LINE公式アカウントを開設したものの、
「何から設定すれば良いのかわからない」
「どの機能を優先的に設定すべきか迷っている」という方は多いのではないでしょうか。
今回はそんな方に向けてLINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウントの立ち上げ時に必ず設定しておきたい項目を、優先度順にわかりやすく解説します。
適切な初期設定を行うことで、友だち追加率の向上やブロック率の低下、そして効果的なコミュニケーションの実現が可能になるでしょう。
本記事では、2026年最新の情報をもとに、マーケティング初心者の方でも実践できる設定方法を、画像や表を用いてステップバイステップでご紹介していきます。
LINE公式アカウントの初期設定が重要な理由
LINE公式アカウントの初期設定は、ユーザーの第一印象を決定づける非常に重要な要素です。設定が不十分なまま運用を開始すると、以下のようなリスクが発生します。
- 友だち追加後すぐにブロックされてしまう
- アカウントの目的や特徴が伝わらず、信頼を得られない
- ユーザーが求める情報にたどり着けず、離脱率が上がる
- せっかくの集客施策が無駄になってしまう
一方で、適切な初期設定を行うことで、ユーザー体験を向上させ、エンゲージメントを高めることができます。LINE公式アカウントは機能が多岐にわたるため、優先順位を明確にして段階的に設定を進めていくことが成功への近道です。
基本設定は一度決めたら終わりではなく、運用しながら定期的に見直し、改善していくことが重要です。ユーザーの反応を見ながら、より魅力的な設定へとブラッシュアップしていきましょう。
【最優先】友だち追加時の第一印象を決める3つの設定
まず最初に設定すべきなのは、友だち追加時にユーザーが最初に目にする3つの項目です。これらは第一印象を左右し、ブロック率に直結する重要な設定となります。
1. プロフィール設定:信頼感を与える基本情報
プロフィールは、友だち追加を検討しているユーザーが必ず確認する重要なページです。営業時間、アクセス情報、サービス内容など、ユーザーが知りたい情報をわかりやすく掲載することで、友だち追加への不安を解消できます。
プロフィールで設定すべき基本項目
| 設定項目 | 内容 | 重要度 |
|---|---|---|
| アカウント名 | 企業名・店舗名をわかりやすく表示(変更後7日間は編集不可) | ★★★ |
| プロフィール画像 | ブランドロゴや店舗の顔となる画像(640×640px推奨) | ★★★ |
| ステータスメッセージ | アカウントの特徴を20文字以内で簡潔に表現 | ★★★ |
| 背景画像 | ブランドイメージを伝える画像(200×200px以上) | ★★☆ |
| 基本情報 | 営業時間、電話番号、住所、Webサイト、予算など | ★★★ |
| ボタン設定 | トーク、クーポン、予約など最大3つまで設定可能 | ★★☆ |
効果的なプロフィール設定のポイント
- アカウント名は検索されやすいように、正式名称と通称の両方を意識する
- ステータスメッセージでは配信内容や友だち追加のメリットを明記する
- 基本情報は可能な限り全て入力し、表示設定をオンにする
- 店舗ビジネスの場合は、営業時間・アクセス・電話番号は必須
- プロフィール画像は高解像度で視認性の高いものを使用する
プロフィール設定後は、LINE公式アカウントの分析機能で「表示回数」や「ユニークユーザー数」を定期的に確認し、改善効果を測定しましょう。プロフィールページは、ホームページの代わりとしても活用できる便利な機能です。
2. あいさつメッセージ:友だち追加後の自動配信メッセージ
あいさつメッセージは、友だち追加されると自動で配信される最初のメッセージです。開封率が非常に高く、アカウントの第一印象を決定づける重要なコミュニケーションとなります。
あいさつメッセージの特徴
- 友だち追加と同時に自動配信されるため、タイミングが最適
- 最大5つの吹き出しまで設定可能
- メッセージ通数としてカウントされないため、無料で送信できる
- テキスト、画像、クーポン、動画など多様な形式が利用可能
- ブロック解除時の再送信の有無を選択できる
効果的なあいさつメッセージの構成例
- 1つ目の吹き出し:友だち追加のお礼と自己紹介、配信内容の説明
- 2つ目の吹き出し:友だち限定のクーポンや特典の提供
- 3つ目の吹き出し:リッチメニューの使い方や便利機能の案内
