LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、LINE公式アカウントの個人利用と認証取得について、最新情報をもとに詳しく解説します。
「個人でもLINE公式アカウントは使えるの?」
「認証済みアカウントは個人でも取得できる?」といった疑問をお持ちの方に向けて、審査基準や申請方法、注意点まで丁寧にご紹介します。
LINE公式アカウントは個人でも開設できる
結論から申し上げますと、LINE公式アカウントは法人・団体・個人を問わず誰でも開設可能です。LINE公式アカウントガイドラインでは、「本サービスは、法人・団体・個人を問わずご利用いただける『未認証アカウント』」と明記されており、個人の方でも無料でアカウントを作成できます。
個人利用における基本条件
個人でLINE公式アカウントを開設する際の基本条件は以下の通りです。
- 事業を営んでいることは必須条件ではない
- 審査なしで即座にアカウント開設が可能
- 個人の情報発信やコミュニティ運営にも活用できる
- 個人LINEのアカウントとは完全に別サービスのため、既存の友だちに知られることはない
- 商用利用する場合は特定商取引法など関連法規の遵守が必要
LINE公式アカウントを作成しても、個人LINEのアカウントと紐付けられることはありますが、どこかに表示されたり通知されたりすることはありません。プライバシーは保護されているため安心してご利用いただけます。
未認証アカウントと認証済アカウントの違い
LINE公式アカウントには「未認証アカウント」と「認証済アカウント」の2種類があります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
| 項目 | 未認証アカウント | 認証済アカウント |
|---|---|---|
| 審査 | 不要 | 必要(5〜10営業日) |
| 開設条件 | 誰でも可能 | 事業実態が必要 |
| バッジの色 | 灰色 | 青色(ネイビー) |
| LINEアプリ内検索 | 検索対象外 | 検索対象 |
| 販促用スタンプ | 利用不可 | 利用可能 |
| 友だち追加広告 | 利用不可 | 利用可能 |
| 料金プラン | 同じ | 同じ |
| 基本機能 | すべて利用可能 | すべて利用可能 |
認証済アカウントのメリット
認証済アカウントになることで得られる主なメリットは以下の通りです。
- 青色の認証バッジが付与され、公式アカウントとしての信頼性が向上
- LINEアプリ内検索で表示されるため、新規ユーザーに発見されやすい
- 販促用スタンプの作成・配布が可能になり、友だち獲得施策を強化できる
- 友だち追加広告が利用できるようになり、広告を通じた集客が可能
- ユーザーに安心感を与える公式な証明として機能
個人でも認証済アカウントの取得は可能?
個人であっても事業を営んでいる場合は認証済アカウントの申請が可能です。ただし、LINEヤフー株式会社による審査を通過する必要があり、一定の要件を満たすことが求められます。
認証済アカウント審査の基準
LINE公式アカウントガイドラインによると、認証済アカウントの審査では以下の基準に基づいて判断されます。
- LINEユーザーの不利益につながる可能性がないか
- 法令における規制の有無と規制内容に抵触するものでないか
- 利用規約第18条「禁止行為」各号に該当するおそれがないか
- 当社が独自に定める審査基準を満たすか否か
- 当社の事業へ悪影響を及ぼす、あるいは当社の信用を損なうものでないか
審査の詳細な基準は公開されておらず、LINEヤフーは審査結果およびその理由について説明する義務を負わないとされています。ただし、ユーザー保護と法令遵守を最優先に判断されることは明確です。
認証済アカウント申請の手順
認証済アカウントの申請は、LINE公式アカウントの管理画面から以下の手順で行います。
- LINE公式アカウント管理画面(LINE Official Account Manager)にログイン
- 画面右上の「設定」をクリック
- 「アカウント設定」を選択
- 「情報の公開」セクションの認証ステータスから「アカウント認証をリクエスト」をクリック
- 必要事項(企業名・店舗名・サービス名、ホームページURL、業種など)を正確に入力
- 本人確認のための電話番号またはメールアドレスを登録
- 入力内容を最終確認して申請を提出
- 審査結果の連絡を待つ(通常5〜10営業日)
