LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウントから動画を効果的に配信する方法について詳しく解説いたします。
動画コンテンツは、テキストや画像と比べて高いエンゲージメント率を期待できるため、LINE公式アカウントの運用において重要な施策となっています。
本記事では、配信方法から注意点まで、マーケティング初心者でも理解しやすいように丁寧に説明いたします。
LINE公式アカウントで動画配信する5つの方法
LINE公式アカウントで動画を配信する方法は複数存在します。それぞれの特徴と使い分けを理解することで、より効果的な動画マーケティングを実現できます。
1. リッチビデオメッセージを活用した配信
リッチビデオメッセージは、LINE公式アカウントの代表的な動画配信機能です。配信した動画がチャット(トークルーム)上で自動再生されるため、ユーザーの目に留まりやすいという特徴があります。動画再生終了後には、任意のアクションボタンを設定できるため、商品購入ページへの誘導などに効果的です。
・チャット上で自動再生される
・動画終了後にアクションボタンを設置可能
・画面占有率が高く視認性に優れている
配信手順は以下の通りです:
- LINE公式アカウント管理画面にログイン
- サイドメニュー「リッチビデオメッセージ」を選択
- 「メッセージを作成」をクリック
- 動画ファイルをアップロード(200MB以下、MP4/MOV/WMV推奨)
- アクションボタンの設定
- メッセージ配信画面で作成したリッチビデオメッセージを選択し配信
2. メッセージに動画を直接添付する方法
最もシンプルな動画配信方法です。通常のメッセージ配信機能を使用して、動画ファイルを直接添付して配信します。手軽に実施できるため、初心者におすすめの方法です。
配信手順:
- LINE公式アカウント管理画面の「メッセージ配信」を選択
- メッセージ作成画面で「動画」を選択
- 動画ファイルをアップロード(200MB以下)
- 通常通りメッセージを配信
3. 動画URLをメッセージに添付する配信
YouTubeなどの外部プラットフォームにアップロードした動画のURLを、メッセージに添付する方法です。長時間の動画を視聴してもらいたい場合に特に効果的です。LINEの容量制限を気にせずに済むため、セミナー動画や詳細な商品説明動画の配信に適しています。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・容量制限を気にしなくて良い ・長時間動画の配信が可能 ・外部プラットフォームの機能を活用できる |
・外部サイトへの遷移が必要 ・視聴までのステップが増える ・LINE内での視聴体験ではない |
4. リッチメッセージのアクションに動画URLを設定
リッチメッセージやカードタイプメッセージのアクション機能を活用して、動画への誘導を行う方法です。視覚的に魅力的な画像と組み合わせることで、高いクリック率を期待できます。
この方法では、魅力的なビジュアルでユーザーの興味を引き、タップ時に動画サイトへ遷移させることができます。商品紹介動画やサービス説明動画の配信に効果的です。
5. LINE VOOMを活用した動画配信
LINE VOOMは、LINE公式アカウントから動画を投稿できるプラットフォーム機能です。無料で動画コンテンツを配信でき、興味のあるユーザーにのみ視聴してもらえるというメリットがあります。
・投稿数・文字数に上限なし
・メッセージ配信と違い通数課金が発生しない
・動画の長さは最大3分まで(ファイルサイズ最大1,500MB)
ただし、2026年9月のアップデートにより、LINE VOOMタブの廃止が発表されているため、今後の動向に注意が必要です。
動画配信で得られる3つのメリット
視覚と聴覚の両面からユーザーに訴求できる
動画コンテンツは、テキストや画像と比較して短時間で多くの情報を伝えることができます。視覚と聴覚の両方に働きかけることで、商品やサービスの魅力をより効果的に伝えられます。特に複雑な商品説明や使用方法の解説において、動画の威力は絶大です。
CTR(クリック率)の向上が期待できる
動画は静的なコンテンツと比べて、ユーザーの注意を引きやすい特徴があります。自動再生機能により、ユーザーのエンゲージメントを高めることで、CTR向上につながります。実際に多くの企業で、動画配信によるクリック率の改善が報告されています。
記憶に残りやすく印象的な訴求が可能
動画は記憶に残りやすいという特性があります。ブランドや商品の印象を強く残すことで、購買検討時に思い出してもらいやすくなります。ただし、興味のない内容を頻繁に配信すると、ブロックされるリスクも高まるため注意が必要です。
効果的な動画制作の3つのポイント
スマホ視聴を前提とした縦長動画の制作
LINEユーザーの大部分はスマートフォンで閲覧するため、縦長サイズの動画制作が重要です。縦長動画は画面占有率が高く、より印象的な映像表現が可能になります。横長動画では、スマートフォン画面上で小さく表示されてしまい、訴求力が低下してしまいます。
動画の長さは短時間に抑える
近年のショート動画ブームに合わせて、15秒〜30秒程度の短時間動画が好まれる傾向にあります。長時間の動画は最後まで視聴されない可能性が高いため、伝えたいメッセージを凝縮して制作することが重要です。
- 推奨動画時間:15秒〜30秒
- 最大視聴継続時間:2分以内
- 最初の5秒で興味を引く構成にする
伝える内容を1つに絞る
1つの動画で伝えるメッセージは1つに絞りましょう。複数の情報を詰め込むと、ユーザーの記憶に残りにくくなってしまいます。明確で分かりやすいメッセージを心がけることで、動画の効果を最大化できます。
動画配信時の重要な注意点
ファイルサイズと形式の制限を理解する
LINE公式アカウントの動画配信には、以下の制限があります:
| 配信方法 | ファイルサイズ上限 | 推奨形式 |
|---|---|---|
| リッチビデオメッセージ | 200MB以下 | MP4、MOV、WMV |
| メッセージ添付 | 200MB以下 | MP4、M4V、MOV、AVI、WMV |
| LINE VOOM | 1,500MB以下 | MP4、M4V、MOV、WMV、AVI |
200MBを超える動画は送信できないため、事前に動画の圧縮や編集を行う必要があります。
配信頻度に注意してブロック率を抑制する
動画は記憶に残りやすい反面、興味のないユーザーには煩わしく感じられる可能性があります。適切な配信頻度を保ち、セグメント配信機能を活用して、興味のありそうなユーザーにのみ配信することが重要です。
・配信頻度は月2〜4回程度に抑える
・セグメント配信で対象を絞る
・興味関心に応じたコンテンツを配信する
・配信時間帯を考慮する
分析機能を活用した継続的な改善
LINE公式アカウントの分析機能を活用して、動画配信の効果を定期的に確認しましょう。再生開始率、再生完了率、クリック率などの指標を分析することで、より効果的な動画コンテンツの制作につながります。
- 再生開始ユーザー数
- 再生完了ユーザー数
- アクションボタンクリック数
- 配信後のブロック率変動
まとめ:LINE公式アカウントの動画配信を成功に導くために
LINE公式アカウントでの動画配信は、適切な方法と注意点を理解することで、高い成果を期待できる施策です。リッチビデオメッセージ、直接添付、URL配信、リッチメッセージ活用、LINE VOOM投稿の5つの方法を、目的に応じて使い分けることが重要です。
特に重要なのは、スマートフォンユーザーを意識した縦長の短時間動画を制作し、配信頻度やターゲティングに注意を払うことです。また、継続的な分析と改善を行うことで、動画配信の効果を最大化できます。
動画コンテンツは制作コストがかかる分、適切に運用すれば大きな成果を生み出します。本記事で紹介した方法を参考に、ぜひLINE公式アカウントでの動画配信にチャレンジしてみてください。