LINE公式アカウントを開設する際、アカウント名の設定は企業やブランドの第一印象を決める重要な要素です。
しかし、「どのような名前を付ければよいのか」「後から変更できるのか」といった疑問を持つマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はLINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウントの名前設定における重要なポイントから変更方法、注意すべき制限事項まで、初心者の方にもわかりやすく解説いたします。
適切な名前設定により、ユーザーからの信頼を獲得し、効果的なLINEマーケティングを実現しましょう。
LINE公式アカウントの名前(アカウント名)とは?
LINE公式アカウントのアカウント名とは、ユーザーの友だちリストやトーク画面、プロフィール画面などに表示されるアカウントの表示名のことです。企業名、店舗名、サービス名、ブランド名などを設定することが一般的で、ユーザーが最初に目にする情報として非常に重要な役割を果たします。
LINE IDやユーザー名との違い
LINE公式アカウントには、アカウント名と混同されやすい「LINE ID」や「ユーザー名」という用語がありますが、それぞれ異なる意味を持っています。
| 項目 | 説明 | 特徴 |
| アカウント名 | プロフィール画面、トーク画面、友だちリストなどに表示される表示名 | 20文字以内で設定可能、変更には制限あり |
| LINE ID | 友だち追加の検索に使用される識別子(@から始まる英数字) | 無料プランはランダム生成、有料プレミアムIDで任意設定可能 |
| ユーザー名 | 文脈によりアカウント名、LINEビジネスIDの個人名、顧客の表示名のいずれかを指す | 正式な概念ではなく、状況により意味が異なる |
特に重要なのは、アカウント名は企業やブランドの公式な表示名として機能し、ユーザーに与える印象を大きく左右するという点です。
アカウント名を付ける際の重要なポイント
LINE公式アカウントのアカウント名を設定する際は、以下のポイントを押さえることで、ユーザーからの信頼獲得とブランド認知の向上につながります。
企業名・ブランド名を正確に記載する
アカウント名の基本は、企業やブランドの正式名称を正確に記載することです。特に認証済アカウントを申請する場合、公式サイトや企業登記情報、その他の公式情報と名称が一致しているかが厳密に審査されます。
誤字・脱字はもちろん、表記ゆれ(例:株式会社ABC / ABC株式会社)にも注意が必要です。認証審査では、正式名称との完全な一致が求められます。
シンプルでわかりやすい名前を心がける
アカウント名は20文字以内という制限があるため、情報を詰め込みすぎないことが重要です。長い企業名や複雑な名称の場合は、以下のような工夫を検討しましょう。
- 「株式会社」を「(株)」と略す
- サービス名を優先して企業名を省略する
- カタカナ表記を英数字に変換する(例:エービーシー → ABC)
- 正式名称が長い場合は、一般的に使用されている略称を採用する
補足情報はステータスメッセージを活用する
「地域名」「最寄駅」「サービス内容」といった補足情報をアカウント名に含めたいと考える方も多いですが、これらの情報はアカウント名ではなくステータスメッセージに記載することをおすすめします。
ステータスメッセージは、プロフィール画面のアカウント名のすぐ下に表示される20文字以内のテキストです。ここに補足情報を記載することで、アカウント名はシンプルに保ちつつ、必要な情報をユーザーに伝えることができます。
他のSNSと名称を統一する
Instagram、X(旧Twitter)、Facebookなど、複数のSNSで公式アカウントを運用している場合は、アカウント名を統一することでブランド認知を強化できます。
SNSごとに名称が異なると、ユーザーに「どれが公式アカウントなのか」という混乱を与えたり、偽アカウントと疑われたりする可能性があります。ブランドの統一感を保ち、ユーザーが検索した際にすぐに見つけられるよう、名称の統一を検討しましょう。
アカウント名設定時の注意点と制限事項
LINE公式アカウントのアカウント名には、いくつかの重要な制限事項があります。開設前に必ず確認しておきましょう。
文字数制限は20文字以内
LINE公式アカウントのアカウント名は、全角・半角を問わず20文字以内で設定する必要があります。この制限を超えると登録できないだけでなく、20文字ギリギリの長さでは、表示環境によって名前の後半が切れてしまう可能性があります。
