーケティングを実現できます。
詳しい配信戦略や効果的な配信のヒントについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
LINE公式アカウントの効果的な配信方法