申請および審査は完全無料です。また、審査中もアカウントは通常通り利用できます。
個人申請時の重要な注意点
個人で認証済アカウントを申請する際は、以下の点に特に注意が必要です。
- 事業の実態を証明できる情報(ホームページ、SNS、実店舗など)が必要
- 企業名や店舗名、サービス名、商品名などを正確かつ明確に記載する
- 本人確認のための電話またはメールでの連絡に対応できる体制を整える(通話は録音される)
- 申請フォームに記載した情報と公式サイト等の情報が一致していること
- 個人事業主の場合、屋号や事業内容が明確であることが望ましい
LINE公式アカウントで利用できない業種・業態
個人・法人を問わず、以下の業種・業態ではLINE公式アカウントを利用できません。ガイドラインに違反した場合、アカウント停止や利用停止の措置が取られる可能性があります。
主な利用不可業種
| カテゴリー | 具体例 |
|---|---|
| 出会い系 | 出会い喫茶、出会いバー、テレクラ、ライブチャット、インターネット異性紹介事業(一部認められたものを除く) |
| アダルト関連 | 性風俗店、アダルトショップ、アダルトコンテンツ、JKビジネス、メンズエステ(性的サービスを含むもの) |
| 無限連鎖販売取引 | ねずみ講、マルチ商法・MLM、ネットワークビジネス |
| 違法ギャンブル | 換金可能なオンラインカジノ、違法賭博サービス |
| 個人情報販売 | 氏名、性別、生年月日等の個人を識別する情報の販売 |
| 模倣品・海賊版 | 偽ブランド品、非公式グッズ、海賊版コンテンツの販売 |
| 医療関連(一部) | 日本国内で未承認の医薬品、医薬品の個人輸入代行 |
| 情報商材(一部) | 「儲かる」等を謳って集客し、高額商材やセミナーへ誘導するもの |
上記はあくまで一例であり、記載のないケースにおいても利用をお断りされることがあります。
2026年最新の料金プラン
LINE公式アカウントは無料から始められる料金体系となっており、個人でも気軽に導入できます。未認証アカウントと認証済アカウントで料金プランに違いはありません。
| プラン名 | 月額料金(税別) | 無料メッセージ数 | 追加メッセージ料金 |
|---|---|---|---|
| コミュニケーションプラン | 0円 | 200通/月 | 追加不可 |
| ライトプラン | 5,000円 | 5,000通/月 | 5円/通 |
| スタンダードプラン | 15,000円 | 30,000通/月 | 3円/通 |
個人利用におすすめのプラン選択
個人での利用規模に応じたプラン選択のポイントをご紹介します。
- コミュニケーションプラン:月200通以内の小規模運用に最適。まずは無料で試してみたい個人の方におすすめ
- ライトプラン:月5,000通までの中規模運用で費用対効果が高い。個人事業主や小規模店舗におすすめ
- スタンダードプラン:本格的なビジネス利用や大量配信に対応。複数店舗展開や本格的なマーケティングを行う方向け
料金プランはいつでも変更可能です。まずは無料のコミュニケーションプランから始めて、事業の成長に合わせてプランをアップグレードしていくことをおすすめします。ただし、上位プランから下位プランへの変更は翌月から適用されます。
配信コンテンツに関する禁止事項
アカウントの種別を問わず、以下のようなコンテンツの配信は禁止されています。違反した場合、アカウント停止や利用停止の措置が取られる可能性があります。
- 法令や公序良俗に反する内容
- 他者の知的財産権(著作権、商標権など)を侵害する内容
- 過度に暴力的・性的な表現
- 人種、国籍、信条、性別、社会的身分などによる差別につながる表現
- 自殺、自傷行為、薬物乱用を誘引または助長する表現
- 他人になりすます行為、意図的に虚偽の情報を流布させる行為
- 第三者の個人情報を不正に収集、開示または提供する行為
- ユーザーが不快または迷惑と思う内容の過度な配信
個人利用時の注意点とアカウント停止を避ける対策
アカウント停止を避けるための具体的対策
ガイドライン違反によるアカウント停止を避けるために、以下の点に注意してください。
- 定期的にLINE公式アカウントガイドラインを確認し、最新の規約を把握する
- 配信内容は事前にチェックし、禁止事項に抵触していないか確認する
- ユーザーからの通報やブロックを避けるため、適切な配信頻度を心がける(週1〜2回程度が目安)
- 特定商取引法に基づく表記など、法令で求められる情報を適切に掲載する
- 個人情報は適切に取り扱い、第三者への提供や不正利用を行わない