重要な情報は名前の前半に配置し、できるだけ簡潔でわかりやすい名称にすることをおすすめします。
変更後7日間は再変更不可
未認証アカウントの場合、アカウント名の変更は可能ですが、一度変更すると7日間は再度変更できません。この期間中は、誤字・脱字があっても修正できないため、変更前に以下の点を十分に確認してください。
- 文字の誤字・脱字がないか
- 意図した表記になっているか
- ブランドガイドラインに沿った表記か
- ユーザーにとって理解しやすい名前か
- 20文字以内に収まっているか
LINE公式アカウントガイドラインの遵守
アカウント名は、LINE公式アカウントガイドラインに準拠する必要があります。以下のような名称は使用できません。
| 禁止される名称 | 具体例 |
| 実在しない組織や商品を連想させる名前 | 架空の企業名、実際には存在しないサービス名など |
| 他社の商標権を侵害する名前 | 他社ブランド名の無断使用など |
| 公序良俗に反する表現 | 差別的表現、暴力的表現、わいせつな表現など |
| LINEまたはLINEヤフーと誤認させる名前 | 「LINEサポート」「LINE公式窓口」など |
| 事実と異なる、または誤認を招く文字列 | 誇大表現、虚偽の肩書きなど |
認証済アカウントの場合は、法人・団体・個人事業主または商品・サービスのいずれかの正式名称が必ず含まれている必要があります。
認証済アカウントに含めてはいけない要素
認証済アカウントを申請する場合、以下の要素をアカウント名に含めることは原則として認められていません。
- 担当者の個人名(例:ABC美容室 田中太郎)
- 企業名や店舗名と無関係な文言(例:ABC美容室 ポイント会員募集中)
- URLやドメイン名(例:ABC美容室 abc.co.jp)
- 過度な装飾記号や絵文字
これらを含むアカウント名は、認証審査で非承認となる可能性が高いため注意が必要です。
LINE公式アカウントの名前は変更可能?アカウント種別による違い
LINE公式アカウントの名前変更の可否は、アカウントの種別(未認証アカウントか認証済アカウントか)によって大きく異なります。
未認証アカウントの場合
未認証アカウントの場合は、管理画面から比較的簡単に名前を変更することができます。ただし、前述の通り、変更後7日間は再変更ができないという制限があります。
| アカウント種別 | 名前変更 | 変更方法 | 制限事項 |
| 未認証アカウント | 可能 | 管理画面から直接変更 | 変更後7日間は再変更不可 |
認証済アカウントの場合
認証済アカウントの場合、原則として名前変更はできません。これは、ユーザーの信頼性を保つため、および誤認を防ぐためにLINEが設けた制限です。
ただし、以下のような正当な理由がある場合に限り、再審査を通じて名前変更が認められる可能性があります。
- 企業名が正式に変更された場合
- サービス名が正式に変更された場合
- ブランド名が正式に変更された場合
- 合併・買収等による事業変更の場合
認証済アカウントの名前変更申請は、あくまで例外的な対応です。審査結果やその理由は開示されず、変更が認められない場合もあります。アカウント開設時に、長期的に使用できる名前を慎重に選ぶことが重要です。
未認証アカウントの名前変更手順
未認証アカウントの名前は、LINE Official Account Managerの管理画面から変更することができます。以下の手順で操作してください。
PC版管理画面(LINE Official Account Manager)での変更方法
- LINE Official Account Manager(https://manager.line.biz/)にログインする
- 名前を変更したいアカウントを選択する
- 画面右上の「設定」メニューをクリックする
- 「アカウント設定」から「基本設定」を選択する
- 「アカウント名」の右側にある鉛筆アイコンをクリックする
- 新しいアカウント名を入力する(20文字以内)
- 「保存」ボタンをクリックして変更を確定する
- 確認画面が表示されるため、内容を確認して「保存」をクリックする
変更作業は数分で完了しますが、変更後すぐにユーザーの画面に反映されます。既存の友だちが混乱しないよう、事前に告知メッセージを配信することをおすすめします。
アカウント種別の確認方法
自分のアカウントが未認証か認証済かわからない場合は、以下の手順で確認できます。
- LINE Official Account Managerにログインする
