中小企業向けMAツールの選び方とおすすめ6選を比較

中小企業向けMAツールの選び方とおすすめ

MAツールを中小企業で導入したいと考えている方の多くは、機能の多さよりも、少人数でも運用しやすいか、費用対効果が見込めるかを重視しているのではないでしょうか。LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、中小企業でも導入しやすいMAツールの選び方とおすすめサービスを、できるだけわかりやすく解説します。

結論からお伝えすると、中小企業がMAツールを選ぶときは「高機能かどうか」よりも、自社がまず強化したいのはメール配信なのか、LINE配信なのかを整理することが重要です。ここが曖昧なまま導入すると、機能を持て余したり、期待した成果につながらなかったりしやすくなります。

ポイント

中小企業のMAツール選びでは、最初に「メール配信型」と「LINE配信型」を分けて考えると、予算や機能、運用体制のミスマッチを防ぎやすくなります。

MAツールはメール配信型とLINE配信型の2種類から考える

MAツールとひとことで言っても、実際には得意分野が異なります。中小企業が検討する場合は、まず「メールを中心に見込み顧客を育成したいのか」「LINEを使って接触頻度を高めたいのか」を切り分けると、選びやすくなります。

比較項目 メール配信型MA LINE配信型MA
向いている用途 BtoBのリード育成、資料請求後のフォロー、商談化 BtoCの再来訪促進、EC購入促進、会員向け配信
強み シナリオメール、スコアリング、フォーム連携 高い接触頻度、セグメント配信、行動連動配信
注意点 開封率やクリック率が伸びにくいことがある LINE公式アカウントの費用が別途発生する
おすすめの企業 問い合わせ獲得や営業連携を重視する企業 店舗、EC、予約、採用、会員ビジネスを伸ばしたい企業

メール配信型MAが向いているケース

比較的検討期間が長い商材や、資料請求、問い合わせ、セミナー参加などを起点に見込み顧客を育成したい場合は、メール配信型MAが向いています。特にBtoB企業では、行動履歴を見ながら段階的に情報提供できる点が強みです。

LINE配信型MAが向いているケース

一方で、店舗集客やEC、リピート購入、予約促進のように、短い接触を積み重ねて行動を促したい業態ではLINE配信型MAが有力です。LINEの平均開封率は約55%(2022年6月 LINEヤフー株式会社調べ)と、メールの約20%前後と比較して高い到達力があります。また、友だち追加の理由として「クーポン・キャンペーン情報」が56.3%と最も多く(Ligla調査 n=1,000)、販促との相性が高いことがわかります。

中小企業がMAツールを選ぶときのポイント

  • まず強化したい接点がメールかLINEか
  • CRM、会員ID、EC、フォームと連携できるか
  • 少人数でも使いやすい画面設計か
  • 月額費用だけでなく初期費用や追加費用まで確認できるか
  • 導入後のサポート体制があるか

とくに中小企業では、導入しやすさと継続しやすさが非常に重要です。高機能なツールでも、運用負荷が高すぎると社内に定着しません。まずは自社の運用体制で回せるかどうかを優先して見ていきましょう。

中小企業におすすめのメール配信型MAツール

BowNow

BowNowは、無料から始めやすい国産MAツールとして知られています。まず試験導入したい企業や、はじめてMAツールに触れる中小企業と相性がよいサービスです。フリープランが用意されており、有料のスタンダードプランも比較的導入しやすい価格帯です。(出典:BowNow公式|料金

項目 内容
タイプ メール配信型MA
料金 フリープラン:月額0円、スタンダードプラン:月額36,000円(税抜)、MA運用×架電代行プラン:月額86,000円(税抜)
無料プラン あり
向いている企業 まずMAを試したい企業、BtoBで見込み顧客管理を始めたい企業
注意点 有料プランは最低利用期間1年。追加オプション費用も要確認

List Finder

List Finderは、BtoB向けの国産MAツールとして比較されることが多いサービスです。アクセス解析、フォーム、顧客管理などを軸に、段階的にMA活用を進めたい中小企業に向いています。フリー、ライト、スタンダード、プレミアムの4プランが用意されています。(出典:List Finder公式|料金

項目 内容
タイプ メール配信型MA
料金 フリー:初期0円・月額0円、ライト:初期100,000円・月額45,000円、スタンダード:初期100,000円・月額69,000円、プレミアム:初期100,000円・月額92,000円
無料プラン あり
向いている企業 国産ツールを重視する企業、BtoBで段階的に機能を増やしたい企業
注意点 PV数や顧客データ数によって追加料金が発生する場合があります

