LINE公式アカウントを運営していると、顧客とのチャット履歴を整理したり、誤送信したメッセージを取り消したりする場面に直面します。
ただLINE公式アカウントのトーク削除には複数の方法があり、それぞれ用途や注意点が異なります。
本記事では、LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウントのトークを削除する5つの方法と、実行時に必ず押さえておくべき注意点を詳しく解説します。トラブルを避けて適切にトーク管理を行うために、ぜひ最後までご覧ください。
LINE公式アカウントにおけるトーク削除の基礎知識
LINE公式アカウントのトーク削除を正しく理解するために、まずは基本的な知識を押さえておきましょう。
トーク削除とメッセージ取り消しの違い
LINE公式アカウントでは、「トーク削除」と「メッセージ取り消し」という2つの異なる機能があります。トーク削除は管理画面側の履歴を消去する機能であり、ユーザー側のLINEアプリには影響を与えません。一方、メッセージ取り消しは送信後一定時間内であれば、ユーザー側の画面からもメッセージを削除できる機能です。
管理画面でトーク履歴を削除しても、ユーザーのLINEアプリ上からは削除されません。ユーザー側の画面からもメッセージを消したい場合は、メッセージの取り消し機能を使用する必要があります。
トーク履歴の自動削除期間について
LINE公式アカウントのトーク履歴は、プランによって自動削除される期間が異なります。無料プランでは6ヶ月間、チャットProオプションを利用している場合は最大5年間保存されます。この期間を過ぎると、トーク履歴は自動的に削除され、復元することはできません。
| プラン | 保存期間 | 対象データ |
|---|---|---|
| 無料範囲 | 6ヶ月 | テキスト、画像、動画、ファイル |
| チャットProオプション | 最大5年間 | テキスト、画像、動画、ファイル |
LINE公式アカウントのトークを削除する5つの方法
ここでは、LINE公式アカウントのトークを削除する具体的な5つの方法をご紹介します。それぞれの方法で削除できる範囲や手順が異なりますので、目的に応じて使い分けましょう。
方法1:個別チャットメッセージの送信取り消し(Web版管理画面)
個別チャットで誤送信したメッセージは、2026年10月下旬以降は送信から1時間以内であれば取り消しが可能です。以前は24時間以内でしたが、仕様変更により時間が短縮されました。
- LINE Official Account Managerにログイン
- 左メニューから「チャット」を選択
- 削除したいメッセージにカーソルを合わせる
- 左側に表示される三本線(メニューアイコン)をクリック
- 「送信取消」を選択
- 確認画面で「送信取消」をクリックして完了
送信取り消しを行うと、ユーザー側のトーク画面にも「メッセージの送信を取り消しました」という表示が残ります。既読後に取り消した場合は、ユーザーが内容を確認している可能性があるため、必要に応じてお詫びのメッセージを送ることをおすすめします。
方法2:個別チャットメッセージの送信取り消し(アプリ版)
スマートフォンの管理アプリからも、個別チャットのメッセージを取り消すことができます。こちらも送信から1時間以内という時間制限があります。
- LINE公式アカウント管理アプリを開く
- 下部メニューから「チャット」アイコンをタップ
- 削除したいメッセージの吹き出しを長押し
- 表示されるメニューから「送信取消」をタップ
- 確認画面で「送信取消」をタップして完了
方法3:特定ユーザーとのチャット履歴を全て削除(Web版)
特定のユーザーとのやり取りを全て削除したい場合は、チャット履歴をまとめて削除できます。ただし、この操作は管理画面側のみに影響し、ユーザーのLINEアプリには影響しません。
- LINE Official Account Managerにログイン
- 左メニューから「チャット」を選択
- 削除したいユーザーを友だち一覧から選択
- 画面右上のメニューボタン(三点リーダー)をクリック
- 「チャット履歴を削除」を選択
- 確認ダイアログで「削除」をクリックして完了
方法4:特定ユーザーとのチャット履歴を全て削除(アプリ版)
管理アプリからも特定ユーザーのトーク履歴を削除することができます。
- LINE公式アカウント管理アプリを開く
- 下部メニューの「チャット」アイコンをタップ
- 削除したいトーク履歴がある該当ユーザーのトークルームを長押し
- 表示されたメニューから「削除」を選択
- 確認画面で「削除」をタップして完了
方法5:トーク一覧からユーザーのチャットを削除
チャット一覧画面から、特定のユーザーとのトークを削除する方法もあります。この方法は、管理画面のトーク一覧を整理したい場合に便利です。
- チャット画面のサイドバー内で該当のユーザーにマウスカーソルを合わせる
- 表示される「×」アイコンをクリック
- 確認画面で削除を選択して完了
トーク削除を実行する際の重要な注意点
トーク削除を行う前に、必ず以下の注意点を確認してください。適切に理解しないまま削除を実行すると、取り返しのつかない事態を招く可能性があります。
