国産MAツール比較6選をメール型とLINE型に分けてご紹介

安いMAツールを選ぶなら?メール型とLINE型に分けて比較

安いMAツールを比較したいときは、月額料金だけでなく、どのチャネルで見込み客を育成したいかまでセットで考えることが大切です。LINEマーケティング自動化サービスLigla(リグラ)のカスタマーサクセスチームが、マーケティング初心者の方でも迷わないように、メール配信型とLINE配信型の違い、公開されている料金、向いている企業規模を公式情報ベースでわかりやすく整理します。

なお、価格や機能は2026年4月時点で各公式サイトに掲載されている内容をもとにまとめています。公式サイト上で金額が明示されていない項目は「要問い合わせ」と記載しています。

MAツールには「メール型」と「LINE型」がある

MAツールと聞くとメール配信をイメージしやすいですが、2026年の国内実務では、メール中心のMAとLINE中心のMAを分けて考えたほうが失敗しにくいです。LINEの月間利用者数は1億人以上(2025年12月末時点、LINEヤフー株式会社発表)にのぼり、生活者との接点として非常に強いチャネルです。

種類 主な用途 向いている企業 費用感の見方
メール配信型 メルマガ、フォーム獲得、見込み客育成、スコアリング BtoB、比較検討が長い商材、資料請求型 月額費用に加え、連絡先数やユーザー数で費用が増えやすい
LINE配信型 クーポン配信、リマインド、来店促進、ECの再購入促進 BtoC、店舗、EC、人材、不動産、教育 LINE公式アカウント費用に加え、拡張ツール費用がかかる
ポイント

安いMAツールを探すときほど、最初にメール型かLINE型かを決めることが重要です。ここが曖昧だと、月額が安く見えても、必要な機能が足りずに結局乗り換えコストが発生します。

安いMAツールを選ぶときのチェックポイント

  • 月額料金だけでなく、初期費用・配信通数・登録リード数まで確認する
  • 無料プランがあっても、使いたい自動化機能が含まれているかを見る
  • LINE系は「LINE公式アカウントの料金」と「拡張ツールの料金」を分けて考える
  • 価格が非公開のツールは、サポート込みで高い成果を狙うタイプかどうかを見極める

安さだけで選ぶと失敗しやすいのは、「配信はできるが分析や自動化が足りない」「逆に高機能すぎて使いこなせない」ケースです。初心者の方は、まず無料または低価格で始められるプランから検討し、成果が見えた段階で拡張できるツールを選ぶと安心です。

メール配信型で安いMAツールおすすめ2選

BtoBのリード育成や資料請求後のフォロー、商談化を重視するなら、メール配信型MAが向いています。ここでは、無料または低価格で始められる代表的な2ツールを比較します。

比較項目 BowNow HubSpot Marketing Hub
無料プラン あり(月額0円) あり(月額0円)
有料の入口 スタンダード 月額36,000円(税抜) Starter 月額1,080円/シート(年額)
最低利用期間 有料プランは1年 年額契約あり
強み 国産・シンプル・BtoB特化 CRM・営業連携まで一体化できる
注意点 リード数・PV超過で従量課金あり 上位プランで導入支援費が必須(Professional:360,000円)

1. BowNow

BowNowは、メール型MAを低コストで始めたい企業の有力候補です。フリープランが月額0円、スタンダードプランが月額36,000円(税抜)です。フリープランでも100リード、50,000PVまで試せるため、BtoBでまずMAを触ってみたい企業に向いています。一方で、無料プランは配信数や利用機能に制限があり、有料プランは最低利用期間1年間です。(出典:BowNow公式|料金

BowNowが向く会社

「まずMAを導入してみたい」「高額な初期投資は避けたい」「BtoB向けの基本機能を無理なく回したい」という会社と相性がよいです。

2. HubSpot Marketing Hub

HubSpot Marketing Hubは、無料版から始められ、Starterは年額払いで月額1,080円/シート(月額払いで2,400円/シート)、Professionalは月額96,000円、Enterpriseは月額432,000円です。無料で始めやすい一方、使う人数やマーケティングコンタクト数、上位プランへの拡張で費用は上がりやすいため、最初は安くても、拡張時の総額確認が必須です。メール配信だけでなく、フォーム、広告、レポート、CRM連携までまとめて管理しやすいのが強みです。(出典:HubSpot公式|料金

HubSpotが向く会社

MAを入口にして、将来的にCRMや営業支援まで一元化したい会社に向いています。機能の広がりを重視する場合の有力候補です。

LINE配信型で安いMAツールおすすめ3選

店舗集客、EC、リピート購入、予約促進のように、短い接触を積み重ねて行動を促したい業態ではLINE配信型MAが有力です。LINE系ツールは「LINE公式アカウントの基本料金」+「拡張ツールの料金」の二重構造になるため、合算で総コストを見る必要があります。

まず、LINE公式アカウントの料金を確認しておきましょう。コミュニケーションプランが月額0円(無料メッセージ200通)、ライトプランが月額5,000円(税別・5,000通)、スタンダードプランが月額15,000円(税別・30,000通)です。追加メッセージ配信に対応しているのはスタンダードプランのみで、コミュニケーションプランとライトプランでは上限を超えた追加配信はできません。(出典:LINEヤフー for Business|料金プラン