HubSpot Marketing Hub

HubSpot Marketing Hubは、マーケティングだけでなく、営業や顧客管理まで一体で整えたい企業に向いています。無料プランがあるため、小規模で試しやすい一方で、本格運用では上位プランや導入支援費用も視野に入れる必要があります。(出典:HubSpot公式|料金

項目 内容
タイプ メール配信型MA/CRM一体型
料金 無料あり、Starterは年額契約で1,080円/月/シート、月額契約で2,400円/月/シート
無料プラン あり
向いている企業 マーケティングと営業管理をまとめて整備したい企業
注意点 Professionalは導入支援料金360,000円、Enterpriseは840,000円が別途必要

中小企業におすすめのLINE配信型MAツール

Lステップ

Lステップは、LINE公式アカウントを拡張して配信の自動化やシナリオ配信を行いたい企業に人気のサービスです。フリープランがあるため、小さく始めたい企業にも向いています。ただし、Lステップ自体の費用とは別に、LINE公式アカウント側の料金も必要です。(出典:Lステップ公式|料金

項目 内容
タイプ LINE配信型MA
料金 フリープラン:0円、スタートプラン:5,000円(税込)、スタンダードプラン:21,780円(税込)、プロプラン:32,780円(税込)
無料プラン あり
向いている企業 LINE施策を細かく設計したい企業
注意点 LINE公式アカウントの費用が別途必要。解約は3回課金後から可能

Liny

Linyは、LINEヤフーのTechnology Partner認定実績を持つLINE運用ツールです。タグ付けによるセグメント管理、回答フォーム、予約機能、対応マーク、スタッフ権限管理などが案内されています。料金の詳細は公式サイトでご確認ください。(出典:Liny公式

項目 内容
タイプ LINE配信型MA
料金 個別見積もり(詳細は公式サイトをご確認ください)
無料プラン 公式サイトでは不明
向いている企業 LINE運用の支援体制や実績を重視する企業
特徴 認定パートナー実績、導入社数2,100社以上、継続率98.2%

Ligla

Liglaは、Web行動履歴や購買データを活用しながら、LINE経由のCVや売上向上を狙いたい企業向けのLINEマーケティング自動化サービスです。東証プライム上場のブレインパッドグループが提供しており、「Rtoasterのロジックを活用」したレコメンドエンジンを搭載しています。月間50万通まで無料の独自配信枠(LINE公式アカウントの無料通数とは別枠)があり、導入から配信開始まで約8週間で運用を始められます。料金は要問い合わせです。(出典:Ligla公式Ligla機能紹介

項目 内容
タイプ LINE配信型MA
料金 要問い合わせ
無料プラン なし(無料配信枠として月50万通まで配信無料)
向いている企業 EC、会員、求人、店舗などLINE経由のCV最大化を目指す企業
特徴 Web行動連動、セグメント配信、かご落ち配信、AIチャット、ノーコード運用、無償CSサポート

中小企業がMAツール選びで失敗しないための注意点

  1. メール中心の商材なのに、LINE型だけで選んでしまう
  2. 逆に、ECや会員施策向きの商材なのにメール型だけで考えてしまう
  3. 月額費用だけを見て、初期費用や追加配信費用を見落とす
  4. 現場担当者が使いにくいUIのツールを選ぶ
  5. 導入後の運用フローを決めず、配信が単発で終わる

中小企業では、最初から多機能な運用を目指す必要はありません。むしろ、今すぐ改善したい1つの施策に合うツールを選ぶことが成功の近道です。たとえば、BtoBの商談化ならメール配信型、再来訪や購入促進ならLINE配信型、といった考え方がわかりやすいでしょう。

選び方の結論

BtoBで問い合わせや商談化を伸ばしたいなら、BowNowやList Finder、HubSpotのようなメール配信型が候補です。ECや店舗、会員、予約、採用などで再来訪や購入を促したいなら、Lステップ、Liny、LiglaのようなLINE配信型を優先して検討するのがおすすめです。

迷ったときは「今すぐ改善したい施策」で選ぶ

もし比較しても決めきれない場合は、「資料請求後の追客を整えたい」「かご落ちを減らしたい」「既存顧客の再購入を増やしたい」など、今すぐ改善したい施策を1つ決めてから逆算すると選びやすくなります。中小企業のMA導入では、広く浅くより、狭く深く成果を出すほうが成功しやすいからです。

なお、LINE系ツールを使う場合は、LINE公式アカウント自体の費用も確認しておきましょう。2026年4月時点で、コミュニケーションプランは月額0円(無料メッセージ200通)、ライトプランは月額5,000円(税別・無料メッセージ5,000通)、スタンダードプランは月額15,000円(税別・無料メッセージ30,000通)です。追加メッセージ配信に対応しているのはスタンダードプランのみです。(出典:LINEヤフー for Business|料金プラン

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