削除したトーク履歴は復元できない
一度削除したトーク履歴は、どのような方法でも復元することができません。重要な情報が含まれている可能性がある場合は、削除前に必ずバックアップを取っておきましょう。チャット履歴のCSV一括ダウンロード機能を活用すると、テキストデータを保存できます。
一斉配信メッセージは削除できない
個別チャットのメッセージは取り消しができますが、一斉配信したメッセージの送信取り消しは不可能です。誤配信を防ぐために、送信前に内容を十分に確認し、テスト配信機能を活用することが重要です。万が一誤配信してしまった場合は、速やかに訂正・謝罪メッセージを送信しましょう。
送信取り消しの時間制限に注意
2026年10月下旬以降、個別チャットのメッセージ送信取り消しは送信から1時間以内に短縮されました。以前は24時間以内でしたが、仕様変更により大幅に短縮されています。誤送信に気づいた場合は、できるだけ早く対応する必要があります。
| 変更項目 | 変更前 | 変更後(2026年10月下旬〜) |
|---|---|---|
| 送信取り消し可能時間 | 送信から24時間以内 | 送信から1時間以内 |
| 対象地域 | – | 日本とタイから順次適用 |
ユーザー側のトークには影響しない
管理画面でトーク履歴を削除しても、ユーザーのLINEアプリ上には削除の影響はありません。ユーザー側の画面からもメッセージを消したい場合は、必ず「送信取消」機能を使用する必要があります。削除と送信取消の違いをしっかり理解しておきましょう。
投票や日程調整などの機能は取り消せない
投票機能や日程調整機能を使用してトークルームに投稿した内容は、送信後に取り消すことができません。これらの機能を使用する際は、特に慎重な確認が必要です。
トーク削除前に実施すべきバックアップ方法
重要なトーク履歴を削除する前には、必ずバックアップを取得しておきましょう。
チャット履歴のCSV一括ダウンロード
LINE公式アカウントでは、チャット履歴をCSV形式で一括ダウンロードすることができます。テキストメッセージの内容を保存したい場合に便利です。
- LINE Official Account Managerにログイン
- CSVを一括ダウンロードするアカウント名を選択
- 「チャット」を開く
- 歯車マーク(設定)をクリック
- 基本タグの最下部にある「CSVダウンロード」を選択
- ダウンロード期間を指定して実行
チャット履歴のバックアップ機能ではテキストのみ保存ができます。画像や動画、ファイルの保存はできないため、個別に保存する必要があります。画像・動画・ファイルも自動削除期間(6ヶ月または5年)を過ぎると消去されますので、重要なデータは早めに保存しておきましょう。
画像・動画・ファイルの個別保存
CSVダウンロードではテキストしか保存できないため、画像や動画、ファイルは個別にダウンロードして保存する必要があります。トークルーム内で該当のファイルを開き、ダウンロードボタンから保存しましょう。
トーク削除に関するよくある質問
削除したトークは相手にバレますか?
管理画面側でトーク履歴を削除しても、ユーザー側には通知されず、バレることはありません。ただし、「送信取消」機能を使用した場合は、ユーザー側のトーク画面に「メッセージの送信を取り消しました」という表示が残ります。
削除したトークを復元することはできますか?
いいえ、一度削除したトーク履歴を復元することはできません。削除前に重要なデータはバックアップを取っておくことが重要です。
チャットProオプションとは何ですか?
チャットProオプションは、LINE公式アカウントの有料オプション機能です。このオプションを利用すると、トーク履歴の保存期間が基本の6ヶ月から最大5年間に延長されます。詳細な料金や機能については、公式サイトをご確認ください。
ブロックと削除の違いは何ですか?
ブロックはユーザーからの連絡を受け取らないようにする機能で、トーク履歴は残ります。削除はトーク履歴を管理画面から消去する機能です。ブロックしてもトーク履歴は自動的に削除されませんので、必要に応じて削除操作を行う必要があります。
まとめ:適切なトーク管理で円滑な顧客対応を実現
LINE公式アカウントのトークを削除する5つの方法と注意点について解説しました。トーク削除には、個別メッセージの送信取り消し、チャット履歴の一括削除など、複数の方法があります。最も重要なポイントは、削除したデータは復元できないこと、そして送信取り消しは2026年10月下旬以降1時間以内という時間制限があることです。
適切にトーク管理を行うことで、管理画面を整理し、効率的な顧客対応が可能になります。ただし、削除を実行する前には必ず重要なデータのバックアップを取得し、削除と送信取消の違いを理解した上で操作を行いましょう。特に誤送信対策としては、送信前の確認を徹底することが最も効果的です。
LINEマーケティングを成功させるためには、適切なトーク管理と顧客とのコミュニケーションが欠かせません。本記事で紹介した方法を参考に、安全かつ効果的にLINE公式アカウントを運用してください。