- 対象のアカウントを選択する
- 画面右上の「設定」をクリックする
- 「認証ステータス」または「アカウント設定」から確認する
認証済アカウントの名前変更申請方法
認証済アカウントで名前変更が必要な場合は、LINEヤフー株式会社に直接申請する必要があります。以下の手順で対応してください。
- LINEヤフー株式会社の問い合わせページ(https://contact-cc.line.me/serviceId/12538)にアクセスする
- 変更が必要な理由を詳細に記載する(企業名変更、サービス名変更など)
- 必要書類を添付する(商業登記簿謄本、変更を証明する公式文書など)
- 審査結果を待つ(審査期間は明示されていません)
再審査の結果、変更が不可と判断された場合でも、その詳しい理由は開示されません。申請前に変更の必要性と正当性を十分に検討しましょう。
名前変更時によくあるトラブルと解決方法
アカウント名の変更時には、いくつかのトラブルが発生する可能性があります。主なケースと対処法を紹介します。
変更ボタンが押せない・操作できない場合
| 問題 | 原因 | 解決方法 |
| 変更ボタンが押せない | 7日以内の制限期間中 | 前回の変更から7日間が経過するまで待機する |
| エラーメッセージが表示される | ガイドライン違反の可能性 | 名前の内容を見直し、禁止事項に該当していないか確認する |
| 認証済みで変更不可と表示 | アカウント種別による制限 | LINEヤフー株式会社への再審査申請を検討する |
| 20文字を超えて入力できない | 文字数制限 | 名前を短縮する、補足情報はステータスメッセージに記載する |
名前変更後に元に戻したい場合
変更後に元の名前に戻したい場合でも、7日間の制限は適用されます。緊急の場合でも即座の修正はできないため、変更前の十分な検討と確認が非常に重要です。
名前変更時のユーザーへの配慮と運用のコツ
アカウント名を変更する際は、既存の友だちユーザーへの適切な配慮が必要です。以下のポイントを押さえましょう。
事前告知の実施
名前変更を行う前に、以下の方法でユーザーに事前告知を行うことをおすすめします。
- メッセージ配信での予告(変更日時と新しい名前を明記)
- LINE VOOMでの告知投稿
- リッチメニューでの案内表示
- 公式ホームページやその他SNSでの告知
変更後のフォローアップ
名前変更後も、ユーザーが混乱しないよう以下のようなフォローを実施してください。
- 変更完了の報告メッセージを配信する
- 新しい名前での初回メッセージで再度説明する
- 一定期間、旧名称との併記を検討する
- 問い合わせがあった場合は丁寧に説明する
名前変更は友だちとの関係性に影響する重要な変更です。ユーザー目線を大切に、十分な配慮と説明を心がけることで、信頼関係を維持できます。
公式アカウント開設後は自動LINE配信ツールで投稿を改善、最適化
LINE公式アカウントの名前設定が完了し、アカウント運用を開始したら、次は効果的なメッセージ配信の実践が重要です。配信のタイミングや内容を最適化することで、ユーザーとのエンゲージメントを高め、ブロック率を下げることができます。
自動LINE配信ツールを活用することで、セグメント配信やステップ配信など、より高度なマーケティング施策を実施できます。配信の設定方法や効果的な運用のコツについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
LINE公式アカウントの名前設定は、ユーザーに与える第一印象を決める重要な要素です。本記事でご紹介したポイントを改めて整理します。
- アカウント名は企業やブランドの正式名称を正確に記載する
- 20文字以内という文字数制限があるため、シンプルでわかりやすい名前を心がける
- 補足情報はステータスメッセージに記載する
- 他のSNSと名称を統一することでブランド認知を強化できる
- 未認証アカウントは変更可能だが、変更後7日間は再変更不可
- 認証済アカウントは原則として名前変更ができない
- LINE公式アカウントガイドラインを遵守した名前にする必要がある
- 名前変更時はユーザーへの事前告知とフォローアップを忘れずに行う
適切なアカウント名の設定により、ユーザーからの信頼を獲得し、ブランドイメージの向上につなげることができます。長期的に使用できる名前を慎重に選び、効果的なLINEマーケティングを実現しましょう。
アカウント名の変更や運用に関して不明な点がある場合は、詳細はLINE公式アカウントガイドラインをご確認ください。