LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウントの属性絞り込み配信について詳しく解説します。
マーケティング初心者の方でも理解しやすいよう、基本的な概念から具体的な設定方法、セグメント配信との違いまで分かりやすくご紹介いていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
LINE公式アカウントの属性絞り込み配信とは
LINE公式アカウントの属性絞り込み配信とは、友だち登録者の年齢、性別、地域などの属性情報を基に、特定の条件に該当するユーザーのみにメッセージを配信する機能です。
例えば、「20代の女性」や「東京都在住のユーザー」など、特定の属性を持つユーザーだけに絞ってメッセージを送ることができます。これにより、より関心の高いユーザーに対して効果的なアプローチが可能になります。
属性絞り込み配信を活用することで、メッセージの開封率やクリック率の向上、ブロック率の低下が期待できます。
属性絞り込み配信で利用できる属性情報
LINE公式アカウントで利用できる属性情報は以下の通りです。
| 属性項目 | 選択可能な条件 |
|---|---|
| 友だち期間 | 6日以下、7日~29日、30日~89日、90日~179日、180日~364日、365日以上 |
| 性別 | 男性、女性 |
| 年齢 | 14歳以下、15~19歳、20~24歳、25~29歳、30~34歳、35~39歳、40~44歳、45~49歳、50~54歳、55~59歳、60~64歳、65~69歳、70歳以上 |
| OS | Android、iOS、Windows Phone、BlackBerry、Nokia、Firefox |
| 地域 | 47都道府県の個別選択、または地方単位での選択 |
セグメント配信との違い
属性絞り込み配信とセグメント配信は、しばしば混同されがちですが、実際には以下のような違いがあります。
属性絞り込み配信の特徴
- LINEが推計した属性データ(年齢、性別、地域など)を使用
- 設定が比較的簡単で、すぐに利用開始可能
- ターゲットリーチ数100人以上という制限がある
- 属性データは推計値のため完全に正確ではない
セグメント配信の特徴
- オーディエンス機能を活用した行動ベースの配信
- メッセージクリック、リッチメニュー操作などの行動履歴を利用
- より詳細な条件設定が可能
- 実際の行動データに基づくため、精度が高い
LINE公式アカウントでは、「絞り込み配信」という名称で属性やオーディエンスを使った配信機能が提供されています。一般的に言われる「セグメント配信」は、この絞り込み配信機能を指しています。
属性絞り込み配信のメリット
メッセージの反応率向上
ユーザーの属性に合わせたメッセージを配信することで、開封率やクリック率の向上が期待できます。例えば、女性向けの化粧品の情報を男性に送っても反応は低くなりますが、女性のみに絞って配信することで、より高い反応を得ることができます。
配信コストの削減
LINE公式アカウントの料金プランには、月間の配信通数に制限があります。属性絞り込み配信を活用することで、必要なユーザーにのみメッセージを送信し、無駄な配信コストを削減できます。
| プラン | 月額料金 | 無料メッセージ通数 |
|---|---|---|
| フリープラン | 0円 | 1,000通 |
| ライトプラン | 5,000円 | 15,000通 |
| スタンダードプラン | 15,000円 | 45,000通 |
ブロック率の低下
ユーザーにとって関連性の高い情報を送ることで、ブロックされるリスクを軽減できます。興味のない情報ばかり送り続けると、ユーザーはアカウントをブロックしてしまう可能性が高くなります。
属性絞り込み配信の設定方法
基本的な設定手順
- LINE公式アカウントの管理画面にログイン
- 左メニューから「メッセージ配信」を選択
- 「新規メッセージ作成」をクリック
- メッセージ内容を作成
- 配信先で「絞り込み」を選択
- 「属性で絞り込み」から条件を設定
- 配信予定日時を設定して配信
属性設定の詳細手順
「属性で絞り込み」を選択すると、フィルター設定画面が表示されます。ここで以下の手順で条件を設定します。
- 絞り込みたい属性項目を選択(性別、年齢、地域など)
- 具体的な条件を設定(例:性別→女性、年齢→20~29歳)
- 複数の属性を組み合わせる場合は、追加で条件を設定
- 設定完了後、ターゲットリーチ数を確認
- 「追加」ボタンをクリックして設定完了
属性絞り込み配信を利用するには、ターゲットリーチ数が100人以上必要です。また、絞り込み後の対象者数が50人を下回る場合は配信できません。
属性絞り込み配信の注意点と制限
利用条件の制限
- ターゲットリーチ数100人以上が必要
- 絞り込み後の対象者数が50人以上必要
- 友だち追加から3日以内のユーザーは属性情報が反映されない
属性データの精度について
LINE公式アカウントで利用できる属性情報は、ユーザーのLINE利用状況から推計されたデータです。100%正確な情報ではないため、配信結果を見ながら効果を検証することが重要です。
配信できない条件
以下のような条件での絞り込み配信はできません。
- アンケート回答結果に基づく配信
- 会員・非会員での配信分け
- 購入履歴に基づく配信
- 外部システムのデータを活用した配信
効果的な活用方法と成功事例
業界別の活用例
小売・EC業界
性別や年齢に応じた商品プロモーションを配信することで、購買率の向上を実現。女性向けファッションアイテムは女性のみに、男性向け商品は男性のみに配信することで、従来比30%以上の反応率向上を達成した事例があります。
飲食業界
地域別の店舗情報やキャンペーンを配信。東京の店舗のキャンペーン情報を東京在住者のみに送ることで、来店率の向上とコスト削減を同時に実現しています。
サービス業界
年齢層に応じたサービス紹介を実施。若年層向けのサービスは20~30代に、シニア向けサービスは50代以上に配信することで、サービス利用率が25%向上した事例があります。
まとめ
LINE公式アカウントの属性絞り込み配信は、マーケティング効果を高める重要な機能です。適切に活用することで、メッセージの反応率向上、配信コスト削減、ブロック率低下などの効果が期待できます。
ただし、利用には一定の制限があり、属性データは推計値であることを理解した上で活用することが重要です。まずは基本的な属性での絞り込みから始めて、効果を検証しながら徐々に最適化を図っていくことをお勧めします。
属性絞り込み配信に慣れてきたら、オーディエンス機能を組み合わせたより詳細なセグメント配信にも挑戦してみましょう。ユーザーの行動データを活用することで、さらに精度の高いマーケティングが可能になります。