LINE公式アカウントのリッチメニューとサービスメニューバーを解説

LINE公式アカウントを運営する際、ユーザーとの接点を作る「メニュー機能」の活用は非常に重要です。

今回はLINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、初心者の方にも分かりやすく、LINE公式アカウントの二つのメニュー、「リッチメニュー」と「サービスメニューバー」の特徴、設定方法、活用のポイントを解説します。

LINE公式アカウントのメニュー機能を上手に活用することで、顧客体験の向上や売上アップにつなげることができるでしょう。

目次

LINE公式アカウントのメニュー機能とは

LINE公式アカウントには、ユーザーとのコミュニケーションを円滑にするための2つのメニュー機能があります。それが「リッチメニュー」と「サービスメニューバー」です。どちらもトーク画面に表示されますが、表示位置や用途が異なります。

これらのメニュー機能を効果的に活用することで、ユーザーが求める情報へスムーズに誘導でき、予約や購入などのアクションを促進することが可能になります。

リッチメニューとは|トーク画面下部の大きなメニュー

リッチメニューの基本的な特徴

リッチメニューとは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に固定表示される画像型のメニューです。キーボードエリアに大きく表示されるため、ユーザーの目に留まりやすく、企業やブランドの「顔」として機能します。

リッチメニューの大きな特徴は以下の通りです。

  • トーク画面下部に常時表示される
  • 画像のデザインを自由にカスタマイズできる
  • 最大6つのエリアに分割してリンクを設定可能
  • 無料プランでも利用できる
  • メッセージ配信数にカウントされない

リッチメニューで設定できるアクション

リッチメニューの各エリアには、さまざまなアクションを設定することができます。

  • 外部サイトへのリンク(ECサイト、予約ページなど)
  • クーポンの表示
  • ショップカードの表示
  • テキストメッセージの送信
  • 特定のキーワードの自動応答
  • 他のリッチメニューへの切り替え

リッチメニューの画像サイズと仕様(2026年最新版)

リッチメニューを作成する際は、以下の画像サイズと仕様を守る必要があります。

サイズタイプ 推奨画像サイズ 分割数
リッチメニュー(大) 1,200px × 810px(推奨)
2,500px × 1,686px(高解像度)
800px × 540px(低解像度)
最大6分割
リッチメニュー(小) 1,200px × 405px(推奨)
2,500px × 843px(高解像度)
800px × 270px(低解像度)
最大3分割
ポイント

ファイル形式はJPG、JPEG、PNGに対応しており、ファイル容量は最大1MBまでとなっています。高解像度の画像を使用することで、スマートフォンの画面でも鮮明に表示されます。

サービスメニューバーとは|トーク画面上部のコンパクトなメニュー

サービスメニューバーの基本的な特徴

サービスメニューバーとは、トーク画面の上部に表示される小さなアイコン型のメニューです。リッチメニューと比べて表示面積は小さいですが、常に画面上部に固定表示されるため、ユーザーがいつでもアクセスしやすいという利点があります。

サービスメニューバーに表示できる機能

サービスメニューバーには、以下の4つの機能を表示することができます。ただし、各機能は表示条件を満たした場合のみ自動的に表示されます。

  1. クーポン機能
  2. ショップカード機能
  3. メンバーシップ機能
  4. 予約機能(飲食店予約、順番待ち受付)

サービスメニューバーの設定方法

サービスメニューバーを表示するには、以下の手順で設定を行います。

  1. LINE Official Account Managerにログイン
  2. 画面右上の「設定」をクリック
  3. 「アカウント設定」を選択
  4. 「機能の利用」>「サービスメニューバー」>「編集」を選択
  5. 表示する機能が表示条件を満たしている場合、自動的に「サービスメニューバーを利用」がオンになる
  6. 「保存」をクリックして完了
ポイント

サービスメニューバーは2026年6月2日23時59分までの期間限定機能とされていますが、今後の仕様変更については公式サイトで最新情報をご確認ください。

リッチメニューとサービスメニューバーの違い

2つのメニュー機能は、どのように使い分ければよいのでしょうか。主な違いを表で比較してみましょう。

項目 リッチメニュー サービスメニューバー
表示位置 トーク画面下部 トーク画面上部
表示サイズ 大きい(画面の約1/3) 小さい(アイコンサイズ)
デザイン 自由にカスタマイズ可能 固定アイコン表示
設定できる項目 最大6つのエリア 4つの機能(条件付き)
視認性 非常に高い 控えめだがアクセスしやすい
ブランディング効果 高い 低い

使い分けのポイント

リッチメニューとサービスメニューバーは、併用することでより効果的な顧客体験を提供できます。

  • リッチメニュー:ブランドの世界観を表現し、主要なコンテンツへの導線を設計
  • サービスメニューバー:クーポンや予約など、頻繁に使われる機能への直接アクセスを提供

リッチメニューの作成方法|3つのステップで簡単設定

ステップ1:LINE Official Account Managerにログイン

まず、LINE Official Account Managerの管理画面にログインします。画面左側のメニューから「ホーム」>「トークルーム管理」>「リッチメニュー」を選択し、「作成」ボタンをクリックします。

