- 1 LINE公式アカウントのAPIを活用して実現できる12のマーケティング機能
- 1.1 LINE公式アカウントのAPIとは
- 1.2 1. 詳細なセグメント配信の実現
- 1.3 2. ユーザーごとのリッチメニュー出し分け
- 1.4 3. ステップ配信の高度な設定
- 1.5 4. 双方向のコミュニケーション(Webhook)
- 1.6 5. 高度なチャットボット機能の実装
- 1.7 6. クイックリプライ機能の活用
- 1.8 7. Flex Messageによる自由なデザイン
- 1.9 8. ID連携による顧客データの一元管理
- 1.10 9. 多様なメッセージタイプの送信
- 1.11 10. ユーザープロフィール情報の取得
- 1.12 11. メッセージ配信数の詳細な分析
- 1.13 12. 外部システムとの柔軟な連携
- 1.14 API利用の始め方
- 1.15 API利用時の注意点
- 1.16 まとめ
LINE公式アカウントのAPIを活用して実現できる12のマーケティング機能
LINE公式アカウントを運用されている企業や店舗の担当者の皆様、APIを活用することで、標準機能では実現できない高度なマーケティング施策が可能になることをご存じでしょうか。
この記事ではLINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウントのAPI連携によって実現できる12の機能について、初心者の方にもわかりやすく解説いたします。
LINE公式アカウントのAPIとは
LINE公式アカウントのAPIとは、外部システムとLINEを連携させるための窓口のことです。代表的なものに「Messaging API」があり、これを活用することで通常のLINE公式アカウント機能では実現できない、より高度なコミュニケーションが可能になります。
1. 詳細なセグメント配信の実現
LINE公式アカウントの標準機能でも年齢や性別などの「みなし属性」でセグメント配信は可能ですが、APIを活用すると自社の顧客データベースと連携した、より詳細なセグメント配信が可能になります。
実現できること
- 購入履歴に基づいた商品レコメンド配信
- 会員ランク別のクーポン配信
- カート放棄ユーザーへのリマインド配信
- 誕生月のユーザーへの特別オファー配信
これにより、ユーザー一人ひとりに最適化されたメッセージを届けることができ、開封率やコンバージョン率の向上が期待できます。
2. ユーザーごとのリッチメニュー出し分け
LINE公式アカウントの標準機能では、リッチメニューは全ユーザーに対して同じものしか表示できません。しかしMessaging APIを使うと、ユーザーごとに異なるリッチメニューを表示できるようになります。
活用例
- 会員とそれ以外で異なるメニューを表示
- 購入履歴に応じたおすすめ商品をメニューに表示
- ユーザーの行動履歴に基づいたパーソナライズメニュー
- 複数のタブを切り替えるリッチメニューの実装
3. ステップ配信の高度な設定
APIを活用することで、より細かいタイミングでのステップ配信が可能になります。友だち追加からの経過時間だけでなく、ユーザーの行動をトリガーにした配信設計ができます。
設定できる配信例
| トリガー | 配信内容 |
|---|---|
| 友だち追加直後 | ウェルカムメッセージとクーポン配信 |
| 特定のリンククリック | 関心のある商品の詳細情報配信 |
| 購入完了後 | サンクスメッセージと使用方法の案内 |
| 一定期間未購入 | リエンゲージメントメッセージ配信 |
4. 双方向のコミュニケーション(Webhook)
Webhookを利用することで、ユーザーからのメッセージをリアルタイムで受け取り、自動で応答することができます。これにより24時間365日対応可能なカスタマーサポートが実現します。
Webhookで取得できる情報
- ユーザーが送信したテキストメッセージ
- 画像や動画などのコンテンツ
- 位置情報
- ボタンやリンクのクリックイベント
- 友だち追加や削除のイベント
5. 高度なチャットボット機能の実装
Messaging APIを活用すると、AIと連携した高度なチャットボットを構築できます。単純なキーワード応答だけでなく、文脈を理解した自然な会話が可能になります。
6. クイックリプライ機能の活用
クイックリプライは、メッセージに最大13個の選択肢ボタンを表示できる機能です。ユーザーはボタンをタップするだけで回答できるため、入力の手間がなく、スムーズなコミュニケーションが実現します。
活用シーン
- アンケート調査での選択肢提示
- 予約日時の選択
- 商品カテゴリの選択
- 問い合わせ内容の振り分け
7. Flex Messageによる自由なデザイン
Flex Messageは、画像・テキスト・ボタンなどを自由に配置できる、高度にカスタマイズされたメッセージを作成できる機能です。HTMLやCSSのような感覚でデザインできます。
Flex Messageでできること
