MAツールの機能一覧|メール型とLINE型の違いと選び方

MAツールの機能を知りたい方に向けて、LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、MAツールで何ができるのか、メール型とLINE配信型で機能がどう違うのか、選ぶ際にどの機能を優先すべきかを2026年時点の情報をもとにわかりやすく解説します。結論からいうと、MAツールは「何ができるか」だけでなく、どのチャネルで顧客と接点を持つかで必要な機能が変わります。

ポイント

メール型は「比較検討をじっくり進めたい商材」LINE配信型は「開封されやすく素早く動いてもらいたい商材」に向いています。まずは自社の主力チャネルを決め、その後に必要な機能を絞り込むのが最短ルートです。

MAツールはまず「メール型」と「LINE配信型」に分けて考える

MAツールの機能を比較するときは、いきなり製品名から入るよりも、まずメール型とLINE配信型の違いを押さえるのがおすすめです。メール型は、長めの情報提供や検討期間の長い商材に向いています。一方でLINE配信型は、スマートフォン上で見てもらいやすく、短い導線で反応を取りやすいのが強みです。

LINEの月間利用者数は1億人以上(2025年12月末時点、LINEヤフー株式会社発表)にのぼり、BtoCでは接点づくりの有力候補です。LINEの平均開封率は約55%(2022年6月 LINEヤフー株式会社調べ)と、メールの約20%前後と比較して高い到達力があります。

比較項目 メール配信型MA LINE配信型MA
主な配信先 メールアドレス LINE友だち
向いている商材 検討期間が長いBtoB商材、資料請求型 EC、店舗、予約、会員ビジネス
開封率の目安 約20%前後 約55%(2022年6月 LINEヤフー株式会社調べ)
強み 長文の情報提供、スコアリング、営業連携 即時性、到達率、視覚的な訴求力
費用の特徴 登録件数・ユーザー数で変動しやすい LINE公式アカウント費用+拡張ツール費用の二重構造

MAツールの主な機能を6つに分けて解説

MAツールの機能は大きく6つのカテゴリに分けられます。すべてを使いこなす必要はなく、自社の課題に合った機能から優先的に活用するのが成功のコツです。

1. 顧客情報の収集・管理

MAツールの土台となる機能です。フォーム入力、会員情報、行動履歴、アンケート回答、購買データなどを一元管理できます。顧客情報がバラバラに散らばっている状態では、どの機能を使っても精度が上がりにくいため、最初に整えたい領域です。

できること メール型での活用例 LINE配信型での活用例
フォームからのリード獲得 資料請求フォーム、セミナー申込フォーム 友だち追加時のアンケート、LIFF型フォーム
会員情報との連携 CRM・SFAとのデータ連携 会員ID連携(ソーシャルログイン)
行動履歴の取得 メール開封・クリック・Web閲覧履歴 メッセージ開封・クリック・Web行動履歴・リッチメニュー操作
属性データの蓄積 業種、役職、企業規模など 年齢、性別、購買カテゴリ、興味関心など

2. セグメント配信

顧客を属性や行動で分類し、それぞれに合った内容を届ける機能です。全員に同じメッセージを送る一斉配信は手軽ですが、興味のない情報が続くと開封率が下がり、メールなら解除、LINEならブロックにつながりやすくなります。LINE公式アカウントの平均ブロック率は約36%(LINEヤフー for Business公式note)で、ブロック理由の1位は「配信頻度が多すぎる」(26.5%・モビルス株式会社 2025年調査 655名対象)です。

セグメントの切り口 メール型の例 LINE配信型の例
属性ベース 業種別、役職別、エリア別 性別、年代、登録チャネル別
行動ベース 特定ページの閲覧者、資料DL済み 商品ページ閲覧者、カート追加者、来店者
ステータスベース リードスコアが一定以上 ID連携済み / 未連携、購入回数別
時間ベース 登録後30日以内、最終接触から60日経過 友だち追加後3日、最終購入から14日

3. ステップ配信(シナリオ配信)

あらかじめ設定したスケジュールに沿って、複数のメッセージを自動で順番に配信する機能です。友だち追加直後の案内、購入後のフォロー、検討中のリードへの情報提供など、手動では手が回らない継続的なコミュニケーションを自動化できます。

活用シーン メール型の例 LINE配信型の例
新規リード育成 資料DL後→3日後に事例紹介→7日後に比較コンテンツ→14日後にセミナー案内 友だち追加直後→3日後にクーポン→7日後に商品紹介→14日後にレビュー紹介
購入後フォロー 購入お礼→使い方の案内→レビュー依頼 購入お礼→到着確認→関連商品のレコメンド
休眠顧客の掘り起こし 最終接触から30日後にリマインド 最終購入から14日後に限定クーポン配信
ポイント

ステップ配信は「自動だから通数にカウントされない」と思われがちですが、LINE公式アカウントでは通常配信と同じく通数にカウントされます。友だち数×配信回数で無料枠を超えやすいため、プラン選定時に注意が必要です。

4. トリガー配信(行動連動配信)

