LINE公式アカウントを運用していると、メッセージを誤って送信してしまうことがあります。「送信を取り消すことはできるのか」「どうすれば取り消せるのか」と不安になることもあるでしょう。この記事では、LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウントからの送信取り消し機能について、最新の情報をもとに詳しく解説いたします。
- 1 LINE公式アカウントの送信取り消し機能完全ガイド|できること・できないこと
LINE公式アカウントで送信取り消しはできるのか?
結論から申し上げますと、LINE公式アカウントでは個別チャットで送信したメッセージに限り、送信取り消しが可能です。ただし、すべてのメッセージが取り消せるわけではなく、いくつかの条件と制限があります。
個別チャット:送信から24時間以内なら取り消し可能(2026年10月下旬から1時間以内に変更予定)
一斉配信・ステップ配信:取り消し不可
2026年10月下旬から仕様変更が実施されます
重要な変更点として、2026年10月下旬から、メッセージの送信取り消し可能期間が「24時間以内」から「1時間以内」に短縮されます。この変更は日本とタイで順次適用される予定です。より迅速な対応が求められるようになりますので、誤送信に気づいた際は早急に対処する必要があります。
送信取り消しできるメッセージとできないメッセージ
LINE公式アカウントでは、配信方法によって取り消しの可否が異なります。以下の表で確認しましょう。
| 配信方法 | 取り消し可否 | 時間制限 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 個別チャット | ○ 可能 | 24時間以内(10月下旬から1時間以内) | ユーザーからのメッセージがある場合のみ |
| 一斉配信 | × 不可 | – | メッセージ配信機能で送信 |
| セグメント配信 | × 不可 | – | 複数ユーザーへの一括送信 |
| ステップ配信 | × 不可 | – | 自動配信設定されたメッセージ |
| あいさつメッセージ | × 不可 | – | 友だち追加時の自動送信 |
このように、一斉配信したメッセージは送信後に取り消すことができません。そのため、配信前の確認が非常に重要になります。
個別チャットでの送信取り消し手順
個別チャットで誤送信したメッセージを取り消す方法を、デバイス別に解説します。
管理画面(PC)からの取り消し方法
- LINE公式アカウントの管理画面にログインします
- 画面左側のメニューから「チャット」をクリックします
- 誤送信したチャット画面を開きます
- 取り消したいメッセージの左側をクリックします
- 「・・・」ボタンが表示されるので選択します
- メニューから「送信取消」を選択します
- 注意事項を確認し、再度「送信取消」をクリックします
スマートフォンアプリからの取り消し方法
- LINE公式アカウントアプリを開きます
- 取り消したいメッセージを長押しします
- 表示されるメニューから「送信取消」を選択します
- 確認画面で「送信取消」をタップして完了です
送信を取り消しても、相手の画面には「メッセージの送信を取り消しました」という通知が表示されます。既読になった後でも取り消しは可能ですが、相手はすでに内容を確認している可能性があります。
送信取り消しと削除の違い
LINEには「送信取り消し」と「削除」という似た機能がありますが、効果が大きく異なります。
| 項目 | 送信取り消し | 削除 |
|---|---|---|
| 削除範囲 | 自分と相手の両方から削除 | 自分の画面からのみ削除 |
| 時間制限 | 24時間以内(10月下旬から1時間以内) | 制限なし |
| 相手への表示 | 「メッセージの送信を取り消しました」と表示 | 相手の画面には残る |
| 使用場面 | 誤送信の取り消し | 自分の履歴整理 |
誤送信の対処には、必ず「送信取り消し」機能を使用してください。「削除」では相手の画面からメッセージが消えません。
取り消しできない場合の対処法
一斉配信や24時間を過ぎたメッセージなど、取り消しができない場合は迅速な対応が求められます。
誤送信発生時の対応手順
- 誤送信の内容と影響範囲を即座に確認します
- 社内関係者への報告と情報共有を行います
- お詫びメッセージの内容を検討・作成します
- 可能な限り迅速にお詫び配信を実施します
- 必要に応じて個別対応の準備をします
お詫びメッセージの例文
誤送信のお詫びメッセージは、誠実さと迅速さが重要です。以下の例文を参考にしてください。
【お詫び】
先ほど送信いたしましたメッセージに誤りがございました。正しくは「○○」でございます。
お客様にはご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう、チェック体制を強化してまいります。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
お詫びメッセージは、誤送信に気づいた時点でできるだけ早く送信することが大切です。時間が経つほど、お客様の不信感は高まってしまいます。
誤送信を未然に防ぐための対策
取り消し機能があるとはいえ、そもそも誤送信をしないことが最も重要です。以下の対策を実施しましょう。
チェック体制の整備
- 複数人による配信内容の確認を行います
- 送信前に必ずテスト配信を実施します
- 配信時間とタイミングの再確認を徹底します
- セグメント設定の精度を向上させます
- 配信承認フローを構築します
システム面での対策
- 下書き保存機能を積極的に活用します
- 予約配信機能を利用して余裕を持った配信を行います
- 配信前プレビューを必ず確認します
- 権限管理を適切に設定し、誤操作を防ぎます
- 配信履歴を定期的にチェックします
特に一斉配信は取り消しができないため、送信ボタンを押す前に「配信対象」「配信内容」「配信時間」の3点を必ず複数人で確認することをおすすめします。
LINE公式アカウント運用における注意点
送信取り消し以外にも、LINE公式アカウント運用では以下の点に注意が必要です。
外部ツール経由のメッセージについて
LINE Business APIや外部ツール経由で送信したメッセージは、LINE公式アカウントの管理画面から取り消すことができません。外部ツールを利用している場合は、そのツール独自のチェック機能や配信管理機能を活用しましょう。
既読後の取り消しについて
メッセージが既読になった後でも、時間内であれば取り消しは可能です。ただし、相手はすでに内容を確認している可能性が高いため、取り消し後にお詫びのメッセージを送ることをおすすめします。
まとめ
LINE公式アカウントからの送信取り消しについて、重要なポイントをまとめます。
- 個別チャットのメッセージは24時間以内なら取り消し可能です(2026年10月下旬から1時間以内に変更)
- 一斉配信やステップ配信のメッセージは取り消しできません
- 取り消しできない場合は、迅速にお詫びメッセージを配信します
- 誤送信を防ぐために、複数人でのチェック体制を整備します
- 送信前のテスト配信とプレビュー確認を徹底します
LINE公式アカウントは顧客との重要なコミュニケーションツールです。送信取り消し機能を正しく理解し、適切な運用体制を整えることで、安心して効果的なLINEマーケティングを実施できます。万が一誤送信してしまった場合も、この記事で紹介した対処法を参考に、迅速かつ誠実な対応を心がけましょう。