LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、2024年8月に追加されたLINE公式アカウントの新機能「友だち紹介クーポン」について詳しく解説します。
この機能は、既存の友だちが新しいユーザーを紹介することで、紹介した人と紹介された人の両方にクーポンが付与される画期的な仕組みです。
口コミによる自然な拡散を促し、友だち数の増加と来店促進を同時に実現できるマーケティング施策として、多くの企業から注目を集めています。
友だち紹介クーポンとは?基本的な仕組みを理解しよう
友だち紹介クーポンは、LINE公式アカウントのクーポン機能の一種で、ユーザー同士の紹介を促進することで友だち追加を増やすことを目的とした機能です。従来のクーポンとは異なり、獲得条件が設定されており、紹介という行動が必要になります。
友だち紹介クーポンの特徴
この機能の最大の特徴は、紹介する側と紹介される側の双方にメリットがある「Win-Win」の仕組みです。既存の友だちがクーポンの紹介ページをほかのユーザーにシェアし、そのリンクから新規ユーザーが公式アカウントを友だち追加すると、両者にクーポンが自動的に付与されます。
クーポン獲得までの流れ
友だち紹介クーポンがユーザーに届くまでの流れは以下の通りです。
- LINE公式アカウント運用者が友だち紹介クーポンを作成・配信する
- 既存の友だちがクーポンをタップし、「友だちに紹介」ボタンから共有用リンクを取得する
- 紹介された人が共有リンクから該当アカウントを友だち追加する
- 紹介された人にクーポンが即座に付与される
- 紹介した人にも自動的にクーポンが送付される
友だち紹介クーポンのメリットと活用効果
友だち紹介クーポンを導入することで、企業やお店はさまざまなメリットを得ることができます。
新規友だち獲得のコストを抑えられる
口コミによる自然な拡散が期待できるため、広告費をかけずに新規友だちを獲得できます。既存の友だちが紹介者となることで、信頼性の高いユーザーが友だち追加してくれる可能性が高まります。
来店促進と売上向上につながる
クーポンという具体的なインセンティブがあることで、紹介のハードルが下がり、実際の来店や購入につながりやすくなります。特に飲食店や美容サロンなど、友人同士で利用しやすい業種では高い効果が期待できます。
リーチできていない層へアプローチできる
既存の友だちのネットワークを通じて、これまでアプローチできていなかった潜在顧客層にリーチすることが可能になります。特に若年層や新規エリアへの認知拡大に効果的です。
設定が簡単で運用しやすい
LINE公式アカウントの管理画面から数ステップで設定でき、特別なツールや知識は不要です。中小企業や個人店舗でも気軽に導入できる点が大きな魅力です。
業種別の活用シーンと成功事例
友だち紹介クーポンは、さまざまな業種で効果的に活用されています。ここでは、業種別の具体的な活用方法をご紹介します。
| 業種 | 活用シーン | クーポン内容例 | 期待できる効果 |
|---|---|---|---|
| 飲食店・カフェ | 友人同士での来店促進 | デザート20%OFF、ドリンク1杯無料 | グループ来店の増加、客単価向上 |
| アパレル・小売店 | セールイベントの盛り上げ | 対象商品さらに10%OFF、500円割引 | 来店者数増加、在庫回転率向上 |
| 美容サロン | 口コミによる新規顧客獲得 | カット10%OFF、トリートメント半額 | 高単価サービスの予約増加 |
| フィットネスジム | 家族・友人同士での入会促進 | 会費1ヶ月半額、入会金無料 | 継続率向上、退会率低下 |
| テーマパーク | 来園のきっかけ作り | 園内での買い物500円OFF | 入場者数増加、園内消費促進 |
| 習い事・スクール | 趣味が近い層への拡散 | レッスン費用1,000円OFF | 体験レッスン申込増加 |
実際の成功事例:JR茅ヶ崎駅ラスカ茅ヶ崎
JR茅ヶ崎駅直結の商業施設「ラスカ茅ヶ崎」では、友だち紹介クーポンを活用した施策を実施しました。1,000円以上の購入で利用できる割引クーポンを配布したところ、既存の友だちからの口コミによる拡散が進み、新規友だち数の大幅な増加を実現しました。
実際の成功事例:ベーカリー Shuklevain
