LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウントとビジネスアカウントの違いについて詳しく解説します。
LINEをビジネスの話になると、「LINE公式アカウント」と「ビジネスアカウント」という言葉をそれぞれ耳にすることがありますが、実はこれらは明確な違いがあります。
本記事では、この違いについてマーケティング初心者の方にもわかりやすく、それぞれの特徴や機能、料金プランについて詳しくご紹介します。
LINEビジネスアカウント=LINE公式アカウントのこと
まず結論からお伝えすると、「LINEビジネスアカウント」と「LINE公式アカウント」は同じものを指しています。以前は「LINE@(ラインアット)」や「LINEビジネスコネクト」など複数のサービスが存在していましたが、2026年現在は「LINE公式アカウント」に統一されています。
つまり、「LINEビジネスアカウント」という呼び方は、企業や店舗がビジネス目的で使用するLINEアカウントの総称として使われているだけで、正式なサービス名は「LINE公式アカウント」となります。
LINEビジネスアカウント=LINE公式アカウント。どちらも同じサービスを指す言葉ですので、混同しないようにしましょう。本記事では以降「LINE公式アカウント」と表記します。
個人のLINEアカウントとLINE公式アカウントの違い
では、普段私たちが使っている個人のLINEアカウントと、LINE公式アカウントはどのような違いがあるのでしょうか。主な違いを見ていきましょう。
利用目的の違い
個人のLINEアカウントは、友人や家族との日常的なコミュニケーションに使われます。一方、LINE公式アカウントは企業・店舗が顧客と継続的につながり、商品・サービスの販促や集客を行うためのビジネスツールです。
メッセージ配信の違い
個人アカウントでは基本的に1対1のメッセージのやり取りが中心です。しかし、LINE公式アカウントでは1対多数への一斉メッセージ配信が可能です。友だち登録してくれた全てのユーザーに対して、同時に情報を届けることができます。
利用できる機能の違い
LINE公式アカウントには、ビジネスに特化した様々な機能が搭載されています。
| 機能カテゴリ | 個人アカウント | LINE公式アカウント |
|---|---|---|
| メッセージ配信 | 1対1のチャットのみ | 一斉配信・絞り込み配信・ステップ配信 |
| メニュー表示 | なし | リッチメニュー(トーク画面下部に常時表示) |
| 販促機能 | なし | クーポン・ショップカード・抽選機能 |
| 自動応答 | なし | 自動応答メッセージ・AIチャット |
| 分析機能 | なし | 友だち数推移・メッセージ開封率・クリック率分析 |
料金面での違い
個人アカウントは無料で制限なく使えますが、LINE公式アカウントでは配信するメッセージ数に応じて料金が発生します。ただし、月200通までは無料で利用できるプランもあります。
LINE公式アカウントの種類(アカウントタイプ)
LINE公式アカウントには、認証状況によって以下の3つのタイプがあります。
未認証アカウント
個人・法人を問わず、誰でも取得できるアカウントです。LINE公式アカウント開設時点では、全て未認証アカウントからスタートします。灰色のバッジが付与され、基本機能は全て利用可能です。
認証済みアカウント
LINEヤフー社の審査を通過したアカウントです。青色のバッジが付与され、未認証アカウントと比べて以下のメリットがあります。
- LINE公式キャラクターを使った販促用ポスターのダウンロードが可能
- LINEアプリ内の検索結果に表示されやすくなる
- 友だち追加広告が利用可能
- ユーザーからの信頼性が向上
- 請求書決済が利用可能
プレミアムアカウント
認証済みアカウントの上位に位置するアカウントで、緑色のバッジが付与されます。ただし、審査内容や申請方法については公開されていません。LINEヤフー社から直接案内があった場合にのみ取得できる特別なアカウントタイプです。
ビジネス利用では認証済みアカウントの取得がおすすめです。バッジの色で信頼性が可視化され、集客にも有利に働きます。
LINE公式アカウントの料金プラン
2023年6月の料金改定を経て、2026年現在のLINE公式アカウントには3つの料金プランがあります。
| プラン名 | 月額料金(税別) | 無料メッセージ通数 | 追加メッセージ |
|---|---|---|---|
| コミュニケーションプラン | 0円 | 200通 | 不可 |
| ライトプラン | 5,000円 | 5,000通 | 不可 |
| スタンダードプラン | 15,000円 | 30,000通 | 可能(1通あたり3円〜) |
コミュニケーションプラン
月額固定費が無料のプランです。基本機能は全て利用できますが、月間200通までのメッセージ配信に制限されています。まずはLINE公式アカウントを試してみたい小規模店舗や個人事業主におすすめです。
ライトプラン
月額5,000円(税別)で、月間5,000通までメッセージを配信できるプランです。中小企業や店舗で本格的にLINEマーケティングを始める際に適しています。ただし、無料通数を超える追加メッセージの配信はできません。
スタンダードプラン
月額15,000円(税別)で、月間30,000通まで無料でメッセージを配信できます。このプランのみ、無料通数を超えた場合でも従量課金制で追加メッセージを配信可能です。追加メッセージは1通あたり3円(50,000通以上送信する場合はさらに単価が下がります)。大規模な顧客基盤を持つ企業に最適です。
メッセージ通数は「配信人数×メッセージ数」で計算されます。例えば、1,000人の友だちに1回配信すると1,000通となります。また、1回の配信で最大3つの吹き出しを送信できます。