- 4つ目の吹き出し:配信頻度や内容の予告
- 5つ目の吹き出し:アンケートや質問の受付案内
あいさつメッセージ作成のポイント
- 冒頭に「友だちの表示名」を入れて、パーソナライズ感を演出する
- 友だち追加するメリット(クーポン、限定情報など)を明確に伝える
- 配信頻度を明記して、ブロックされるリスクを減らす
- LINEの画面は狭いため、適度に改行を入れて読みやすくする
- 絵文字やスタンプを活用して、親しみやすい印象を与える
- 具体的なアクションを促す(例:「予約はリッチメニューから」)
あいさつメッセージは、LINE公式アカウントの管理画面から「開封ユーザー数」や「クリック回数」を確認できます。データを分析し、開封率やクリック率が低い場合は、内容やクーポンの魅力度を見直しましょう。
3. リッチメニュー:トーク画面に常時表示されるナビゲーション
リッチメニューは、トーク画面の下部に固定表示されるメニューで、ユーザーが最も頻繁に目にする重要な導線となります。ミニホームページのように活用することで、ユーザーの利便性を大幅に向上させることができます。
リッチメニューの主な機能
- トーク画面下部に常時表示され、簡単にアクセスできる
- クーポン、ショップカード、予約サイト、ECサイトなどへのリンク設定が可能
- 外部サイトへの誘導も自由に設定できる
- 複数のリッチメニューを作成し、期間や条件で自動切り替えができる
- デフォルト表示・非表示を選択できる
リッチメニューに設定すべき項目の例
| 業種 | おすすめメニュー構成 |
|---|---|
| 飲食店 | メニュー / 予約 / クーポン / アクセス / 営業時間 / お知らせ |
| 美容室・サロン | 予約 / メニュー / クーポン / スタッフ紹介 / アクセス / Instagram |
| 小売店 | オンラインショップ / 新商品 / クーポン / 店舗案内 / ショップカード / お問い合わせ |
| ECサイト | ショップ / 新着商品 / セール情報 / カテゴリー / お気に入り / マイページ |
効果的なリッチメニュー作成のポイント
- ユーザーが求める情報にすぐアクセスできる構成にする
- 予約や購入などのコンバージョンに繋がるメニューを目立たせる
- 見やすく分かりやすいデザインを心がける
- 色やアイコンを使って、各メニューを視覚的に区別する
- 重要度の高い項目を左上や中央に配置する
- 季節やキャンペーンに合わせて定期的に更新する
リッチメニューは、分析機能で「エリアごとのクリック回数」を確認できます。どのメニューがよくクリックされているかを把握し、ユーザーニーズに合わせてメニュー構成を最適化していきましょう。
【次のステップ】運用をスムーズにする応答設定
基本的なプロフィール、あいさつメッセージ、リッチメニューの設定が完了したら、次はユーザーからのメッセージにどう対応するかを決める応答設定を行いましょう。
応答モードの種類と選び方
LINE公式アカウントでは、ユーザーからのメッセージに対する応答方法を3つのモードから選択できます。
| 応答モード | 説明 | おすすめの利用シーン |
|---|---|---|
| 手動チャット | スタッフが手動で個別に返信する | きめ細かい対応が必要な場合、問い合わせ件数が少ない場合 |
| 応答メッセージ | キーワードに応じて自動返信する | よくある質問への対応、営業時間外の自動応答 |
| 手動チャット+応答メッセージ | 両方を組み合わせて使用する | 営業時間内は手動、営業時間外は自動応答など |
応答設定の手順
- LINE公式アカウント管理画面の右上「設定」をクリック
- 左メニューから「応答設定」を選択
- 「チャット」の利用可否を選択(オン/オフ)
- 「チャットの応答方法」で希望のモードを選択
- 「応答時間」で営業時間内外の応答方法を設定(最大5件まで時間設定可能)
応答メッセージの効果的な活用法
- 営業時間外の自動応答:「現在営業時間外です。営業時間は○時~○時です」
- よくある質問への自動回答:「営業時間」「予約方法」「アクセス」などのキーワードに対応
- リッチメニューとの連動:特定のキーワードで詳細情報を自動配信
- 予約や問い合わせの一次対応:「予約」と送られたら予約フォームのURLを自動返信