兵庫県神戸市のベーカリー「Shuklevain」では、友だち紹介クーポンを活用して来店促進を図りました。紹介した人と紹介された人の両方が利用できる対象商品41円OFFクーポンを配布したところ、友人同士での来店が増加し、購買単価の向上にもつながりました。
友だち紹介クーポンの設定方法を詳しく解説
ここからは、実際に友だち紹介クーポンを設定する方法を、画面イメージとともにステップバイステップで解説します。Web版管理画面と管理アプリの両方で設定可能です。
ステップ1:クーポン作成画面を開く
- LINE公式アカウント管理画面にログインする
- 該当のアカウントを選択する
- 左側のサイドメニューから「クーポン」を選択する
- 「クーポンを作成」ボタンをクリックする
ステップ2:獲得条件で「友だち紹介」を選択
獲得条件の選択画面が表示されたら、「友だち紹介」をクリックします。クーポン機能には「条件なし」「抽選」「友だち紹介」の3つの獲得条件があり、それぞれ異なる用途で使い分けることができます。
ステップ3:基本設定と紹介ページを設定する
友だち紹介クーポン独自の設定項目である「紹介ページ」を含め、以下の項目を設定します。
- クーポン名:管理用の名称(ユーザーには表示されません)
- トップ画像:紹介ページに表示される画像(デフォルト画像も利用可能)
- 紹介期間:友だち紹介クーポンを有効にする期間
- 注意事項:クーポンの利用条件や制限事項
ステップ4:クーポンの詳細設定を行う
以下の項目を設定して、クーポンの内容を決定します。
| 設定項目 | 説明 | 設定のポイント |
|---|---|---|
| 獲得日からの有効期間 | クーポンの有効期限(1〜180日) | 友だち追加の翌日から日数をカウント。短すぎると利用されにくいため、30日以上がおすすめ |
| 写真 | クーポンのパッケージ画像 | 魅力的なビジュアルで訴求力を高めましょう |
| 利用ガイド | クーポンの使用方法や案内 | 店頭での提示方法など、具体的に記載します |
| 獲得可能枚数 | 獲得できるクーポンの上限(1〜30枚、または無制限) | 無制限にすると紹介のモチベーションが高まります |
| クーポンコード | 利用時の独自番号 | 管理しやすい番号を設定しましょう |
| クーポンタイプ | 「割引」「無料」「プレゼント」「キャッシュバック」「その他」 | 業種や目的に合わせて選択します |
| 利用条件 | 最低購入金額などの条件 | 「〇円以上のお支払いで利用可能」など明確に記載 |
ステップ5:シェア方法を選択する
クーポンを保存すると、以下の3つのシェア方法が表示されます。目的に応じて選択しましょう。
- リッチメニューへ設定:常時アクセスしやすい位置に配置したい場合
- メッセージで友だちへ送信:既存の友だち全員に一斉配信したい場合
- 生成されたURLをSNSでシェア:InstagramやX(旧Twitter)などでも拡散したい場合
パラメータ設定で効果測定を行う
クーポンごとにパラメータを設定することで、どの経路からクーポンにアクセスしたかを分析できます。リッチメニュー、メッセージ配信、SNSなど、複数の導線を用意する場合は、それぞれにパラメータを設定して効果測定を行いましょう。
設定時の注意点と運用のコツ
友だち紹介クーポンを効果的に運用するために、以下の点に注意しましょう。
ブロック率の上昇に注意する
友だち紹介クーポンでは、そのサービスやお店のことを知らないユーザーが友だち追加するケースがあります。「クーポンがもらえると聞いたから」「友人が欲しがっていたから」という理由で友だち追加したユーザーは、クーポン利用後にブロックする可能性が高くなります。
獲得可能枚数の設定を慎重に検討する
獲得可能枚数を1〜30枚の範囲で制限するか、無制限にするかは、施策の目的によって判断します。無制限にすることで紹介のモチベーションが高まりますが、コストが増大する可能性もあるため、予算と相談しながら設定しましょう。
紹介期間と有効期限のバランスを考える
紹介期間を短くしすぎると拡散の機会が減り、長すぎると緊急性が失われます。1〜2ヶ月程度の紹介期間を設定し、獲得後の有効期限は30〜60日程度にすることで、適度な緊急性を保ちながら利用を促すことができます。
クーポン内容は魅力的かつ現実的に
割引率や特典が魅力的でなければ紹介してもらえませんが、過度な特典は経営を圧迫します。客単価や利益率を考慮し、持続可能な内容を設定しましょう。
