企業がLINE公式アカウントを削除したいと考える理由は様々です。事業変更、アカウント統合、不要なテスト用アカウントの整理など、LINE公式アカウント削除が必要な場面は意外に多いものです。しかし、削除手順を間違えると、重要なデータの損失や予期しないトラブルにつながる可能性があります。
LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、企業の皆様が安心してLINE公式アカウントを削除できるよう、具体的な手順と注意すべきポイントを詳しく解説いたします。この記事を読むことで、データ損失リスクを最小限に抑えながら、適切にアカウントを削除する方法を理解できます。
LINE公式アカウントの削除は一度実行すると復元不可能です。必ず事前準備を完了してから削除作業を行ってください。
LINE公式アカウント削除前に必ず確認すべき8つの重要な注意点
LINE公式アカウントを削除する前に、以下の注意点を必ず確認してください。事前に把握しておかないと、後から「こんなはずではなかった」と後悔することになります。
削除後は分析と請求機能以外すべて利用不可になる
アカウントを削除すると、分析と請求機能を除くすべての機能が即座に利用できなくなります。メッセージ配信、チャット対応、設定変更など、通常の運用業務は一切行えなくなります。
| 削除後に利用可能 | 削除後に利用不可 |
|---|---|
| ・分析データの閲覧 ・請求情報の確認 |
・メッセージ配信 ・チャット機能 ・設定変更 ・友だち管理 |
30日後にすべてのデータが完全削除される
削除実行後、30日が経過すると分析データを含むすべての情報が完全に削除されます。この期間内であれば分析データの確認は可能ですが、30日を過ぎると一切のデータにアクセスできなくなります。
月途中での削除でも返金されない
有料プランを利用している場合、月途中で削除してもその月の料金は全額請求されます。最も損失を少なくするためには、月末近くでの削除を検討しましょう。
友だちリストは完全にリセットされる
削除を実行すると、これまで蓄積してきた友だちリストはすべて失われ、0にリセットされます。新しいアカウントを作成しても、以前の友だちを引き継ぐことはできません。
削除したアカウントは復元不可能
最も重要な注意点として、一度削除したLINE公式アカウントは二度と復元できません。同じアカウント名で新しいアカウントを作成することは可能ですが、過去のデータや友だち情報は一切復活しません。
企業向け:LINE公式アカウントの完全削除手順
注意点を十分に理解した上で、実際の削除手順を説明します。削除はLINE Official Account Managerから行います。
ステップ1:LINE Official Account Managerにログイン
削除したいLINE公式アカウントのLINE Official Account Managerにアクセスし、管理者権限でログインします。
ステップ2:設定画面にアクセス
ホーム画面右上の「設定」をクリックして、設定画面を開きます。
ステップ3:アカウント削除の実行
- 設定画面を下部にスクロールする
- 赤色で表示されている「アカウントを削除」をクリック
- 注意事項を確認し、同意チェックボックスにチェックを入れる
- 「アカウントを削除」ボタンをクリックして削除を実行
削除実行前に、友だちへの事前告知、データのバックアップ、決済情報の確認を必ず完了してください。
削除前に必要なデータバックアップ方法
LINE公式アカウントには自動バックアップ機能がないため、手動でのデータエクスポートが必要です。
バックアップすべきデータ一覧
- 分析データ(CSVダウンロード)
- 友だちリスト情報
- メッセージ配信履歴
- チャット履歴
- 設定情報(応答メッセージ、自動応答など)
各データは分析画面の「ダウンロード」ボタンから2~3秒でCSV形式でエクスポートできます。
管理者権限のみを削除する方法(アカウント削除の代替案)
アカウント全体を削除する前に、管理者権限のみを削除する方法も検討しましょう。この方法なら、アカウント自体は残したまま、特定のメンバーのアクセス権限だけを削除できます。
管理者権限削除の手順
- LINE Official Account Managerの「設定」をクリック
- 「権限管理」を選択
- 削除したいメンバーの「変更」をクリック
- 「このメンバーをアカウントから削除」を選択
- 確認画面で「削除」をクリックして完了
友だち(ユーザー)を個別削除する方法
迷惑なメッセージを送ってくる友だちがいる場合は、個別に友だちを削除することが可能です。
友だち削除の具体的手順
- 管理画面の「チャット」をクリック
- 削除したいユーザーの右側にある「︙」をクリック
- メニューから「削除」を選択
- 確認画面で「削除」をクリックして完了
友だちを削除しても相手に通知されることはありません。また、削除した友だちから新しくメッセージが届いた場合、チャットは再作成されますが過去の履歴は復元されません。
削除、非表示、ブロックの違いと使い分け
LINE公式アカウントでは、ユーザーに対して異なる対応方法があります。
| 方法 | 効果 | 適用場面 |
|---|---|---|
| 削除 | チャット履歴を完全消去 | 迷惑ユーザー、長期間連絡のないユーザー |
| 非表示(スパム設定) | チャット一覧から非表示 | 通知を止めたいが履歴は残したい場合 |
| ブロック | コミュニケーションを制限 | 拡張ツール使用時のみ利用可能 |
LINE公式アカウントがLINE社により強制削除(BAN)された場合の対処法
利用規約違反により、LINE社から一方的にアカウントが削除される場合があります。近年、LINE公式アカウントの取り締まりは一層厳しくなっている傾向にあります。
BAN回避のための重要なポイント
- 利用規約の定期的な確認と遵守
- スパム的な配信の禁止
- 適切なコンテンツポリシーの遵守
- ユーザーからの通報に対する適切な対応
削除後の影響と対策
LINE公式アカウントを削除した後に考慮すべき影響と対策について説明します。
顧客とのコミュニケーション継続方法
削除後も顧客との関係を維持するため、以下の対策を検討しましょう。
- 削除前の事前告知と代替連絡手段の案内
- 新しいLINE公式アカウントの作成と移行案内
- メールマガジンやSNSなど他のチャネルの活用
- Webサイトやアプリでのプッシュ通知機能の強化
料金とサブスクリプション関連の注意点
特にiOS版アプリでプレミアムIDを購入している場合、アカウント削除だけではサブスクリプションが自動解約されないため、別途解約手続きが必要です。
まとめ:慎重な判断でLINE公式アカウント削除を実行
LINE公式アカウントの削除は簡単に実行できますが、一度削除すると二度と復元できないという重要な特徴があります。企業にとって貴重な顧客リストや過去のやり取り履歴が完全に失われるため、削除前には以下の点を必ず確認してください。
- 本当に削除する以外の選択肢がないか再検討
- 友だちへの事前告知と代替手段の案内
- 重要なデータのバックアップ取得
- 料金やサブスクリプションの適切な処理
特にメインで活用していたアカウントの場合、アカウント名の変更や運用方針の見直しなど、削除以外の解決策を検討することをお勧めします。LINEマーケティングを効果的に活用するためには、長期的な視点での戦略立案が重要です。