【LINE公式アカウントのタグ付け機能】上限数やできない時の原因解説

LINE公式アカウントを活用したマーケティングにおいて、友だちを効率的に管理し、適切なターゲットにメッセージを配信することは、成果を最大化するために欠かせません。

そこで重要な役割を果たすのが「タグ付け機能」です。

今回はLINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウントのタグ付け機能について、基本的な使い方から上限数、設定できない時の原因と解決策まで、わかりやすく解説いたします。

LINE公式アカウントのタグ付け機能とは

LINE公式アカウントのタグ付け機能とは、友だち登録しているユーザー1人ひとりに対して、任意のタグ(ラベル)を設定できる機能です。この機能を活用することで、ユーザーの属性や行動履歴に基づいた細かな顧客管理が可能になります。

タグ付け機能の主な役割

  • ユーザー属性の分類(年齢層、性別、地域など)
  • 購入履歴や興味関心の管理
  • 対応状況の記録(問い合わせ対応中、商談中など)
  • 特定のグループに対する絞り込み配信

タグは20文字以内で自由に作成でき、企業やサービスの運用方針に合わせて柔軟に設定できます。例えば「初回購入済み」「セミナー参加者」「商品A興味あり」といった具体的なタグを設定することで、ユーザーごとに最適化されたメッセージ配信が実現します。

タグ付け機能の上限数(2026年最新仕様)

LINE公式アカウントのタグ付け機能には、作成できるタグの数や一人のユーザーに付与できるタグの数に上限が設けられています。2026年3月4日に実施された仕様変更により、無料プランとチャットProオプション(有料)で利用できる範囲が大きく異なります。

無料プランの上限

項目 上限数
作成できるタグの総数 5個
1ユーザーに付与できるタグ数 1個
チャット履歴の保存期間 6ヶ月

チャットProオプションの上限

チャットProオプションは、月額3,000円(税別)で利用できる有料オプションです。

項目 上限数
作成できるタグの総数 300個
1ユーザーに付与できるタグ数 30個
チャット履歴の保存期間 無制限
ポイント

2026年3月4日以前は、無料プランでもタグを200個まで作成でき、1ユーザーに10個まで付与できましたが、仕様変更により大幅に制限されました。本格的にタグ機能を活用したい場合は、チャットProオプションの導入を検討する必要があります。

絞り込み配信でのタグ上限

タグを活用した絞り込み配信(セグメント配信)を行う際、1回のメッセージ配信で選択できるタグ(オーディエンス)の数は最大10個までです。複数のタグを組み合わせることで、より細かなターゲティングが可能になります。

タグ付けの設定方法

LINE公式アカウントでタグを設定する方法は、PCの管理画面とスマートフォンアプリの2通りあります。それぞれの手順を詳しくご紹介します。

PCの管理画面から設定する方法

  1. LINE公式アカウントの管理画面にログインします
  2. 左側のメニューから「チャット」を選択します
  3. 画面右上の「設定」アイコン(歯車マーク)をクリックします
  4. 「+作成」ボタンをクリックします
  5. 20文字以内でタグ名を入力し、「保存」をクリックします
  6. 作成したタグを友だちに付与する場合は、該当する友だちのチャット画面を開き、タグを選択します

スマートフォンアプリから設定する方法

  1. LINE公式アカウントのアプリを開きます
  2. 画面下部のメニューから「チャット」をタップします
  3. 画面右上の「設定」ボタン(歯車マーク)をタップします
  4. 「チャット設定」から「タグ」をタップします
  5. 「+」ボタンをタップしてタグ作成画面に移動します
  6. 20文字以内でタグ名を入力し、「保存」をタップします
  7. 友だちにタグを付与する場合は、「連絡先」から該当する友だちを選択し、作成したタグを選択します
ポイント

タグの作成自体は簡単ですが、運用開始後にタグを整理するのは手間がかかります。事前にどのようなタグを作成するか、運用ルールを決めておくことをおすすめします。

タグ付けができない時の原因と解決策

LINE公式アカウントでタグ付けを行おうとしたとき、正常に機能しないケースがあります。ここでは、タグ付けができない主な原因と、それぞれの解決策を解説します。

原因1:チャットができないユーザーである

LINE公式アカウントでは、チャット機能が利用できないユーザーに対してはタグ付けができません。具体的には、以下のようなケースが該当します。

  • ユーザーからブロックされている
  • ユーザーがメッセージの受信設定を無効にしている
  • 友だち追加後、一度もメッセージやスタンプの送信などのアクションを起こしていない

解決策:ユーザーから何らかのアクション(メッセージ送信、スタンプ送信など)があって初めてチャット画面に表示され、タグ付けが可能になります。ブロックされている場合は、ユーザー側でブロック解除をしてもらう必要があります。