ステップ2:テンプレートと設定を選択

リッチメニューの基本設定を行います。

  • タイトル:管理用のタイトルを入力(ユーザーには表示されません)
  • 表示期間:リッチメニューを表示する期間を設定
  • メニューサイズ:大(6分割まで)または小(3分割まで)を選択
  • テンプレート:分割パターンを選択(大7種類、小5種類)
  • デフォルト表示:トーク画面を開いた際の表示・非表示を設定

ステップ3:画像とアクションを設定

リッチメニューの画像をアップロードし、各エリアにアクションを設定します。

  • 背景画像をアップロード、またはエリアごとに画像を作成
  • 各エリアのアクションタイプを選択(リンク、クーポン、テキストなど)
  • アクションラベルを設定(音声読み上げ機能用)
  • プレビューで確認後、「保存」をクリック
ポイント

リッチメニューの画像は、Canvaなどの無料デザインツールを使って作成することができます。テンプレートも豊富に用意されているため、デザインの知識がなくても魅力的なメニューを作成できます。

リッチメニュー活用のメリット|なぜ効果が高いのか

メリット1:高いクリック率とユーザー誘導効果

リッチメニューはトーク画面を開いた瞬間に目に入る位置に表示されるため、非常に高いクリック率を実現します。実際の事例では、リッチメニューの設定によって送客力が2倍に向上したというデータも報告されています。

メリット2:メッセージ配信数の削減

リッチメニューに情報を掲載することで、メッセージ配信の回数を減らすことができます。リッチメニューはメッセージ配信数にカウントされないため、コスト削減にもつながります。

メリット3:ブランディング効果の向上

デザインを自由にカスタマイズできるリッチメニューは、企業やブランドの世界観を表現する絶好の機会です。統一感のあるデザインを使用することで、ブランドイメージの向上につながります。

メリット4:常時表示による継続的な訴求

過去に配信したメッセージはトーク履歴の中に埋もれてしまいますが、リッチメニューは常にトーク画面に表示され続けます。重要な情報やキャンペーンを継続的にユーザーに訴求できます。

効果的なリッチメニューの活用事例

飲食店の事例:予約と来店促進

飲食店では、リッチメニューに以下のような項目を配置することで、予約率の向上や来店促進を実現しています。

  • 予約フォームへのリンク
  • メニュー・料理写真の掲載
  • 店舗情報・アクセスマップ
  • 限定クーポンの配布
  • 最新情報・キャンペーン告知

小売店・ECサイトの事例:購買促進

小売店やECサイトでは、商品カテゴリーごとにエリアを分け、スムーズな購買導線を構築しています。

  • 商品カテゴリー別のリンク
  • 新商品・おすすめ商品の紹介
  • セール・キャンペーン情報
  • 会員証・ポイントカードの表示
  • お問い合わせフォーム

サービス業の事例:顧客サポート

サービス業では、よくある質問への誘導や問い合わせ窓口をリッチメニューに設置することで、顧客対応の効率化を図っています。

  • よくある質問(FAQ)
  • チャット相談窓口
  • サービス紹介ページ
  • 会員専用コンテンツ
  • 資料請求フォーム

リッチメニュー運用の改善ポイント

定期的な更新で鮮度を保つ

リッチメニューは一度設定したら終わりではありません。季節やキャンペーンに合わせて定期的に更新することで、ユーザーの興味を引き続けることができます。

クリック率の分析と最適化

LINE公式アカウントの分析機能を使って、各エリアのクリック率を確認しましょう。クリック率が低いエリアは、配置やデザインを見直すことで改善できる可能性があります。

ユーザー属性に応じた出し分け

2026年の最新機能として、ユーザーの属性や行動履歴に応じてリッチメニューを自動的に切り替えることが可能になっています。会員と非会員、購入履歴の有無などでメニューを変えることで、よりパーソナライズされた体験を提供できます。

A/Bテストで最適なデザインを発見

複数のデザインパターンを用意して、どちらがより高い成果を上げるかテストすることも効果的です。色使い、文字の配置、画像の選択などを変えて比較してみましょう。

まとめ|メニュー機能を活用して顧客体験を向上させよう

LINE公式アカウントのリッチメニューとサービスメニューバーは、ユーザーとの接点を作り、アクションを促進する重要な機能です。特にリッチメニューは、無料で利用でき、メッセージ配信数にもカウントされないため、コストパフォーマンスに優れています。

リッチメニューの活用ポイントをまとめると以下の通りです。

  • トーク画面下部に常時表示される視認性の高いメニュー
  • デザインを自由にカスタマイズしてブランディングに活用
  • 最大6つのエリアに分割してさまざまなアクションを設定
  • 定期的な更新とクリック率の分析で効果を最大化
  • サービスメニューバーと併用してより充実した顧客体験を提供

マーケティング初心者の方でも、本記事で紹介した手順に沿って設定すれば、魅力的なリッチメニューを作成することができます。ぜひLINE公式アカウントのメニュー機能を活用して、顧客との関係強化やビジネスの成長につなげてください。