- ユーザーに価値ある情報を提供し、一方的な宣伝ばかりにならないよう配慮する
効果的な運用のコツ
個人でLINE公式アカウントを効果的に運用するためのポイントは以下の通りです。
- ターゲットユーザーを明確にし、そのニーズに合った情報を発信する
- 定期的に価値ある情報を配信し、ユーザーとの関係性を維持する
- 一方通行の配信だけでなく、チャット機能を活用した双方向コミュニケーションを大切にする
- 分析機能を活用してメッセージの開封率やクリック率を確認し、改善を継続する
- 他のSNS(Instagram、Twitter、Facebookなど)との連携を図り、多角的に情報発信する
- リッチメニューを活用し、ユーザーが欲しい情報にすぐアクセスできるようにする
個人利用の成功事例
個人でLINE公式アカウントを効果的に活用している事例をご紹介します。
個人経営の教室・スクール
個人経営の塾や教室では以下のような活用方法で成果を上げています。
- 生徒・保護者との連絡手段として活用し、メールよりも高い既読率を実現
- 授業スケジュールや休講情報を即座に配信
- 宿題や課題をPDFで配布し、ペーパーレス化を実現
- チャット機能を活用した個別相談の受付
- 体験授業の申し込み受付をリッチメニューから簡単に
個人事業主・フリーランス
- サービスメニューや料金をリッチメニューで常時表示し、問い合わせ対応を効率化
- 予約受付をLINE上で完結させ、顧客満足度を向上
- 定期的な情報発信で既存顧客との関係性を強化し、リピート率を向上
- クーポン機能を活用した期間限定キャンペーンの実施
よくある質問
個人LINEと公式アカウントは同時に使える?
はい、個人のLINEアカウントとLINE公式アカウントは完全に別々のサービスです。同じスマートフォンで両方を利用することが可能で、互いに影響することはありません。また、LINE公式アカウントを作成しても、個人LINEの友だちに通知が行くことはありません。
認証済アカウントになれなかった場合は?
認証済アカウントの審査に通らなくても、未認証アカウントとして継続利用できます。基本的な機能はすべて利用可能で、メッセージ配信やチャット、リッチメニューなど、ビジネスに必要な機能は問題なく使えます。事業実績を積み重ねた後に再申請することも可能です。
審査にかかる期間はどれくらい?
認証済アカウントの審査には通常5〜10営業日かかります。審査期間中もアカウントは通常通り利用できます。
プラン変更はいつでもできる?
はい、料金プランはいつでも変更可能です。ただし、上位プランから下位プランへの変更は翌月から適用となります。下位プランから上位プランへの変更は即座に適用されます。
個人でグレー(灰色)バッジのアカウントは危険?
いいえ、灰色バッジが付いているのは「未認証アカウント」であり、灰色バッジ=危険というわけではありません。多くの優良企業や個人事業主も未認証アカウントで運用しています。重要なのはアカウントの運用内容であり、ユーザーに価値ある情報を提供し、ガイドラインを遵守していれば問題ありません。
まとめ
LINE公式アカウントは個人でも無料から開設可能で、未認証アカウントとして誰でもすぐに利用を始められます。個人であっても事業を営んでいる場合は認証済アカウントの申請が可能で、審査を通過すれば青色バッジが付与され、LINEアプリ内検索や販促用スタンプなどの追加機能が利用できるようになります。
ただし、以下の点には十分注意が必要です。
- LINE公式アカウントガイドラインの遵守は必須で、違反するとアカウント停止のリスクがある
- 出会い系、アダルト関連、ねずみ講など、利用できない業種・業態が明確に定められている
- 配信コンテンツは法令や公序良俗に反しないよう十分注意する
- 認証済アカウントの審査には事業実態の証明が必要
- ユーザーに価値ある情報を提供し、一方的な宣伝ばかりにならないよう配慮する
適切な運用を心がけることで、個人でも効果的なマーケティングツールとして活用できるでしょう。LINE公式アカウントの導入を検討している個人事業主や小規模事業者の方は、まず無料のコミュニケーションプラン(月200通まで無料)から始めて、事業の成長に合わせてプランをアップグレードしていくことをおすすめします。
2026年現在、LINE公式アカウントは個人のビジネス展開において非常に有効なツールとなっています。この記事で紹介した情報を参考に、ぜひLINE公式アカウントを活用したマーケティングに挑戦してみてください。