ユーザーの特定の行動をきっかけに、リアルタイムまたは短時間で自動配信する機能です。ステップ配信が「時間軸」で設計するのに対し、トリガー配信は「行動」を起点にする点が異なります。

トリガーの種類 メール型の例 LINE配信型の例
カゴ落ち カート放棄後にリマインドメール カート放棄後60分でLINEリマインド+商品画像付き
特定ページ閲覧 料金ページ閲覧者に個別フォローメール 商品ページ閲覧者にレコメンド配信
購入完了 サンクスメール+クロスセル提案 購入通知+関連商品のカルーセル配信
未行動 メール未開封者への再送 未開封者への再配信、未購入者へのクーポン

特にLINE配信型では、Web行動データと連動したトリガー配信が成果に直結しやすい傾向があります。たとえば、商品ページを閲覧した当日にLINEでレコメンドを送る、カゴ落ち後すぐにリマインドを送るといった運用は、メールよりもLINEのほうが到達・開封されやすく、短い導線でCVにつなげやすいのが強みです。

5. 分析・レポート

配信の成果を可視化し、改善の根拠をデータで確認するための機能です。「配信して終わり」ではなく、どの配信が効いたのか、どこで離脱しているのかを把握できるかが、MAツールの活用度を左右します。

分析指標 メール型で見る指標 LINE配信型で見る指標
到達・開封 到達率、開封率、開封時間帯 配信数、開封率、開封ユーザー別データ
反応 クリック率、クリック先URL クリック率、リッチメニュータップ数、CV数
成果 フォームCV数、商談化率 購入数、予約数、友だち増減、ブロック率
改善 A/Bテスト結果、配信時間別比較 セグメント別反応率、シナリオ別CV率

6. 外部連携

MAツール単体ではカバーしきれないデータや業務を、外部システムとつなげて活用する機能です。EC、CRM、会員DB、広告、店舗POSなどとの連携ができるかどうかで、MAツールの活用範囲が大きく変わります。

連携先 メール型での活用 LINE配信型での活用
EC・カートシステム 購入データ連携→購入者向けメール 商品フィード連携→自動カルーセル配信、かご落ち配信
CRM・SFA リードスコア連携→営業へのアラート 会員ID連携→購買履歴に基づくセグメント配信
CDP・DMP 顧客データ統合→クロスチャネル分析 外部セグメント取込→高精度なターゲティング配信
広告 リターゲティング連携 LINE広告との連携、友だち追加広告

メール型とLINE配信型の機能を一覧で比較

ここまで解説した6つの機能カテゴリを、メール型とLINE配信型で横並びにまとめます。自社に必要な機能がどちらのタイプに揃っているかを確認する際に使ってください。

機能カテゴリ メール配信型MA LINE配信型MA
顧客情報の収集・管理 フォーム、CRM連携、Web閲覧履歴が中心 友だち追加、アンケート、会員ID連携、Web行動履歴が中心
セグメント配信 属性・行動・スコアベースで分類 属性・行動・購買ステータス・ID連携有無で分類
ステップ配信 資料DL後のナーチャリングが典型 友だち追加後のフォロー、購入後の再購入促進が典型
トリガー配信 特定ページ閲覧、フォームCV後など カゴ落ち、商品閲覧、来店、購入完了など
分析・レポート 開封率、クリック率、商談化率 開封率、クリック率、CV数、ブロック率、友だち増減
外部連携 CRM・SFA・広告との連携が多い EC・会員DB・CDP・商品フィードとの連携が多い
開封率の目安 約20%前後 約55%(2022年6月 LINEヤフー株式会社調べ)
向いている業態 BtoB、資料請求型、長期検討商材 BtoC、EC、店舗、会員ビジネス、予約型

MAツールを選ぶ際に優先すべき5つのポイント

MAツール選定では、機能一覧を広く見るより、次の5項目を優先して確認するほうが失敗を避けやすいです。

  1. 顧客の主な接点チャネルはメールかLINEか → ツールの方向性が決まる
  2. ECや会員DB、CRMと連携できるか → データ活用の幅が決まる
  3. 現場で使いやすい画面か、運用負荷が重すぎないか → 継続運用できるかが決まる
  4. 初期費用・月額費用・従量課金の考え方が予算に合うか → コスト管理の見通しが立つ
  5. 導入後のサポートや改善支援があるか → 成果が出るまでの伴走力が決まる

機能が多い製品ほど良いわけではなく、「顧客接点」「連携」「運用しやすさ」の3点を先に確認し、その後に個別の機能を比較するのが実務的です。

選び方の結論

「商談化まで追いたいならメール型」「購入や再来訪を増やしたいならLINE配信型」という考え方が基本です。どちらか迷う場合は、自社の顧客がふだんどのチャネルで情報を受け取っているかを起点に考えると、必要な機能が自然に絞り込めます。

次の記事ではおすすめのMAツールを比較

MAツールの機能を理解したら、次は具体的なツール選びです。メール配信型・LINE配信型それぞれのおすすめツールを比較した記事もあわせてご覧ください。

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