LINE公式アカウントの主な機能
LINE公式アカウントには、ビジネスを成功に導くための多彩な機能が搭載されています。
メッセージ配信機能
友だち全員、または属性で絞り込んだユーザーにメッセージを一斉配信できます。テキストだけでなく、画像、動画、スタンプなど多様な形式で情報を届けられます。また、リッチメッセージやカードタイプメッセージなど、視覚的に魅力的なコンテンツも作成可能です。
LINEチャット機能
ユーザーと1対1でリアルタイムにコミュニケーションが取れる機能です。問い合わせ対応やカスタマーサポートに活用できます。
リッチメニュー
トーク画面の下部に常時表示されるメニューです。予約ページへのリンクや商品カタログ、クーポンなど、重要なコンテンツへの導線を設置できます。ユーザーの行動を促進する強力なツールです。
クーポン・ショップカード
デジタルクーポンの配信や、来店ポイントを貯められるショップカード機能が利用できます。リピーター獲得に非常に効果的です。
ステップ配信
友だち追加のタイミングや特定のアクションをトリガーに、あらかじめ設定したメッセージを自動的に段階的に配信できます。顧客育成(ナーチャリング)に最適な機能です。
LINE VOOM投稿
ショート動画を投稿できる機能です。友だち以外のユーザーにもリーチできるため、新規顧客の獲得に役立ちます。
分析・レポート機能
友だち数の推移、メッセージの開封率、クリック率、リッチメニューのタップ数など、詳細なデータを確認できます。データに基づいた改善が可能になります。
ビジネスIDとは
LINE公式アカウントを開設するには「ビジネスID」の登録が必要です。ビジネスIDは、LINEヤフーが提供するビジネス向けサービスにログインするための共通認証システムです。
2026年6月30日に「LINEビジネスID」から「ビジネスID」に名称が変更され、「Yahoo! JAPANビジネスID」との統合が進められています。ビジネスIDは以下の方法で作成できます。
- 個人のLINEアカウントで登録
- メールアドレスで登録
- Yahoo! JAPAN IDで登録
1つのビジネスIDで、最大100個までLINE公式アカウントを作成できます。複数の店舗やブランドを運営している場合でも、一つのビジネスIDで管理できます。
LINE公式アカウントとLINE WORKSの違い
ビジネスでLINEを活用する際、「LINE WORKS」という別のサービスも耳にすることがあるかもしれません。LINE公式アカウントとLINE WORKSは、用途が大きく異なる別のサービスです。
LINE公式アカウント:顧客向けマーケティングツール
不特定多数の顧客に情報を発信し、集客や販促を行うためのBtoC向けツールです。顧客とのコミュニケーションやマーケティング活動に特化しています。
LINE WORKS:社内外のコミュニケーションツール
社内のメンバーや取引先など、特定のユーザー間でのビジネスコミュニケーションに適したツールです。トーク機能に加えて、カレンダー、掲示板、タスク管理、ファイル共有などのグループウェア機能を備えています。
| 比較項目 | LINE公式アカウント | LINE WORKS |
|---|---|---|
| 主な用途 | 顧客向けマーケティング・販促 | 社内外のビジネスコミュニケーション |
| 対象ユーザー | 不特定多数の顧客 | 社員・取引先など特定のメンバー |
| 主な機能 | 一斉配信・クーポン・ショップカード | チャット・メール・カレンダー・タスク管理 |
| 料金体系 | メッセージ通数による従量制 | ユーザー数による課金 |
用途に応じて、どちらのサービスが自社のニーズに合っているかを検討することが重要です。顧客とのつながりを強化したい場合はLINE公式アカウント、社内の業務効率化を図りたい場合はLINE WORKSが適しています。
LINE公式アカウントの開設方法
LINE公式アカウントの開設は非常に簡単です。以下の手順で進めましょう。
- LINE公式アカウントの開設ページにアクセス
- ビジネスIDを作成(個人LINEアカウントまたはメールアドレスで登録)
- アカウント情報(アカウント名、業種など)を入力
- プロフィール画像やカバー画像を設定
- 開設完了
開設後は、必要に応じて認証済みアカウントへの申請も可能です。認証審査には通常10営業日程度かかります。
初期費用は一切かかりません。まずはコミュニケーションプラン(無料)で開設し、運用しながら最適なプランを検討することをおすすめします。
まとめ
本記事では、LINE公式アカウントとビジネスアカウントの違い、個人アカウントとの違い、料金プラン、主な機能について解説しました。
重要なポイントをまとめます。
- 「LINEビジネスアカウント」と「LINE公式アカウント」は同じものを指す
- 個人アカウントは日常的なコミュニケーション用、LINE公式アカウントはビジネス用のマーケティングツール
- LINE公式アカウントには未認証・認証済み・プレミアムの3つのタイプがある
- 料金プランは3種類あり、月200通まで無料で利用可能
- 一斉配信、リッチメニュー、クーポン、分析機能など、ビジネスに役立つ機能が豊富
- LINE WORKSは社内外のコミュニケーションツールで、LINE公式アカウントとは用途が異なる
LINEは日本国内で月間9,800万人以上が利用する国内最大級のコミュニケーションプラットフォームです。LINE公式アカウントを活用することで、多くの顧客と効率的につながり、ビジネスの成長を加速させることができます。
まずは無料のコミュニケーションプランから始めて、LINE公式アカウントの可能性を体験してみてはいかがでしょうか。