- 商品カタログのような見やすいレイアウト作成
- 予約確認画面の実装
- 注文内容の詳細表示
- イベント情報の魅力的な表現
8. ID連携による顧客データの一元管理
ID連携を活用することで、LINEアカウントと自社の会員情報を紐づけることができます。これにより、オンラインとオフラインのデータを統合したマーケティングが可能になります。
ID連携のメリット
| メリット | 具体例 |
|---|---|
| 購入履歴の把握 | 過去の購入商品に基づいたレコメンド配信 |
| ポイント残高の通知 | ポイント失効前のリマインド |
| 会員限定情報の提供 | 会員ランクに応じた特典案内 |
| かご落ち対策 | カートに残った商品の購入促進 |
9. 多様なメッセージタイプの送信
Messaging APIを使うと、テキスト以外にも様々な形式のメッセージを送信できます。
送信可能なメッセージタイプ
- テキストメッセージ(v2では絵文字も対応)
- スタンプメッセージ
- 画像・動画・音声メッセージ
- 位置情報メッセージ
- クーポンメッセージ
- イメージマップメッセージ
- テンプレートメッセージ
- Flex Message
10. ユーザープロフィール情報の取得
APIを活用すると、友だち追加しているユーザーの基本情報を取得できます。これにより、より効果的なコミュニケーション設計が可能になります。
取得できる情報
- ユーザーの表示名
- プロフィール画像
- ステータスメッセージ
- ユーザーID(システム連携に活用)
11. メッセージ配信数の詳細な分析
Messaging APIでは、送信したメッセージの詳細な統計情報を取得できます。LINE Official Account Managerの分析機能よりも細かいデータが取得可能です。
取得できる統計データ
- メッセージの送信可能通数
- メッセージの消費通数
- 応答メッセージの送信数
- プッシュメッセージの送信数
- マルチキャストメッセージの送信数
- ブロードキャストメッセージの送信数
12. 外部システムとの柔軟な連携
APIの最大の魅力は、様々な外部システムと連携できる点です。これにより、LINEを中心としたデジタルマーケティングエコシステムを構築できます。
連携可能なシステム例
| 連携システム | 実現できること |
|---|---|
| ECサイト | 購入完了通知、配送状況の自動送信 |
| 予約システム | 予約確認、リマインド通知の自動化 |
| CRM | 顧客データの同期と活用 |
| MA(マーケティングオートメーション)ツール | シナリオに基づいた自動配信 |
| POSシステム | 購入データに基づいたメッセージ配信 |
API利用の始め方
LINE公式アカウントのAPIを利用するには、以下の手順で設定を行います。
基本的な手順
- LINE Official Account Managerにログイン
- 「設定」から「Messaging API」を選択
- 「Messaging APIを利用する」をクリック
- プロバイダーを作成(新規の場合)
- プライバシーポリシーと利用規約を入力
- LINE Developersコンソールでチャネル設定を確認
- Webhook URLを設定
API利用時の注意点
料金について
Messaging API自体は無料で利用開始できますが、メッセージの送信数に応じて料金が発生します。無料メッセージ通数は、LINE公式アカウントの料金プランによって異なります。
| プラン | 月額料金 | 無料メッセージ通数 |
|---|---|---|
| フリープラン | 0円 | 200通 |
| ライトプラン | 5,000円 | 5,000通 |
| スタンダードプラン | 15,000円 | 30,000通 |
※最新の料金情報は、LINE公式サイトでご確認ください。
運用上の注意点
- ユーザーの個人情報は適切に管理する必要があります
- 過度なメッセージ配信はブロックの原因になります
- LINEの利用規約とガイドラインを遵守しましょう
- 定期的にメッセージの効果測定を行い、改善を続けることが重要です
まとめ
LINE公式アカウントのAPIを活用することで、標準機能では実現できない12の高度な機能が使えるようになります。セグメント配信の高度化、リッチメニューの出し分け、ステップ配信、チャットボット、ID連携など、顧客一人ひとりに最適化されたコミュニケーションが可能になります。
初めてAPI連携を検討される方は、まずは小規模な機能から試してみることをおすすめします。外部ツールを活用すれば、プログラミングの知識がなくてもAPI機能を活用できますので、ぜひチャレンジしてみてください。
LINEマーケティングの可能性は、APIの活用によって大きく広がります。自社のビジネス課題に合わせて、適切な機能を選択し、効果的な顧客コミュニケーションを実現していきましょう。
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