応答設定は、運用体制や問い合わせ件数に応じて柔軟に変更できます。最初は手動チャットと応答メッセージを併用し、ユーザーからの質問パターンを分析しながら、徐々に自動応答を充実させていくのがおすすめです。
【運用開始前】その他の重要な設定項目
基本設定と応答設定が完了したら、運用を開始する前に以下の設定も確認しておきましょう。
通知設定
ユーザーからメッセージが届いた際の通知方法を設定します。
- 管理画面:「チャット」→「チャット設定」→「基本」から設定
- 通知先:メールアドレス、LINEアプリ、ブラウザ通知から選択可能
- 複数の管理者がいる場合は、担当者全員に通知が届くよう設定
- 営業時間外の通知はオフにするなど、柔軟な設定が可能
権限管理
複数人でアカウントを管理する場合は、適切な権限設定が重要です。
| 権限レベル | できること |
|---|---|
| 管理者 | すべての機能の利用と設定変更が可能 |
| 運用担当者 | メッセージ配信、チャット対応、分析データの閲覧が可能 |
| チャット担当者 | チャット機能のみ利用可能 |
情報の公開設定
アカウントの検索表示や友だち数の公開など、情報公開の範囲を設定します。
- LINE内での検索結果への表示可否
- 友だち数・フォロワー数の表示可否
- プロフィールページの公開範囲
認証済アカウントへの申請
未認証アカウントとして開設した場合、必要に応じて認証済アカウントへの申請を検討しましょう。
- 認証済アカウントは青色のバッジが付与される
- LINEアプリ内の検索結果で上位表示されやすくなる
- 友だち追加広告などの一部機能が利用可能になる
- 審査には通常5〜10営業日程度かかる
認証済アカウントの申請には、実在する事業者であることの証明や、業種によっては許認可証の提出が必要になる場合があります。詳細はLINE公式アカウントの管理画面から確認してください。
設定後の運用で意識すべきこと
初期設定が完了したら、いよいよ本格的な運用がスタートします。効果的に運用するために、以下のポイントを意識しましょう。
定期的な分析と改善
LINE公式アカウントには、無料で利用できる充実した分析機能があります。
- 友だち数の推移:日別・週別・月別の増減を確認
- メッセージ配信の効果:開封率、クリック率、コンバージョン率
- プロフィールの閲覧数:表示回数、ユニークユーザー数
- リッチメニューのクリック数:エリアごとのクリック回数
- チャットの対応状況:受信数、返信数、平均返信時間
継続的な設定の見直し
設定は一度決めたら終わりではなく、定期的に見直すことが重要です。
- ユーザーの反応を見ながら、あいさつメッセージの内容を改善
- 季節やキャンペーンに合わせてリッチメニューを更新
- よくある質問が増えたら、応答メッセージに追加
- プロフィール情報を最新の状態に保つ
- 分析データをもとに、効果の低い設定を改善
友だちとのコミュニケーションを大切に
- 配信頻度は多すぎず少なすぎず、適切なバランスを保つ
- 友だち限定の価値ある情報を提供する
- チャットでの問い合わせには迅速かつ丁寧に対応する
- 一方的な配信だけでなく、双方向のコミュニケーションを意識する
まとめ:優先順位をつけて段階的に設定を進めよう
LINE公式アカウントの立ち上げ時に設定すべき項目は多岐にわたりますが、すべてを一度に完璧にする必要はありません。以下の優先順位で、段階的に設定を進めていきましょう。
設定の優先順位
- 【最優先】プロフィール設定:アカウント名、画像、基本情報
- 【最優先】あいさつメッセージ:友だち追加時の自動配信メッセージ
- 【最優先】リッチメニュー:トーク画面下部の固定メニュー
- 【重要】応答設定:手動チャットと自動応答の設定
- 【重要】通知設定・権限管理:運用体制に応じた設定
- 【任意】認証済アカウント申請:必要に応じて申請
最初の3つ(プロフィール、あいさつメッセージ、リッチメニュー)は、友だち追加時の第一印象を決定づける最も重要な設定です。まずはこの3つを確実に設定してから、その他の設定に進むことをおすすめします。
また、設定は一度決めたら終わりではなく、運用しながら継続的に改善していくことが成功への鍵となります。分析機能を活用してユーザーの反応を確認し、より効果的な設定へとブラッシュアップしていきましょう。
LINE公式アカウントは、適切な設定と運用により、強力なマーケティングツールとして機能します。本記事で紹介した設定方法を参考に、ぜひ効果的なLINE公式アカウント運用を実現してください。