原因2:タグの作成上限に達している

無料プランを利用している場合、作成できるタグの数は5個までです。すでに5個のタグを作成している状態では、新しいタグを追加できません。

解決策:以下のいずれかの方法で対応します。

  • 不要なタグを削除して新しいタグを作成する
  • 既存のタグを編集して用途を変更する
  • チャットProオプション(月額3,000円・税別)に加入して、タグの作成上限を300個に拡張する

原因3:1ユーザーへの付与上限に達している

無料プランでは、1人のユーザーに付与できるタグは1個までです。すでにタグが付与されているユーザーに対して新たにタグを追加しようとすると、エラーになります。

解決策:既存のタグを削除してから新しいタグを付与するか、チャットProオプションに加入して1ユーザーあたり30個までタグを付与できるようにします。

原因4:アプリやシステムの一時的なエラー

LINE公式アカウントのアプリや管理画面で「一時的なエラー」と表示される場合があります。これは、端末のメモリ不足やネットワーク接続の問題が原因であることが多いです。

解決策:以下の方法を試してみてください。

  • アプリを一度終了して再起動する
  • 端末を再起動する
  • インターネット接続を確認し、安定したネットワーク環境で操作する
  • アプリを最新バージョンにアップデートする
  • 管理画面から再ログインする

原因5:絞り込み配信でタグが選択できない

絞り込み配信を行う際、設定したタグが選択肢に表示されない、または配信できない場合があります。これは以下の原因が考えられます。

  • タグが付与されているユーザー数が少なすぎる(ターゲットリーチ数が50人未満)
  • 無効なタグが指定されている
  • オーディエンスの利用可能期間が過ぎている

解決策:絞り込み配信を利用するには、ターゲットリーチ数が50人以上必要です。また、オーディエンスには利用可能期間が設定されているため、期限切れの場合は再作成が必要です。

タグ付け機能の効果的な活用方法

タグ付け機能を戦略的に活用することで、マーケティング効果を大きく高めることができます。ここでは、実践的な活用方法をご紹介します。

顧客のステージ管理

見込み顧客から既存顧客まで、購買プロセスのステージごとにタグを設定することで、適切なアプローチが可能になります。

タグ例 活用方法
新規登録 友だち追加直後のウェルカムメッセージ配信
資料請求済み 詳細な商品情報や事例の配信
購入済み アフターフォローやリピート促進の配信
休眠顧客 再活性化キャンペーンの配信

興味関心別のセグメント配信

ユーザーが興味を持っている商品やサービスごとにタグを設定し、関連性の高い情報だけを配信することで、開封率やコンバージョン率の向上が期待できます。

対応状況の管理

複数のスタッフでチャット対応を行う場合、対応状況をタグで管理することで、重複対応や対応漏れを防ぐことができます。

  • 対応中
  • 対応完了
  • 要フォロー
  • クレーム対応中
ポイント

タグ付けは基本的に手動で行う必要があります。自動化を実現したい場合は、LINE公式アカウントと連携できる外部ツールの活用を検討しましょう。

タグ付け機能を使う際の注意点

タグ付け機能を効果的に活用するために、以下の注意点を押さえておきましょう。

注意点1:タグ付けは手動作業が基本

LINE公式アカウントの標準機能では、タグ付けの自動化はできません。ユーザーの行動や属性に応じてタグを付与する場合、手動での作業が必要になります。友だち数が多い場合は、運用負荷が高くなる可能性があります。

注意点2:上限を超えるとタグの差し替えが必要

無料プランでタグの作成上限(5個)に達した場合、新しいタグを作成するには既存のタグを削除する必要があります。タグを削除すると、そのタグが付与されていた全てのユーザーから一斉に削除されるため、慎重に判断しましょう。

注意点3:絞り込み配信の人数制限

タグを活用した絞り込み配信を行う場合、配信対象となるユーザー数(ターゲットリーチ数)が50人以上必要です。少人数へのピンポイント配信には利用できない点に注意が必要です。

注意点4:チャットタグとオーディエンスの違い

LINE公式アカウントには「チャットタグ」のほかに「オーディエンス」という機能もあります。オーディエンスは、メッセージのクリックやウェブサイトの訪問など、ユーザーの行動履歴に基づいて自動的にグループ化される機能です。用途に応じて使い分けることが重要です。

まとめ

LINE公式アカウントのタグ付け機能は、効率的な顧客管理と効果的なメッセージ配信を実現するための重要な機能です。2026年3月の仕様変更により、無料プランではタグ作成数が5個、1ユーザーへの付与が1個までに制限されたため、本格的な運用にはチャットProオプションの導入が必要になるケースが多いでしょう。

タグ付けができない場合は、チャットができないユーザーである、上限に達している、一時的なエラーなどの原因が考えられます。それぞれの原因に応じた適切な対処を行うことで、スムーズに機能を活用できます。

タグ付け機能を戦略的に活用し、ユーザーの属性や行動に合わせたパーソナライズされた配信を実現することで、LINE公式アカウントのマーケティング効果を最大化していきましょう。