他のクーポン機能との違いと使い分け
LINE公式アカウントには、友だち紹介クーポン以外にも複数のクーポン機能があります。それぞれの特徴を理解して、目的に応じて使い分けましょう。
| クーポンタイプ | 特徴 | おすすめの使用シーン |
|---|---|---|
| 条件なしクーポン | 友だち全員が利用できる通常のクーポン | 既存顧客へのサービス、季節のキャンペーン |
| 抽選クーポン | 当選確率1〜99%で抽選を実施 | エンゲージメント向上、話題作り |
| 友だち紹介クーポン | 紹介者と被紹介者の両方が獲得 | 新規友だち獲得、口コミ促進 |
組み合わせて使うと効果的
例えば、通常は「条件なしクーポン」で既存顧客をフォローし、新規顧客獲得キャンペーンの時期には「友だち紹介クーポン」を展開するなど、目的に応じて複数のクーポン機能を組み合わせることで、より効果的なマーケティングが実現できます。
2026年最新のLINE公式アカウント機能アップデート
2026年現在、LINE公式アカウントではいくつかの重要なアップデートが実施されています。友だち紹介クーポンと併せて活用することで、さらに効果的なマーケティングが可能になります。
クーポンデザインの改良
クーポンの視認性が向上し、ユーザーがより魅力的に感じるデザインになりました。画像の表示サイズも最適化され、訴求力が高まっています。
AI機能の強化
メッセージ配信の最適化にAI機能が活用され、ユーザーの反応が良いタイミングでクーポンを配信できるようになりました。開封率や利用率の向上が期待できます。
効果測定機能の拡充
クーポンごとの詳細な効果測定が可能になり、どの施策が効果的だったかを正確に把握できるようになりました。データに基づいた改善が行いやすくなっています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 友だち紹介クーポンは無料で利用できますか?
はい、LINE公式アカウントの基本機能として無料で利用できます。ただし、メッセージ配信によるクーポンの告知には、プランに応じた通数制限があります。
Q2. 紹介できる人数に制限はありますか?
獲得可能枚数を「無制限」に設定した場合、紹介人数に上限はありません。紹介した数だけクーポンを獲得できます。
Q3. 認証済アカウントでなくても利用できますか?
はい、未認証アカウントでも友だち紹介クーポン機能は利用可能です。ただし、LINEクーポンなどの外部サービスへの掲載は認証済アカウントのみの機能です。
Q4. クーポンの効果測定はどのように行えますか?
LINE公式アカウントの管理画面から、クーポンの獲得数、利用数、友だち追加数などを確認できます。パラメータを設定することで、流入経路別の分析も可能です。
Q5. 一度配信したクーポンの内容は変更できますか?
配信後のクーポン内容の変更はできません。内容を変更したい場合は、新しいクーポンを作成して配信する必要があります。
まとめ:友だち紹介クーポンで効果的なLINEマーケティングを
友だち紹介クーポンは、口コミによる自然な拡散を促し、新規友だちの獲得と来店促進を同時に実現できる強力なマーケティングツールです。2024年8月に追加された比較的新しい機能ですが、すでに多くの企業や店舗で成果を上げています。
設定も簡単で、無料で利用できるため、まずは小規模なキャンペーンから試してみることをおすすめします。紹介する側とされる側の両方にメリットがあるWin-Winの仕組みは、ユーザーの自発的な行動を促し、持続的な友だち増加につながります。
ただし、クーポン目的だけで友だち追加したユーザーのブロック率が高くなる可能性もあるため、友だち追加後のフォローアップやコンテンツの充実も同時に行うことが重要です。有益な情報を定期的に配信し、ユーザーとの長期的な関係構築を目指しましょう。
公式アカウントからのメッセージ配信は効果的に運用できていますか?
友だち紹介クーポンで新規友だちを獲得した後は、効果的なメッセージ配信でエンゲージメントを高めることが重要です。配信ツールの選び方やメリットについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参照ください。
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