比較項目 LINE公式アカウント Lステップ Ligla
月額の始めやすさ 0円から 0円から(※別途LINE公式費用) 要問い合わせ(※別途LINE公式費用)
初期費用 0円 0円 要問い合わせ
自動化の深さ 基本機能中心 中〜高(シナリオ配信・タグ管理等) 高(行動連動・AI・レコメンド等)
向いている用途 まず配信を始めたい LINE運用を内製化したい CV重視で高度に運用したい
価格公開 あり あり 要問い合わせ

1. LINE公式アカウント(単体運用)

とにかく低コストでLINE配信を始めたいなら、LINE公式アカウント単体での運用が最もシンプルです。無料のコミュニケーションプランでもメッセージ配信、リッチメニュー、クーポン、ステップ配信など基本機能は一通り使えます。ただし、細かなセグメント配信や行動データ連動の自動化を本格運用したい場合は、拡張ツールの検討が必要になります。

LINE公式アカウントが向くケース

「まずは最低コストでLINE配信を試したい」「友だち数がまだ少ない立ち上げ期」という段階なら、LINE公式アカウント単体から始めるのが現実的です。

2. Lステップ

LINE運用を小さく始めたい企業に人気なのがLステップです。フリープラン0円、スタートプラン5,000円(税込)/月、スタンダードプラン21,780円(税込)/月、プロプラン32,780円(税込)/月で、初期費用は全プラン0円です。注意点は、Lステップの料金とは別にLINE公式アカウントの費用が必要なことです。LINEの自動応答やセグメント配信を比較的低コストで始めたいなら、有力な選択肢です。(出典:Lステップ公式|料金

Lステップが向く会社

「LINE配信の自動化をまず仕組み化したい」「価格の見通しを立てやすいツールがいい」という会社に向いています。

3. Ligla(リグラ)

Liglaは、Web行動履歴や購買データを活用したパーソナライズ配信、リマーケティング、かご落ち配信、AIチャット、データ収集自動化などに強いLINEマーケティング自動化サービスです。東証プライム上場のブレインパッドグループが提供しており、「Rtoasterのロジックを活用」したレコメンドエンジンを搭載しています。月間50万通まで無料の独自配信枠(LINE公式アカウントの無料通数とは別枠)があり、導入から配信開始まで約8週間で運用を始められます。料金は要問い合わせです。(出典:Ligla公式Ligla機能紹介

価格の安さだけで比べるというより、LINEでCVを取りにいくための自動化や支援体制まで含めて比較したい企業向けです。LINEヤフー株式会社認定のTechnology Partnerとしての実績があります。

Liglaが向く会社

「LINEを単なる配信チャネルではなく、顧客行動に合わせた自動コミュニケーション基盤として使いたい」「運用支援も含めてCV改善を進めたい」という会社に向いています。

結局、安いMAツールはどれを選ぶべきか

結論として、最安で始めたいなら、メール型はBowNowのフリープラン、LINE型はLINE公式アカウントのコミュニケーションプランが入り口になります。ただし、実務で成果を出しやすいのは「自社の売り方に合っているか」です。

メール配信型で選ぶなら

  • まず無料で試したいBtoB企業 → BowNow
  • 営業やCRMまで広げたい企業 → HubSpot Marketing Hub

LINE配信型で選ぶなら

  • まずは最低コストでLINE配信を始めたい → LINE公式アカウント
  • LINE自動化を低コストで内製したい → Lステップ
  • LINEで売上や応募などCV改善まで狙いたい → Ligla
ポイント

「安い」だけなら無料プランが有利ですが、実際は配信通数、登録顧客数、サポート有無で総額が変わります。比較時は月額だけでなく、使いたい自動化機能がそのプランに入っているかまで確認しましょう。

よくある質問

Q. 無料プランだけでもMA運用はできますか?

最低限の配信や計測は可能なケースがあります。ただし、シナリオ配信、詳細分析、外部連携などは有料プランでないと不足することが多いです。最初は無料で試し、成果が見えた段階で上位プランへ移る方法が現実的です。

Q. LINE公式アカウントだけでも十分ですか?

配信開始だけなら十分です。ただし、セグメントの細かさや自動化、行動データ連動まで求めるなら、LステップやLiglaのような拡張ツールを比較したほうが運用しやすくなります。

Q. 安いツールを選ぶときに見落としやすい費用は何ですか?

登録リード数超過、PV超過、追加メッセージ費用、導入支援費、ユーザー追加費用です。とくにLINE系はLINE公式アカウント費用と拡張ツール費用の二重構造になりやすいため、合算で見積もる必要があります。

Q. 価格が非公開のツールは避けたほうがよいですか?

必ずしもそうではありません。運用支援や個社要件への対応まで含めて提案するサービスでは、公開価格より個別見積もりのほうが実態に合うことがあります。ただし、比較のしやすさを重視するなら、価格公開ツールを先に見るのがおすすめです。

Q. 迷ったら何から比較すべきですか?

まず「メール中心か、LINE中心か」を決めることです。そのうえで、月額、初期費用、配信量、サポートの有無を横並びにすると、自社に合う安いMAツールを選びやすくなります。

次の記事ではより詳しくMAツールの費用やランニングコストについて解説

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